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アルナーチャラ滞在記③

アルナーチャラについて3日目。

この辺から記憶が怪しいのですが、思い出せる範囲で書いていきたいと思います。

確か3日目は生理になりました。
日本から持っていった生理用品が少なくて、荷物を減らすの頑張りすぎの自分をちょっと恨みました。

アシュラム前のスーパーマーケットにも生理用品は売っています。
でも日本のものが品質が良いので、持って行った方がよかったです。
インドの物はあまり肌触りが良くなかったので、持って行ったタオルハンカチを布ナプキン代わりに使ったりしました。



スーパーマーケットは他にもなんでも売ってました。
ハサミやタオル、ヘアピンも購入したし、調味料、お菓子、紅茶、アーユルヴェーダのオイルや歯磨き粉も。
歯磨き粉は日本で買うよりだいぶ安くて、お土産用にもたくさん買いました。
とてもいい匂いの線香もここで買いました。

どの日だったかは忘れたのですが、クラウドファンディングに支援してくださった方へのリターンで、サンクスレターも現地から出すことになっていたので、現地で書いて出しました。

郵便局の場所も着いた日にシリウスさんに聞いていたのですが、脳のキャパオーバーにより削除されていました。

アシュラムを出てガネーシャを左。

それだけ。
すぐ近くだったような気がしたのに、歩いても歩いても着きません。
おかしいなと思って、近くにいたオートリキシャのお兄さんに訊ねました。
するととても丁寧に、ゆっくり喋って教えてくれました。
「ポストオフィス、ベリースモール」
と言って私の来た道を指差しながら。

郵便局が小さくて見落としていたのですね。

壁の絵が可愛い

後でシリウスさんにこの話をすると、ぼったくりの人ならその近い距離でもオートリキシャに乗れと言われてお金を取られただろうから、よかったですねと言われました。

なるほど。
とてもいいお兄さんだったのか。
ありがとう。

他にもクラウドファンディングのリターンのお土産を買いに、近くのフェアトレードのお店で買い物をしました。

600ルピーを60ルピーと見間違えて、安い!と爆買いしたらレジでお金が足りなくなりました。
あとで両替して持ってくるから置いといてくださいという英語が出てこず、どうしようと思っていたら、お店に入ってきた他のお客さんにお店の方が言いました。

「キャンユースピークチャイニーズ?」

お客さんは
「ノー!」
と言ってましたが、私も心の中で
「ミートゥー。」
と言ってました。

そうこうしていたら、クレジットカードのカードリーダーがレジにあることに気づいて、カードで払って無事にお買い物できました。


アシュラム前の道路


ひとりでスカンダアシュラムに行って、お掃除の女性と少し話したり、カナから来た若い女の子と話したり、少しずつ英語が出てくるようにはなってきました。
「ハロー」
の語尾が自然と上がっていきました。

ヴィルパークシャーケーヴに行ったら、たまたまその瞬間誰も居なくなり1人になって、とてつもないエネルギーを感じたり、道を間違えてたら若い男の子たちの集団がそっちじゃないよ!と教えてくれたり、山の中でサドゥーに連れて行かれて勝手にプージャを始められてお金を請求されたり、良いことも変なこともありながら、楽しく過ごしてました。

途中で何人か日本人の方も来られました。バスで何時間もかけてやってきた目がくりくりの若くて可愛いお姉さん、その当時インド在住だったご夫妻。
皆さま素敵な方で、ご夫妻のお部屋にも遊びに行かせていただきました。
奥様も旦那様もお話が上手で面白くて、どのお話も本当に楽しくて、ずっとお話していたくなりました。

アシュラムの近くにあるシャンティカフェに連れて行ってもらったり、アシュラム前のコーヒーショップに連れて行ってもらったり、すごく楽しい時間をたくさん過ごさせていただきました。

そうそう、私はインド滞在中に全くお腹を壊しませんでした。
念のためシリウスさんに行く前に聞いていたのですが、インドの腹痛には正露丸は効かないと・・・

何を食べても飲んでも大丈夫でした。
お水はお部屋の外に汲み放題のウォータークーラーがあり、そこで水筒に汲んで持ち歩いてました。

アルナーチャラはとても歩きやすい山です。すべすべした岩がスカンダアシュラムに行くまであって、裸足でその岩を踏むのはとても心地良かったです。
たった1人の帰依者の方が、その道を整える作業を全部行ったと知ったのは、昨年のことです。アシュラム発行のニュースレターで知って、とても感動しました。

色んな場所で瞑想しましたが、オールドホールがいちばん好きでした。

同じくらいサマディホールでアクシャラマナマーライを聴くのもとても好きでした。
シリウスさんに私も一緒に歌いたいと言うと、適当に合わせておけばいいんですよと言いながらも、一冊の本を譲ってくださいました。
その本はバガヴァーンの直筆が印刷されていて、さらにアクシャラマナマーライの歌詞(?)と柳田先生の日本語訳が書いてあって、とても嬉しかったです。

アルナーチャラの絵も、お顔の周りの文字もバガヴァーンの書かれたもの 

色々お買い物しましたが、この本がいちばんのお宝でした。

アシュラムの前にはお花屋さんがいて、そこで買ったお花を髪に着けている人がたくさんいて、私も真似して買いました。
髪が短かったので、耳に挟んだりしていました。

アシュラムで毎日会う女の子がいて、会うと会話をするようになっていました。
私が髪にお花をつけていると指を指していいねという仕草をしてくれたので
「可愛いじゃろ。」と岡山弁で答えたり。
言葉だけに頼らない通じるものが確かにありました。


この辺りは日にちは順不同に、覚えていることを書いています。

他にも一緒に写真を撮ったらお金を請求された小さな男の子たちや、アシュラムの周りにいた乞食さんたち。
頼んでないのに案内してくれたお兄さんも、お腹が空いているアピールでお金を請求してきたり。

日本では遭遇したことがない出来事なので、どうしたらいいかわからずに、全部「ノーマネー!」で通してしまいました。
今となっては、アシュラムの外なら寄付してよかったのではと思います。
私もクラウドファンディングでここまで来たけど、それはお金がないからではなかったのですが、色々と突きつけられた出来事でしたし。
かと言って、どこまでそれに応えたらいいか正解はなく、そういう体験も全部ありがたいと感じています。


さて、滞在5日目にはいよいよギリプラダクシナです。

この日にしましょうとシリウスさんと決めてから、実はずっとその日が来るのを怯えていました。
歩けるかな、14キロも。
日本では5キロが限界だった自分が。

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