雑文 #224 相撲観戦ちゃんこ堪能

2日まえ、大相撲を観た。
生で観戦するのはじつは初めて。
じつはじつは、私は大相撲ファンだった。
いまはあんまりチェックしてないけれど、熱心に観ていたこともあり、なぜ観に行かなかったのかと言えばやっぱり敷居が高そうだったから。
でもどうして、言っちゃ悪いがいま人気はどん底だろう。チケット取れるだろうし、その上密じゃないだろう。
というわけで、ネットでチケットを取るとき、私は久しぶりに胸がドキドキしたのだった。
緊張と興奮で本当に心臓がどくどく。3,000円台のカジュアルな席をポチるだけなのに。私はこんなにこれを観たかったのか。

とは言え、元は友人に、両国にちゃんこ料理を食べに行こうと誘われたから始まった話だった。
アレ？その日休みじゃん、食事の前に両国散歩でもするか→アレ？いま場所中だけど？でも11月場所は福岡だよね→アレ？でももしかして、コロナ禍で…→あっ！今年は特別両国でやってる！！
みたいな流れで。勢い任せに前日チケット取りました。

2階席はガラガラ。
でも、イベントに、何かを観賞しに行くなんて、なんて久しぶりだ…。
臨場感や高揚感。ピリリとした緊張感。拍手や溜め息、どよめき。
私も思わず小さく声が出てしまう。
大声は出せなかったけれど、どん底人気の中ゆったり観られた。今度は升席で観たい。
（本当は千秋楽までもつれそうだから日曜日また行きたいけど我慢する）

晩秋に東京で本場所なんて、貴重だよ。

その後、ちゃんこ屋さんでは久しぶりの3人だけの同窓会。
前にも行ったお店だけど、前はすごい活気に満ちていたのに、やっぱり寂しげ。
しかも早め早めに終わろうとする。
ちゃんこ鍋はいろんな具材からのお出汁が効いてて絶品でした。

同い年の友人との会話は楽ちん。
いろいろ赦されてる気になれる。
冗談もぽんぽん出てきて、ふざけてばっかり。だいぶ満足できたかな。
馬刺しやマグロのお刺身も美味しかった。
もちろんお酒も。

この翌日に、あんまり会食はいただけない、というムードになっていた。
このお店は、接待などでも使われるようであり（外国人に喜ばれるのだ）、かなり厳しい状況だと想像する。
大相撲だって厳しいよね。
横綱ふたり、大関ふたり、怪我でやすみってなんだよー。
下克上のチャンスだぜ、若手よがんばれ。
ちゃんこ屋さんも居酒屋さんも、バーもライブハウスもミュージシャンも、中小零細企業も、みんながんばるんだ。

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