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ヨルシカ

音楽には、記憶も思い出も、景色も匂いも染み付いていて
切っても切れないものがある

わたしにとって音楽は生きていくには必要不可欠で、助けてくれたり背中を押してくれるもの





音楽は気持ちに寄り添ってくれるもの。


その時の自分の気分や感情に合わせて曲を選んでその気持ちを高めたり自覚させるのを助けてくれる

好きな曲、好きなアーティストがたくさんあってその中で何を聞くか決める


気分を上げたい時はアップテンポでツービートの乗りやすいバンドを、集中して勉強したい時は落ち着いたインストを、落ち込んでいて励まして欲しい時は歌詞が聞きたくなるシンガーソングライターを。


無意識的にこれが聞きたいな〜と思って選ぶときもあるし、意図的にこれを聞こうかな〜と選ぶときもある


日常の中で音楽聞くならこうやって聞く曲を選ぶことがほとんど

勉強しながら、家事しながら、電車乗りながら、とかの時は何となく好きな曲を選んでるけどきっとその時の聞きたいにはきっと理由があるんだと思う

わたしの場合は、何となく手を動かしていたり体を動かしている時には音楽がないと耐えられなくて、
逆に頭を使って考えている時や、自他問わず人と向き合っているとき、作業でも没頭している時は音楽が必要なくて、というか耳に入ってこなくなる


家でも外でも起きている時間のほとんどは自分から音楽を耳にはしているけれど、





音楽は記憶で思い出。

あれをしていた時によく聞いていた曲、あの人と一緒にいた時に聞いていた曲とか

わたしの感覚的には楽しい記憶よりも、悲しい、暗い記憶に強く結びついてる

受験勉強していた時、いじめられていた時、失恋した時、親と怒られた時、病んでいたとき、入院していた時、他にも色々


その時その音楽と一緒にもがき苦しんでいたわたしがいて、今のわたしがいる


辛いものばかりじゃなくて、努力してキラキラ輝いている思い出だったり、些細な幸せだったり、一緒にいた人の笑顔だったりを想起する時もある


そんな思い出、記憶が曲を聴くと五感全部頭の中に鮮明に蘇ってくる、蘇るというより無理矢理引っ張り出されてくるという感覚

いい記憶ならいいけど嫌だったり辛かったりって記憶を思い出して、凹むのは良くないことのような気がする


この引っ張り出される現象当たり前に全員だと思っていたけれど、共感してくれる人もいればピンときてない感じの人もいて
全員じゃないのか!という最近の気づき


色々記憶が引っ張り出されて、戻りたいとか戻りたくないとか思わされるのがわたしがどうも苦手。


楽しかったあの日あの瞬間に戻りたくなったり、人生の分かれ道を選択し直したくなったり
毎日心が真っ暗で苦しかったあの日には絶対に戻りたくない、二度と味わってやるものかという強い気持ちが押し寄せてきて支配されたり


わたしの中で、だけれど、過去を見て何かを感じることにプラスのイメージがないから過去に入り浸って思い馳せること自体を体が拒否してしまう
今、一緒にいる人を、環境を、景色を、匂いを、音を感じていたいから
「今」を無理矢理摂取して今に気持ちを戻しています


今を見て生きていくことがかっこよくていいことのように思ってしまう、過去に縛られて不安になったり後悔していても
今をがんばって生きるのが健全に、それでいて最も楽しんで生きる方法だと思う

過去を振り返って反省して次に活かすことはきっと必要だし大切だし、できた方がいいけれどわたしにはできない
やり方がわからない


こうなってしまうから、聞けない曲が出てくる、ということ。
好きだったから聞いてたのに過去になるだけで聞けないに変わってしまうのは悲しいな、と思う
きっとまだ好きなのにな


聞けない曲が増えていくなら増やせばいいだけ
だから毎日毎日インプットして隙を増やしていく、いつか聞けなくなるかもしれないけれど




必死にもがいてたら何とかなると信じているから








ヨルシカ

聞けなくなった筆頭のアーティスト。

ファンクラブにも入っている

綺麗な楽器に苦しい歌詞がのっていて大好きだった
ピアノとギターがかっこよくて好きだった


n-bunaの時から聞き漁ってた

20年しか生きていないけれど、その中で1番絶望していた時にずっと聞いていたのがn-bunaでヨルシカ

もうヨルシカを聞くと苦しくてどうしようもなくなるようになった

当時、助かりたくて聞いていたわけではないけれど、どうしようもなく大好きで苦しくて吐きそうなくらい好きだった
劣等感も焦燥感も孤独も、失恋も、失敗も、一緒に

ヨルシカと自分の嫌な過去が照らし合わされて心だけがその時に引き戻される

気持ち悪い感情で性質で感性。



聞けなくなった音楽をいつか、あんなことあったよね〜ってコロコロ笑いながら聴けるようになるといいなと思っています



だから今は好きな音楽を好きなように聞きたい








ありがとう

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