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下げ札をなくしたアパレルブランド

下げ札って必要だろうか?

下げ札作りの気が進まない

服作りが進むにつれ、タグなどの付属品を決めなければならず、どんなものにしようか、そもそも必要性からぐるぐる考えています。

わたしの場合、無心で切って捨ててしまいます。

いつもハサミで切るのも面倒で、資源も無駄なので、なくてもいいんじゃないかと内心思っていました。

内情としても、下げ札を作るのにも数十円かかります。わずかでも手間と人件費がかかります。工場で手作業でつけられているのです。

無駄な仕事はできる限り排除し、工場の負担を軽くすべきだと考えています。

下げ札の役割

ブランド、商品名や値段の表示です。

店舗を構えるなら必要ですが、エースはオンライン販売のみ。購入済みのお客様に届ける際には、ショップ袋などにブランドマークをしっかり入れるので、下げ札でブランドを再表示する必要はありません。規模的にも、まだバーコードも不要です。

その分少しでも安くなったり、繰り返し使えるショップバッグがもらえる方が個人的には嬉しいです。

商品の取り扱いの注意事項など、記載が必要な事項は、シールに印字し、OPPに貼るなどすればクリアできると思っています。

なんでそんなに「下げ札」にこだわるのか?

ブランディングのためには、もちろんあるに越したことはありません。

限界までコストを下げたい

という想いがあるのです。重要度が低いものは10円単位で削りたいのです。

ACEANDRAREはリーズナブルな価格で提供することを目指します。品質の高いものを小ロット、かつ、低価格で販売する。かなり矛盾したことをやる異端児なのです。高品質なものは、値段が高いからです。やってくれる工場を探すことも至難の業です。

ZARAやユニクロがなぜあの値段で販売できるか?販売量が多いからです。あの値段でも数量が多いので成り立つのです。

エースのブランドコンセプトは、業界内の方にお話ししても無茶だと言われることも多いです。普通にやったら無理かもしれません。なので、常識を疑う。いらないものはなくす。そんなマインドを持っています。

下げ札など、本来なら何も考えずにつけるのでしょうが、ひとつひとつ、考えながら仕事をすることが大切だと思います。

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