見出し画像

フリーランスの実態 #3「不安になることはないの?」

こんにちは!フリーランスライターの、やまももです。
この「フリーランスの実態」シリーズは、2012年頃からフリーランスとして働いている私が、「フリーランスはどんな生き方をしているのか?」をお届けするコンテンツです。

▼シリーズの記事はこちらから

実際のところ、「フリーランス」とはいっても、仕事のスタイルや価値観などは一人ひとり異なります。ですから「フリーランスといえば絶対にこうだ!」と言い切ることはできません。

ただ、「フリーランスに興味はあるものの、実際やっていけるかな…」などモヤっとしている人には、教科書的なメリット・デメリットだけではない、なるべくリアルな声を知ってもらえたらなと思っています。

私は、自身の経験から得たこと・感じたことも含めながら、「フリーランスとしてこんな生活しています。こういう魅力・苦労があります」という話を、なるべく率直にお伝えしたいと考えています。

さて、本日のテーマは「フリーランスとしてやっていくことに不安はないの?」です。

結論をいえば、フリーランスに不安は付きものです(笑)。もちろん、私も不安を感じたことは何度もあります。
ただ、不安があってもまあ大丈夫!ということをまずはお伝えした上で、本編に入っていきますね。



フリーランスが抱える不安の正体とは

フリーランスの不安とはなんでしょうか?
細かく見ていけばいろいろ挙げられるでしょうが、ここではざっくりと、3つ挙げてみます。

■仕事がなくなるかもしれない不安(収入の不安を含む)

一番は、やはりこれじゃないかなと思います。「いつ仕事がなくなってしまうのか(いつお金が入らなくなってしまうのか)」という不安は、きっと多くのフリーランスの人が一度は感じたことがあるはず。

たとえ「今」は順調であっても、1週間後、1か月後にどうなるか…自分では予測しきれません。
また、クライアントワーク中心でやっていると、クライアントの都合で突然プロジェクトが終了になったり、予算が大幅にカットされて自分の収入に影響したりすることもあります(だから、そのリスクを減らすために、さまざまな仕事を手元に持っておくことは大事)。

フリーランスは決まったお給料がもらえるわけではなく、自分が携わった仕事の内容や量によっても収入が大きく変動します。
なので、私は仕事がなくなっちゃったらどうしよう…という不安感みたいなものは、どれだけ順調なときでも、頭のどこかにはずっと存在している感じです。

また、フリーランスの場合、新しい仕事は「自分の行動」によってつくっていかなければなりませんん。

もちろん、ある程度経験を積めば、クライアント側から仕事の依頼が途切れずに入ることもあるでしょう。ただ、それも絶対とはいえませんから、今後どうしていくべきか、常に少し先のことも自分で考えて行動する必要があります。

会社員のように、とりあえず出社すれば役割・業務が与えられるわけではないので、それはフリーランスの大変な一面だなと感じます。

元気なときはいいのですが、うまくいかないことが続いたり、体調が悪かったりなどで落ち込みがちなときは、なかなかパワフルに行動するのが難しいんですよね…。

■先のことが見えない不安

先のことが見えづらいという点も、フリーランスが抱えがちな不安ではないでしょうか。

会社にいれば、ある程度、周りの人(先輩・上司など)の姿を見ながらキャリアパスをイメージすることができるはず。
将来を考えてモヤっとすることはあるかもしれませんが、会社が“大変な事態”にならない限り、そのままずっと働き続けることは、たいていの場合は可能だと思います。

でも、フリーランスは一人ひとりがいつも個人として、しっかり地に足をつけて生きていかないといけません。

今は世の中の流れも非常に速いですし、「自分がこの先どうなっていくのだろう…この仕事で本当に10年、20年…とやっていけるのか?」みたいな思いに駆られるのも無理はないかなあという気がしています。

