雑文 #64
しつこいようだがライブの効果はすごい。
と言っても、私は4月はひとつもライブは行けなくて、今日言いたいのはツイキャスで観た小山田壮平くんの演奏のことなんだけども。
ツイキャスの文化は、私にとってはも少し下の世代がやるもの、みたいな感があるが、でもミュージシャンが、とりわけ好きなミュージシャンが、ギター一本持ってリアルタイムで演奏してくれるんだよ。
すごいよ。生々しさ、というか、直に伝わってくるものがあったよ。
最初少し聴きそびれたのだけど、ビートルズの「Nowhere man」演ってて、なんだこりゃすげえ!って熱く(&暑く)なってきたところに、スピッツの「ジュテーム」が来た。
私は魔法にかかったように泣いてしまって、ああなぜこのひとは私をこんなにすぐ泣かせるのだろう。
彼が歌うのを見てると泣きたくなるんだ。
私はここ10年くらい空前の(たぶん赤ん坊以来の)泣き虫なんだけど、今年になって泣くことがなくなり、これは良いことなのではないかと思っていた。
けどそんな私も3月のALのライブでは号泣してしまった。
また今日、同じ人に泣かされた。
「泣き」にもいろいろあると、泣きながら思った。
「ジュテーム」聴いてたときの泣きは、ただはらはらと涙が出てくる泣き。涙の量はすごいけど、苦しくはない。
ところがビートルズの「Yesterday」では、もっと込み上げてくるような、心の奥底から来るような泣きで、涙の量は少ないものの、苦しい。
これはよく、くるりのライブで感動したときに起こる現象だ。
「ジュテーム」のときの泣きが外に放出する泣きなら、「Yesterday」(あるいはくるり)のときの泣きは内に響く泣きだ。
その後、奥田民生の「愛のために」…私は民生作品で「手紙」と「愛のために」がとりわけ好きだ。だからすごくうれしかった。
うれし泣きした。
最後にまたビートルズの「Here, There and Everywhere」
曲の奏でが美しくて切なくて、また「ジュテーム」のときのようなはらはら泣きをした。
https://m.youtube.com/watch?v=iELGhAGwBdc
なんて、どうしてこんなに美しいメロディーなんだろう…
幸せな時間だった。
実はALのライブのチケットを持っていて、昨日手放したんだけど、その代わりになった気分。
でもやっぱりライブ観たい!
音博に呼んでください、くるりさん!
私は大好きなceroより、ハンバートハンバートよりサニーデイ・サービスより、ALが音博で観たい。
あと本日休演も音博で観たい。
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