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74歳・抑うつ気味の母といつまでも仲良く話していたい。

さて、ご存知ない方も多いと思いますが、先月は夫がうつ気味で突然有給休暇を消費した我が家。その後、夫は火曜日〜金曜日までお休みし、オンラインゲームや映画鑑賞で心のモヤモヤをなんとかリセットできたようで、翌週から出勤しました。

相変わらず仕事は多忙な様子で、就業後は疲れのたまった顔をしてますが、毎日リモートワーク、たま〜に出社をして、なんとか業務をこなしています。

とりあえず、ホッとしました。

さて、タイトルの通り、実母(74)も長らくうつ病を患っており、はやいもので20年になります。

皆様もご存知の通り、うつ症状といっても、日常生活をおくれる人から入院生活が長い人まで症状は様々かと思いますので、あくまで母の症状は一例としてご一読下さいませ。

母はかれこれ10年以上、都内近郊の一軒家で一人暮らしをしています。
10年前には足の大怪我が原因で精神科に一時期入院していましたが、今はヘルパーさんやご近所のお友達に買い物や調理を一部支援頂きながら、一人暮らしを続けています。

以前は桃子達の夫婦間で実家の近くへ転居する話もあったのですが、諸事情あって話は頓挫しました。母はかなり気落ちしていましたが、致し方ないと今は気持ちを切り替えてくれています。

さて、常々精神的に不安定な母ですが、快調な時期は都内の我が家にちょこっと遊びに来たり、娘の運動会を少し見学したりして、孫との交流を楽しむこともあります。

そんな幸せな日々もありましたが、1ヶ月前からまたいつも通り不安症状が出てきてしまいました。

本人曰く、不安症状とは「この先どうなるか、大変な事になるんじゃないかという考えが頭から離れず、耐えず落ち着かない不安定な気持ち」の事のようです。

「なんだ、そんなことか。」と私はつい感じてしまうのですが、日がな一日自宅で独り過ごす母にとって、何気ない不安は得体のしれぬ恐怖や悲壮感に常々変化していくのかもしれません。

そんな母親をみて、私はなんと思うか。
まぁ本当に酷い話なのですが、「あぁ、またか。本当に毎年同じことを、同じ感情を繰り返してるな」と呆れてしまうのです。

もちろん、同情はします。
ただ無慈悲な私の心は、弱くて頼りなく、心の脆い母をまだ許せていない。真夏から初秋に不安症状やうつ症状を繰り返す実の母を心から支えられていない。

高齢者の一人暮らしは心配なので、仕事の合間や休日に電話で様子を聞いたり、たまに実家に顔を出したりしますが、いつも変わらない母に、長々と説教をしてしまう。
自分の心の狭さを情けなく思いながら、母との会話を終えるのです。

ただ、そんな母はシングルマザーとして必死に私を育てあげてくれた唯一無二の人。
それは心の底から感謝しています。

だから、私は「いつまでも仲良く話していたい」のです。説教ではなく他愛のない話を、笑いのある話題を語り合っていたい。本当は毎日励ましてあげたい。
矛盾した感情がもつれたり解けたりしながら、共存しております。

30代半ばなのに、まだまだ親との関係性を完全に構築できない桃子ですが、少なくともこれからは、仲良く話していたい。と願います。

案の定、薄暗い話になってしまいました。(笑)
次回は皆様に少しでも明るい話題を提供したいと思います。

本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。明日も良き日になりますように。





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