ももきち@元不登校児の元小学校教員

広島生まれ、広島育ちの北海道人。令和4年度末まで小学校教員を10年勤める。10年のうち…

ももきち@元不登校児の元小学校教員

広島生まれ、広島育ちの北海道人。令和4年度末まで小学校教員を10年勤める。10年のうち、7年間は高学年担任… 元中学校不登校児。 研究主任やICT機器の活用リーダーもやりました。 不登校時代のことや現代の教育について思うことを書き綴っていきます。 Xへのリンクもあり〼。

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  • 私の不登校体験記

    中学校時代、バリバリの不登校児だった私がいかにして小学校教員になったかをまとめています。お時間のあるときにお読みいただけたら嬉しいです。

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まずはここから。人生の解体~不登校時代~

私は現在小学校教員をしていますが、元バリバリの不登校児でした。 中学校3年間、ろくすっぽ学校に行っていません。(欠席日数は400を越え、登校したことの方が珍しいほどに。) その生活はまさに「昼夜逆転」という言葉がぴったりと当てはまるほど。 深夜までゲームをし、めざましテレビかズームインを見て寝る・・・という 一足早い大学生のような人生を謳歌していました。 不登校になったきっかけは今考えると些細ないじり、だったのでしょうが 小学校という補助輪つきの自転車から、中学校という、

    • 「私の不登校体験記」が書籍となって発売されます!

      長らく更新をお休みしてすみません。 実は今年度から少しずつ準備を進めてきたものが形となります! つむぎ書房様より、一冊の本として発売されることが決まり、表紙など準備を進めていました。 発売日などが決まり次第、またお知らせします! (それに伴い、過去の体験記関連の記事は一部有料化することにしました。本当は10円でも50円でもよかったのですが、noteの仕様上100円にせざるを得ませんでした。立ち読み感覚で部分的に読んでいただけますと幸いです。) また、プロフィール画像&Xのリン

      • 免許があって、試験を受け直せばなれるだけの仕事なのに… 少なくとも 「なんで!?もったいない!」 なんて軽々しく言ってくる人との付き合い方は今後考えようと思った今日この頃。

        • 「職業に貴賤はない」という言葉があるけど、そう思っていない人がたくさんいることに改めて気付いた。 そして、私の尊敬する先輩教員の方たちはそんなこと、決して言わなかった。 そこに至るまで私がどれだけ考えたか、慮る思考がないのだろう。 保険会社のおばちゃんにも言われて腹が立った。

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        まずはここから。人生の解体~不登校時代~

        • 「私の不登校体験記」が書籍となって発売されます!

        • 免許があって、試験を受け直せばなれるだけの仕事なのに… 少なくとも 「なんで!?もったいない!」 なんて軽々しく言ってくる人との付き合い方は今後考えようと思った今日この頃。

        • 「職業に貴賤はない」という言葉があるけど、そう思っていない人がたくさんいることに改めて気付いた。 そして、私の尊敬する先輩教員の方たちはそんなこと、決して言わなかった。 そこに至るまで私がどれだけ考えたか、慮る思考がないのだろう。 保険会社のおばちゃんにも言われて腹が立った。

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        • 私の不登校体験記
          33本

        記事

          「小学校教員をやめる(やめた)」 と言ったり聞かれたりするとほぼ必ず 「なんで!?もったいない!」 と言われる。 このやり取り、3〜4月で何回したことか。そういう人たちは 「トラック運転手やめる」 「ごみ収集員やめる」 と言ったら「もったいない!」というのだろうか?

          「小学校教員をやめる(やめた)」 と言ったり聞かれたりするとほぼ必ず 「なんで!?もったいない!」 と言われる。 このやり取り、3〜4月で何回したことか。そういう人たちは 「トラック運転手やめる」 「ごみ収集員やめる」 と言ったら「もったいない!」というのだろうか?

          10年勤めた教員生活も今日で終わり。改めて、たくさんの先生方と子どもたちに支えていただいたなぁと実感する。 本当に人には恵まれている。あとは自分がふんばるだけだ。

          10年勤めた教員生活も今日で終わり。改めて、たくさんの先生方と子どもたちに支えていただいたなぁと実感する。 本当に人には恵まれている。あとは自分がふんばるだけだ。

          公立小学校教員を辞めるという選択は「もったいない」のか?そして、教員のメンタルヘルス

          つぶやきで少しだけ書きましたが、令和5年3月31日末日をもって、10年勤めた小学校教員を退職することに決めました。 いろいろと考えたところもあるのですが、 一つは義理と人情、 もう一つは自分のメンタルヘルス、 という二つの要因が大きいです。 義理と人情についてはおいおい書くとして (ヤクザになる訳ではありませんよ。) 今回は自分の教員としてのキャリアとメンタルヘルスについて書きたいと思います。 10年間の小学校教員生活を振り返って見ると、比較的順調なキャリアを積んできた

