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“3人” でいること

目の前に座っている、女性3人組。
大学生か社会人一年目か、どこか初々しさがある3人組が目の前にいる。
3人ともベージュ系の服を着ていて、髪は短い。
センスというか、感覚というか、そういうのが合うのだろう。

3人で話していたり、2人で話していても、1人は寂しいわけでもなく、それが当たり前のような振る舞い。

私は3人組でいることの難しさを知ってる。
学校で「2人組」の課題があるときは一人あぶれるし、アトラクションも大体2人席。どれだけ仲が良くても、ふとした瞬間に疎外感を感じることもある。
それに、その仲に亀裂が入ると本当にきつい。
1対2という構造は全ての世界から拒絶されているような感覚になる。

でも、良いこともある。
何もない時の心地よさは最高だった。
楽しいことは2倍、3倍になる。一生笑っていられるような感覚。
この感じがあれば、アトラクションで一人になったってなんてことない。

思い返せば、私の周りは私を含めて大体3人構成だった。
吹奏楽で同じパートの同期、部活で仲良い子たち、卒業後も関係が続いたクラスの子たち、専門のイツメン、社会人になっても会う子たち。
私の青春。

3人組って多分バランスが良い。程よい。

全然初対面だし、本当にどうでも良いんだけど、目の前にいた3人組がこれからも仲良くいられますように。

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