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ピーターの法則から学ぶ 有能な人が活躍し続けるためには?

こんにちは。
株式会社signの藤井桃子です。

ピーターの法則というのをご存知ですか?
先日、様々な人のコラボレートを実現するソーシャルビジネスコミュニティ・ワクセルの主宰であり、投資家としても活躍されている嶋村吉洋さんの講演会にて聞いたものです。
とても興味深い内容だったので、今日はそれについて書きたいと思います。

ピーターの法則とは?

ピーターの法則とは、アメリカの教育学者ローレンス・J・ピーターが提唱した組織集団における法則で、以下の主張をしています。

・組織の中で、人は自身の能力の限界まで昇進する
・昇進した人材は高いレベルの仕事に従事することで、能力を無能化していく
・最終的には、組織全体が無能な人材集団と化してしまう

無能になるとはどういうことなのでしょうか。
例えば、有能な人は力を発揮してどんどん出世しますが、前の役職と求められる能力が異なったときに無力化したり、仕事内容が同一だっとしても求められる基準が引き上がったことにより活躍できなくなるということです。
そして、そのポジションで昇進が止まってしまうため、組織は最終的に無能化してしまうということなのです。
恐ろしい内容ですよね。

ピーターの法則を回避するためには?

組織の無能化を回避するためには、事前に対策を講じておくことが必要です。
私が考える対策は以下の2つ。

思い切って降格させる

降格という言葉を使うとイメージが悪いかもしれませんが、言い方を変えると思い切って適材適所を行うことなんです。
私は適材適所をとても大事にしています。
変に出世をして仕事ができなくなるよりも、最も能力を発揮できる役職・仕事内容で活躍することの方が、その人の人生にとって断然プラスであると考えています。
なので、異動になったとしてもその人の自尊心を損なわない形で仕事を続けられるように、適材適所を常に実施するという組織の文化を作ることがとても大事です。

私も各事業の中で、常に適材適所に人が配置されていて、仕事が円滑に回っているかを気にしていますし、うまく回っていないなと感じると、組織編成を変えることが多々あります。
それによって、組織のメンバーが最も力を発揮できるようにするのです。

能力を向上させる機会を提供する

有能な人材が昇進後に仕事の内容が変わって、今までの力を発揮できな行くなったとしても、その都度新たなスキルを身につけられる機会があれば、無能化は回避することができます。
多くの場合、有能な人は、努力をし続けてきたが故に能力が高いので、きちんと能力を向上させる機会を設ければ、さらに有能になっていく可能性があります。
なので、場を整えて提供すれば、さらに強い組織となっていくでしょう。

まとめ

最終的に組織全体が無能化するという、恐ろしいピーターの法則は、多くの組織で発生している課題です。
しかし、ちゃんと対策を講じていけば防げる内容でもあります。
私も一経営者として、組織内で有能な人が活躍し続けられる環境を常に作り続けられるよう精進してきます。


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