          公立小学校教員を辞めるという選択は「もったいない」のか?そして、教員のメンタルヘルス

          教員を辞める。これは決めたこと。 詳しくは後日更新します。 学校の枠にとらわれない教育のカタチ、ゆっくりと時間をかけて進めていきたいと思っています。

          教員を辞める。これは決めたこと。 詳しくは後日更新します。 学校の枠にとらわれない教育のカタチ、ゆっくりと時間をかけて進めていきたいと思っています。

          教職1年目に出会った先輩方と勤務校が変わった今も、10年目が過ぎようとする今もふと会って飲める。 人とのご縁には本当に恵まれている。 感謝、感謝です。

          教職1年目に出会った先輩方と勤務校が変わった今も、10年目が過ぎようとする今もふと会って飲める。 人とのご縁には本当に恵まれている。 感謝、感謝です。

          〜教員生活10年目、真剣に転職を考え、noteと出会った1年〜 2022年の振り返り、そして教員の「メンタルヘルス」

          気がつけばあっという間に冬休みに入り、2022年も終わりを告げようとしています。 少し長い文になりますが、読んで頂ければ幸いです。 若い頃、周りの大人に「歳をとると1年が過ぎるのが早いぞ〜」とよく言われたもんですが、最近はそれがひしひしと実感できるようになりました。 私事でいうと、教員生活10年目の年。 そして、初めて真剣に「転職」を考えた1年でもありました。 6月半ばの運動会を終え(北海道は運動会の実施が早いのです。本州では9月あたりが一般的かと思います。)、そして迎

          〜教員生活10年目、真剣に転職を考え、noteと出会った1年〜 2022年の振り返り、そして教員の「メンタルヘルス」

          明日、31日には2022年の振り返りを投稿する予定です。少し長い文になってしまいそうですが、読んでいただければ幸いです。

          明日、31日には2022年の振り返りを投稿する予定です。少し長い文になってしまいそうですが、読んでいただければ幸いです。

          我々教員にとって必要なのはきっと「認知」ではなく「メタ認知」 既存の学校の「当たり前」に捉われることなく、学び続ける、問い直す姿勢をもっていたいものだといつも思う。

          我々教員にとって必要なのはきっと「認知」ではなく「メタ認知」 既存の学校の「当たり前」に捉われることなく、学び続ける、問い直す姿勢をもっていたいものだといつも思う。

          本来であれば成績処理でバタバタしていたであろう師走。 通知表が二期制になったおかげで年末にはだいぶ余裕ができた。 こういうのを真の「働き方改革」と呼ぶべきなんだろう。

          本来であれば成績処理でバタバタしていたであろう師走。 通知表が二期制になったおかげで年末にはだいぶ余裕ができた。 こういうのを真の「働き方改革」と呼ぶべきなんだろう。

          「楽しくなければ、勉強って嫌じゃない!」という言葉に思い知らされたこと。

          私は現在、担任を持ちながら研究主任という仕事をしています。 研究主任とはざっくり言うと、「学校の研究の方向性の舵取りをし、円滑な航海をサポートする人」という感じです。(あってるような、あってないような…) そう、各学校は教科や分野を決めて何かしら授業に関する研究をしているのです。 これは保護者の方々からはあまり日の目を見ることのない、教員の「責務」の1つなのです。 (学校教育基本法にも「教員は絶えず研究と修養に励むこと」と明記されているのです。) 今年度も残すところ約4ヶ月

          「楽しくなければ、勉強って嫌じゃない!」という言葉に思い知らされたこと。

          授業において「挙手」って必要?

          私が小学校教員という仕事に就いて、ずっと思っていること。それは、 「挙手をさせることって、必要?」 ということ。 確かに、その児童にやる気があるかどうかを見取るという点では利はあるのかもしれません。 しかし、初任者(または若手教員)や研究授業においてよく陥りがちなのが、 「子どもたちみんながよく手を挙げている」 =いい授業になっている。  教師と児童にいい信頼関係が出来ている。 という「勘違い」です。 あくまで一つの「指標」として使うのはよいかもしれませんが、上記

          授業において「挙手」って必要?

          不登校体験記はひとまず完結ですが、教育に関すること。音楽に関することなど、不定期に更新する予定です。 お時間があればぜひお立ち寄りください。

          不登校体験記はひとまず完結ですが、教育に関すること。音楽に関することなど、不定期に更新する予定です。 お時間があればぜひお立ち寄りください。