目的、SKY DIVE。
いやー。人生はなかなか思い通りにいかないことのほうが多いよね。
「1.2.3.GO!笑」と勝手にタイトルをつけて1月23日にオーストラリアの上空からビーチを見ながらスカイダイビングをするぞ!って事だけ決めて、オーストラリア1ヶ月旅に向かった私です。
前日の夜中、空の上から落ちることをイメージしただけで、お腹がキュインって熱くなってアドレナリンが勝手に出てる感覚が何度もあった。
でももう決めたし予約したし逃げる気もない。
ついに当日の朝を迎えた。(寝坊しないか、時間が気になって夜中に何度も何度も起きて寝不足。)
ただ・・・・・・・
「結構な雨降ってるんですけどー。」
事前情報によると、雨天の場合は中止になることも。
いやいや、でも何が起こるかわかんないし、中止の連絡こないし。約束通り早朝の6時20分に待ち合わせ場所に向かう。
「迎えのおっちゃん来たぁあ〜!」
結構な雨だけど、迎えに来てくれたってことは、これはいけるぞ!
ビーチまでバスに揺られること2時間。
到着したけど、雨。雨。雨。
「天気がよくなれば、飛べる可能性もあります」と言われ、待つことに。
待っている間、やることなさすぎて隣のカフェに入り、むちゃくちゃBIGサイズのベーコンエッグトーストを食べる。(このあと飛ぶかもしれんのに何しとるんですか?)
9時から12時まで待ったけど・・・
結果、中止。
トボトボ歩いてまたバスに乗り込み、ケアンズへ向かう。
この旅で一番の目的だったのにー。神様はやめとけと言ってるのか?それとも本当に覚悟があるのか(あるんだったらどんな方法でもタイミングとチャンスをみつけて行動するだろう)と試されているのか?
正直、こわいからこのまま諦める(ラッキー♪)という道もあったけど、飛ばないという道を選んで一生後悔するほうが私にはよっぽどこわくて、諦めることができないので、旅中に必ず飛べるよう、プランを練り直そう。と思った。
帰ってきてからプランを練る予定が、疲れて眠ってしまった。
夕方起きて、散歩でも行こうと準備してたら、どこかの島のツアーから帰ってきて、仲良くなった日本人のTakutoと散歩へ行くことに。
まったく知らなかった人と友達になり、景色やごはんやお酒を一緒に楽しむ。
「今日飛べなかったけど、日本に帰るまでに絶対飛ぶ〜!」
一人心の中で誓ってるより、この言葉を声にして人に聞いてもらったほうが、確実に力が湧く気がする。聞いてくれてありがとう。
1ヶ月の間のどこかでまたチャレンジしようと考えていたけど、旅のスケジュールをざっくりと考えた結果、明後日しかない!と判断し、次の日には、再度、スカイダイブの予約を申し込んでた。(早。
そして2日後の1月25日。
この日も雨の予報で、向かう道中はザーザー降っていたけど、空を飛ぶ頃の時間になると止んだ。奇跡。
そしてあっさり飛べた!!!え、たのし!!!!
高いところ嫌いなのに、私でも飛べた理由を考えてみた。
そしたら2つのポイントを発見。
①「固定観念にとらわれない」
ウィキペディア先生によると、「固定観念」とは、「心の中にこり固まっていて、他人の意見や周囲の状況によって変わることのないような、その人の思考や行動を規定するような考え」のこと。
もともと「高いところはこわい」と思っていた。でも待てよ、なぜこわいのか?それは、「万が一落ちた場合、自分の意志ではどうにもできない=最悪の場合死ぬ可能性がある」と考えていたからだと気づく。
だから、危険になるシーンを避けようとする。でもよく考えてみて。人間でも動物でも、生きてて怪我や病気をすることはあるし、交通事故を起こして亡くなる可能性もある。1時間後いや1分後に生きていられる「保証」なんて、どこにもない。そもそも落ちたら死ぬかもみたいなイメージって、自分がこの瞬間つくりだした妄想じゃね?
だったら今やりたいことやって後悔しない人生を選んだほうがよくない?
②「執着を手放す」
もし着地に失敗して命を失ったとしたら、死に方ダサいって笑われるかな。そんな考えが頭をよぎった。でも、やりたいことに挑戦した結果亡くなるんであれば、私は納得。全く恥ずかしくなくね?それさえも運命として受けとめられるよ。だってたくさんの家族や友達や職場の仲間たちが自分のこと大切にしてくれて、自分が選んで挑戦してて、なんの心残りがある?
やりたいことはそりゃまだまだたくさんあるけど、そのやりたいことの1つに今から挑むんだぞ?そして何より、ネガティブ危険予測より実際に自分の目でこの世の美しい景色が見てみたい〜!!!
ただそのワクワクが原動力となった。
自分がどう考えるか、何をするかを選ぶのはすべて自分なわけで。
選んだからには、ただただその状況を自分が一番楽しもう。
そんなことを学んだ人生初のSKY DIVEでした。
追伸。もう一度やる?と言われたら、、よろこんで♡