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20200720 占いを外した話:カブ価の件

『あつまれどうぶつの森』というゲーム内に、カブの売買システムがあります。ウリちゃんというイノシシの娘さんが週一で売りに来てくれるカブ(野菜)を買い、つぶきち・まめきちというタヌキの子たちに売るのですが、毎日AMとPMでカブの売却価格が変動するのですよ。要は、売り時に依って損をしたり得をしたりするのですね。カブを買えるのが日曜AM。売れるのは月曜AM~土曜PM。この6日間のどこで売るかを吟味するのが楽しいのです。

先々週、私の島では月曜のAMから水曜PMに亘り、カブ価が下降し続けていました。買値100ベル台後半に対し、売値は水曜PM時点で70ベル台前半。これは大きく損切せねばならないパターンかもしれないと覚悟を決めつつ、ふと魔が差して「カードを引いてみようか……?」と思ったのです。

先日書いた「占いを外した話」の記事にて「抽選とかそういったことに対して占いを持ち出すんじゃないよ」と書いたとおり、私の矜持は本来であれば「タロットを引かない」という形で示さねばならなかったのですが、つい、そう、つい。

こちらはウェイト版タロットの『法皇』というカードです。逆位置で出ています。法皇はその名のとおり法を司るカードであり、ひいては生活におけるルールや、ルールを守るための働き、そのための主導・先導などを示します。

上記のツイートにもあるように、私はこのカードが逆位置で出た瞬間、「大損確定や」と思いました。この度のカブ取引において、法は、ルールは、私を見放した……と受け取ったのですね。「残念だけれども、ルールをもって君に味方することはできない」と言われているような、そんな気持ちになったのです。

しかしながら、翌日木曜PMのカブ価は、予測をよい方向に裏切りまさかの急上昇でした。

マジで?これは期待できるのでは??どうやら金曜PMに賭けるパターンではないか!?!?

そして、金曜PM。

マジで~~~~!!やったぜめっちゃ大きく利益出た~~~!!

こうして、私はまたもタロットの読みを外し、代わりにカブを当てるという状況になったのです。

▼参考:前回の『占いを外した話』

前回同様、占いを外した理由を考えるにあたり、今回は少し角度を変えてみようと思います。

そう、矜持や。今回のテーマは「私の矜持はどこに置けばいい?」のところや。

ここに対して『法皇』逆の意味を当てはめてみると、ものすごくとってもしっくりきますね。私の中のルールを破り、投資や賭けごと、当たりはずれのあるものにタロットを使った私へのお叱り。「あんたがルールを守らんならこっちも答えへんで」……ごめんなさいマジで。

タロットや何やを読むにあたり、本来であれば「どのようなシチュエーションであれ、場に出た要素は読めるし読まねばならない」というこだわりが私の中に存在します。なので、前回の記事では大前提のルールを横っちょに置いといて、「場に出た要素をしっかりと読み込めていなかった」理由を探ったのです。

でもね、やっぱりね。大前提は大前提として尊重せねばならないのだと、この度思い直しました。自分の中であかんと決めたことはあかんのや。それは占いとの、もっと言えばその奥にある神秘との、目に見えない触れられないフシギなナニカとの、契約とも言えるものではないか……

とてもシンプルに、契約の条件を満たさない場合は向こうも答えを返してくれないということは十二分にあると思います。タロットに限らず占い全般、特に卜術は、条件がきれいに揃わねば発動しない領域が恐らくあるのではないかと私は睨んでいる。

そしてその条件がきれいに揃ったとき、占いはとんでもない力を私たちに貸してくれるのではないでしょうか。

その辺の実感があるからこそ、今回の反省点を『矜持』に置いたわけです。やはり占いには真摯に向き合わねばいかんなと反省したわけです。ほんまに。もちろん私の「どのようなシチュエーションであれ、場に出た要素は読めるし読まねばならない」というこだわりも契約の一部なので、これはこれでしっかりと守ってまいります。

そんな感じで、真面目に占いをやっていこうと固く思い直した事件でした。未来の私!忘れんなよ!!

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