もも

26歳のわたしが、”わたしを諦めずに生きていく”と決めた今日からのおはなし。

もも

26歳のわたしが、”わたしを諦めずに生きていく”と決めた今日からのおはなし。

最近の記事

【2】わたしは、わたしの豊かな感情に殺される。

楽しい、明るい、優しい、嬉しい。 可愛い、素敵、かっこいい。 癒される、幸せ、満たされる。 わたしはなんて、豊かな感情に恵まれているんだろう。 ひとつひとつの小さな感情たちを、いとも簡単に見つけて気付いて、無意識のうちに浴び続けている。 それはきっと、物心がつくよりももっと前から。 わたしがこの世に産み落とされるとき、神様が与えてくれたものなのだと思う。 そしてその神様のお陰で、わたしはたくさんの幸せを享受しながらこの世を生きられる、恵まれた人間だと思う。 わたし

    • 【1】わたしはきっと、わたしを好きになりたい。

      毎日仕事へ行く。 朝の満員電車の中、きっとわたしと同じように「なんとなくの憂鬱さ」を抱えて小さく呼吸をしている人々と。 仕事が終わったら帰る。 「今日もなんとか乗り切った」だなんて、満員電車の中そんな雰囲気を纏って。 ただただ、早く家に帰りたくなる。 「帰宅したら、楽しみにしていた録画番組を観よう」 「そろそろ部屋が散らかってきたから、ちょっとだけ掃除しよう」 「なんだか肩が重いし、今日はゆっくり湯船に浸かろう」 そんなことを頭の片隅で考えると、少しだけワクワクしながら

      • 【0】わたしは今日、世界を変えることにした。

        2024年7月10日。天気は晴れ。 今日というこの日に、わたしは何の思い入れもない。 広い空の下 無数の星に囲まれて、たくさんの人々が生きているその中に、なんの変哲もない26歳のわたしが息をしている。 ”わたしは今日、世界を変えることにした。” それはこの世の中を変えたいだとか、人々に激震を与えるような何かをしたいだとか、そんなたいそうなものではなくて。 むしろ真逆な、この世界に存在しているとてもちっぽけな わたし という人生の世界を、ほんの少しだけ変えてみようと思

      【2】わたしは、わたしの豊かな感情に殺される。