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雑文 #78

くるりが「NOW AND THEN vol.3」のツアー中で、私もツアー中な感じ。

一昨日は、仙台へ。
私は何度も仙台でくるり(とかサンフジンズとか)を観ているが、仙台で私が観た中で一番のライブだったんじゃないだろうか。
くるりのワンマンライブを(ホールではなく)ライブハウスで初めて観たのが仙台darwinで、小箱での魅力に衝撃を受けたことを覚えているが、まあ今回の電力ホールはそれを凌ぐほどの素晴らしさだったことよ。

そんでもって、ここからライブとは関係ないことを書いていく。

ライブの翌日、塩竈に行った。
去年の8月のサンフジンズを観に行ったときに、やはり翌日塩竈に行きお寿司を食べたのだが、まあそのときの感慨が深くてついまた行ってしまったわけだ。
仙台から近いしね。仙石線でコトコトと。
上がりたてのマグロがとても美味しい。

不思議だなぁ、ここの人々は、もちろん知らない人たちなんだけど、お店の人や通りがかりの道を尋ねた人、神社内で案内をしている人、タクシーの運転手さん、など、皆さん感じが良いのです。
お寿司屋さんで居合わせ話した他のお客さんさえ(二度とも)

塩竈での滞在時間は短いが、京都で感じるいい旅夢気分と似たものがある。
私は旅が本当に好きだ。

そうして新幹線に乗り、トランヴェールというJR東日本が出版している座席ポケットに差し込まれている雑誌を開いたら、沢木耕太郎のエッセイで、
「人に縁というものがあるように、場所にも縁というものがある」
といったことが書かれていた。
そう言えば、私も同じ場所を何度も訪れるということをこれまで幾度もしている。
その場所に惹かれて繰り返し訪れていくうちに、愛着が生まれるし、繋がりもできていくのだと沢木耕太郎は言う。

ところで、またNHKスペシャルをかぶりつきで観てしまった。
今回は、福島第一原発の、廃炉問題についてのことだった。
これまで知らなかった(知れなかった)ような内部にも切り込んでいた。
廃炉作業は、途方もないし、恐ろしいし、課題がありすぎるし、でもやらなきゃいけなさすぎる。

その番組で、廃炉に関わっている人が何人か名前入りで出てきたが、私は「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」とやらの理事長の山名元さんというおじさんが気になった。
気になったらググればいいのでそうしたら、そのおじさんは、京都市生まれで東北大学工学部に進み、現在は京都大学教授でもある。

なんで気になったのか、醸し出す雰囲気なのか、重要な役職にあるからなのか、わからない。
いくら何でも私も誰彼構わずググるほど暇ではないし、うーん、何でだろう。でも妙に納得したんだ。

核兵器だけじゃなくて核エネルギーもなくしたらいいと私は非常に単純に思うのですが、なくすことにも相当の労力が要るのだ。
何しろ福一は壊れちゃったから。
普通になくせないのだ。当たり前だけど。

私は東京の妹の家で留守番中で、一人で羽根を伸ばし、猫(3匹)と過ごし、用事などをしつつ、明日明後日はまたくるりのライブ。
その後しばらく東京に滞在。
私は東京にも住んだり住まなかったり、わりと縁がある。

猫にも縁がある。
東京の友達(かなり昔から仲の良い人)に、子猫を二匹拾って、自分が飼えないから飼ってくれない?と言われたのが昨日の朝、すなわち、仙台ライブの翌朝である。

うーむ…
悩んでいるということは…これは……

#猫 #くるり #散文

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