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TAZNさんの『#あなたのスター性スプレッド』をお借りした話

TAZNさんという占い師さんがいらっしゃいます。ゾンビタロットというファンキーなタロット一本で占い、幅広くゴリゴリとタロットの世界を掘り進めてはる占い師さんです。

そんなTAZNさん、度々Twitterにて面白いスプレッドを公開してはって、私もときどき遊ばせてもらっています。で、TAZNさんのすごいところはそういう「スプレッドをお借りしました!」というツイートをキメ細かくフォロー(Twitter的な意味ではなく、助けるとか補うとかいう意味の方ね)してくださるところ。今回もすんんんごい数のツイートを、ツイキャスで解読してらしたのです。

そして私も遊ばせていただきました。 #あなたのスター性スプレッド

TAZNさんの解説動画はこちら。

この動画めっちゃおもろいから、タロットに興味のある人は全員見てください。TAZNさん、ほんまにいろいろとありがとうございます。

で、こちらの動画内で私の展開も読んでいただいて、とっても刺激になったので改めてセルフリーディングしてみました。思いの外長くなったので、記録のためにもTwitterのTLからnoteに再編しておきます。

ももねこのスター性について、改めて考えてみる

まずカップ 10 逆。ここはスター性を表現するところ。

TAZNさんはタロットにおける10という数字を「シャンパンタワーのような」と形容してはった。器から溢れ出す要素。(私は普段「最終回後の後日談、次回作への繋ぎ回みたいなもの」と言ったりする)カップの場合は感情のシャンパンタワーやね。

シャンパンを純に楽しむにはグラスに適量を注ぐのが正解なのだけれど、それを超えたところに「シャンパンタワー」という”本体そのものの機能・性能”から溢れだしたモノが生まれる。謂わば余剰で過剰。(+ベツモノへの進化の予感)

カップのスートでは、この10という数字において明るく幸福な様子が描かれているので、平和な余剰です。

カップ 9で描かれる「満足」は、飽くまでも個人が満ち足りた姿で描かれるものであります。(おっさんがずらっと並べたカップの前でどーーーんと満足気に座ってる絵のカードな)でもって個人の満足を超えた先、カップ 10のカードではコミュニティが描かれる。それも同年代での構成ではなく、2世代での構成。愛や絆など、エモーショナルで瑞々しい繋がりは、個人の満足を得た後に、横に縦にと紡がれていく……

の、逆。私はこれを構成しないスター。

シャンパンタワーのように豊かに溢れた感情を、愛や絆というかたちで表現されるコミュニティには“属さない”。既に完成し盛り上がり代を重ねて育ってきた場では輝かない。ハ〇プロやA〇Bやジャ〇ーズではない。頼む、事務所に入ってくれ。一人で戦うには修羅の道すぎる。でも、入らない。

ここには、スター性を育むもの:ソード 4 逆が絡んでおる。(この部分、TAZNさんと読む順前後します)ソード 4を安定した思考として捉えると、スキーム化された手立てやセオリー的なものがスター性を育む。事務所に例えると「新人はこうやって顔を売る」みたいな、思考の結晶のような“やり方”ね。

が、ここではそれが逆位置なのだ。私のスター性はこれでは育まれない。セオリーを疑い、スキームを逸脱し、そこから動こうとする。……あの、そういうことは売れてからやってもらっていいですか??とりあえず事務所に入って業界のやり方を学んでもらっていいですか??いきなりひっくり返るんじゃないよ。

まぁ私もそこそこ社会人経験を積んでいる年齢なので、セオリーもスキームも学んできたと仮定しましょう。「今」!展開したからこの並びなんだものね。私のスター性を育むものは、既存の思考を一旦留めてまた揺り起こす意識、と表現しましょうか。常に次世代アイドルを意識して活動しなくちゃ。

そして3枚目、みんなへの影響:ペンタクル 10。私というスターを支えてくれるファンを感情や絆ではまとめず、それが故にファンクラブは作らず、感情の交流に線を引き、それが故に接触イベントは一切なく、その結果、「俺はももねこの実力と実績を愛しているんだ」というストイックファンたちが生まれます。

そしてあわよくば、「ももねこの新作とかライブとかめっちゃ良かったから俺もマジで頑張ろう」という刺激になればいいよね。例えば、応援したいから支えたいから頑張ろう、握手券のために頑張ろう、人気になってほしいから頑張ろう、ではなくて、「ももねこが強いから俺も強くいるんだ、そのために、自分の実績のために頑張ろう」って思ってほしい。そういうアイドルです。

新作をリリースすればアレンジ動画や歌ってみた踊ってみた演奏してみたがYouTubeなどの動画サイトに溢れ、作品やライブなどの活動から着想を得た小説やイラストやその他もろもろの作品がいたるところで発表され、議論も批評も感想も星の数ほど生まれ、気づけばファン各々のあらゆる場面に影響を及ぼし、人生という名の壮大なタペストリーとなり、そして最後はみんな「俺の人生、めちゃくちゃ充実してた……」って死ねばいい。

さらにここから!「秘められたスター性」の読み方へ。

スター性を示すカードが逆位置の場合はこんな風にも読めるよとTAZNさんが提示してくださった「秘められたスター性」という観点。こちらではスター性を示すカップ 10 逆は正位置となり「感情的なコミュニティへの所属」を示し、そして逆位置となったペンタクル 10は「実績や利益での縛りが解けたコミュニティ」として表現される。それらを育てるのはソード 4、逆位置から正位置になった状態。これは安定した思考であり、セオリーであり、スキームである。ここに属す。

先程書いたストーリーを、少し角度を変えて見るとこれがきれいに当てはまるのよね。

ももねこにスター性を感じ自ずと集まり生き残った人たちが自ずとコミュニティをつくる。そこには利益は発生しないし、義務も発生しない。公式のファンクラブじゃないからコミュニティとしての実績も積みあがらない。ただただ同じものが好きという感情だけで繋がるコミュニティになる。

そしてそこでのスターは、まぎれもなく私です。

先程ストレートに読んだ際の「感情との距離の置き方」を守りながら、感情の交流をベースに成熟し成立したコミュニティに、そのコミュニティ内でのスターとして、ゆるやかにしかし確実に属すことができる。

また、逆位置となったペンタクル 10「実績や利益での縛りが解けたコミュニティ」は、「ファンアートや批評・感想などは、公に利益を目的にするものではない」という旨を明示する、と読める。飽くまでも、カップ 10を基にした物理的表現。所謂同人活動ですね。私も自分の権利関係にとやかく言わず、こういったコミュニティの在り方を是とするわけです。

それらを育てるのはソード 4。安定した思考、セオリーであり、スキーム。同人活動にはルールが要るやろ。な。みんなの愛が望まぬ混乱と争いを生まないよう、私自ら二次創作およびファンアートのガイドラインをご用意しましょう。みんなで楽しく、私が敷いた土台の上に落ち着いて、私というコンテンツに酔いしれてください。

ももねこはタロットを通し、スプレッドを通し、スターとして輝いた

はい、こんな感じで!TAZNさんからいただいたエッセンスから、ガンガン勝手に読みました。TAZNさんのリーディングはね、とても面白くてとても刺激になるので、タロット界隈の人はぜひ見よう。前編は既にアーカイブにあって、後編は明日配信だそうです。楽しみだね!詳細はTAZNさんのアカウントにて案内されるので、今のうちにフォローしとこ。

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