■健康面や体力面についての不安

フリーランスが働きすぎて心身に不調をきたす…という話も、わりとよく聞く話です。

フリーランスには、会社のような「営業時間」や「定休日」の概念がありません。そのため、自分自身でいつ働くか、いつ休むかを決めないと、ずーっと働き続けてしまうことも。

実際、フリーランスが仕事量を増やそうと思うと、自分のキャパを超える仕事を引き受けて、休むことなく徹夜を続けてなんとかこなす…といったこともできちゃうんですよね。
無理な働き方は若いときはまだよくても、年齢を重ねてくるとちょっとずつ体に影響が出て、不安が募ってくるんじゃないかと思います。

フリーランスは一度大病を患ってしまうと、まったく仕事ができなくなってしまうかもしれません。そうなれば、もちろん収入も得られません。ですから、健康維持の意識を持つことは、とても大事だと思います。

ただ、私自身はフリーランスになった当初から「いつ働く、いつ休む」については厳密に定めてきませんでした。というのも「時間や曜日をあまり意識せず、その時々の仕事の状況に応じて柔軟に動きたい!」というのが理想だったからです。
収入面をある程度の水準で安定させつつ、理想のライフスタイルを実現するにはどうすればいいか?をよく考えていました。

そして、無理はしないように気をつけました。規則正しい生活はわりと好きなので、ちゃんと夜に寝て、朝には起きる。そして、疲れてきたら休みもとる。そこそこ健康的な過ごし方をしてきたかなあとは思っています。

とはいえ、自分だってこの先どうなるかわかりません。
いくら健康的な生活を心がけても、もし仕事ができなくなったらどうしよう…という不安は、ずっとどこかに抱えています。

不安はどうやって解消すればいいのだろう?

「フリーランスの不安」についてWeb検索すると、ここで挙げたこと以外にも、もうそれはそれはたくさんの不安事が出てきますよね。

フリーランスには、いろんな不安が付きまといます。
でも、どんな働き方や生活をするにしても、何かしらの不安は生まれるものなのではないかなとも思います。
その不安に自分が耐えられるか、耐えられないか(合うか合わないか)は、結局やってみないとわからないんですよね。

私自身は、いろいろな不安はありつつも、その不安以上に、フリーランスがやりたい!続けたい!と思える生き方だったからこそ、ずっと続けてきたのだろうなと思っています。

なので、とにかくやってみたいのならば一度はチャレンジしてみることを、おすすめしたいです。多くの人が「不安です」と言っている話も、いざやってみたら、意外と大したことないなと感じられるかもしれません。

でも、もし不安になってしまったときにどうすればいいのでしょうか?
不安の内容や状況によって具体的な話は変わってくるはずですが、私は「行動すること」が、ひとつの解決策になるのではないかと思います。

というのも、ある問題にぶつかって動けなくなったときに「どうすればいいんだろう…」と頭の中だけでずっともがいている瞬間が、一番苦しいと思うんです。

たとえば、不安になったら、ちょっとでも何か別の行動をしてみる。別のアプローチや習慣を取り入れてみるなど。
そうすると、新たな気づきや考えが生まれることが、個人的には結構あったように感じます。
それですぐ解決するかはわかりませんが、その後は決めた方向へ真っすぐ進むのも、戻るのも、あるいは別の道を探すためにまた動くのもありかなと。

そして、どうしても無理だなと思ったら「やめる」という決断や選択することも、大事な行動のひとつだと思っています。

おわりに

フリーランスは不安がゼロだなんていったら嘘になるのですが、私自身の感覚では、不安もふわっと受け入れながら過ごしているイメージです。

会社員経験がある自分としては、会社員のときは、会社員としての別の不安やストレスがありました。
それと比較したときに「自分にはフリーランスのほうが合っているな」という実感を持っています。

会社員とフリーランスでどんな点が違うと感じているかについては、また別の機会にまとめてみようと思います。
お読みいただきありがとうございました!

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?