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雑文 #217 天狗の山

上も下も見ないでただ進んでいたが、ふと気づくと秋が落ちていた。

苦手なことをするのは、苦手な部分の筋肉を使うようなもの。
使い続けるとすぐガタがくる。
一週間脇目をふらずにそこを動かしていたら、ガタがきて二日間寝込んでしまった。
風邪のような症状だったけどたぶんこれは疲れだ。

気力知力体力を使い続けるのも、得意なことなら柔軟に休みつつできるのだが、とにかく苦手な筋肉だ。怪我をしないかハラハラである。
これって、好き嫌い・得意不得意、がもっと曖昧というかバランスの良い人にはない悩みなんだろうなぁ。
しかも私は(たぶん)めっぽう平気な顔して弱い筋肉を使っている。
そうして勝手に気疲れしている。


寝込むよりも、本当は、野山に行きたいしコスモス畑が見たい。花を見て匂いをかいで、木々の色づきを観察し風に吹かれたいのだが、実際は二日間布団の中。
アマゾンプライムで鬼滅の刃を観ていた。
二日間で15話、眠ったり起きたりプレイバックしたりしながら観ていた。
そんなに感情は動かなかったけれど、ずっと観ていられた。
体調が悪いのにずっと観ていられるのは、ある程度おもしろいからなんだろう。

そんでやっぱり天狗が出てきそうな山に行きたいなって思ったのだった。
吐きそうなぐらい行きたいけど、呑み込んで寝てたら朝には回復してた。

#日記 #雑文 #散文 #秋

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