裏のある平和の祭典
オリンピックを見て、思わず記事を書きたくなった。
女子フィギュアのワリエワ選手(ロシア)がドーピング検査で陽性になった。
ショートでは1位だったが、フリーではミス続きで4位に……。
話題になったがために、薬が抜けて(薬を飲めなくて)ミスしたのではないだろうか?と、つい勘ぐってしまう。
トリプルアクセルですら、女子は今までに5人しか成功していないらしい。
なのに、それを通り越して、ロシアの選手は4回転をバシバシ決めていく。
さらに、心なしか、演技を終えたロシアの選手はまったく疲れていなさそうだ。
こうなると、ワリエワ選手はたまたま陽性になっただけで、他のロシアの選手はたまたま陰性になっただけなように思えてくる。
いきなり複数人のロシア人が、男子でも難しいとされている4回転をバシバシ決めるなんて明らかにおかしいからだ。
他の競技でも考えてみる。
カーリングは、氷上のチェスと呼ばれているらしい。
疑り深い私は思ってしまった。
頭を使うスポーツは、ドーピングをしても、たいして効果はないだろう。
むしろ、悪い方に働く可能性もある。
薬にどんな副作用があるかは知らないが、眠くなったりボーッとしてしまうことはあるかもしれない。
頭が一時的に冴える薬もあるだろうが、長丁場になると使えなくなる可能性は高い。
つまり、カーリングでドーピングをしている可能性は低い。
カーリングの成績を見てみると、ロシアは最下位だ。
比較対象があまりに少ないが、こう考えてみると、体力勝負(持久力が必要)な競技ではロシアの選手は強いが、細かい調整(技術)が必要な競技では弱いのではないだろうか?
ロシアがメダルを取っている競技を調べてみたら、もっと何かわかるかもしれない。
「選手は被害者だよなあ」と、私は思う。
フィギュアの解説をしていた村上選手が「飲む責任」(飲まされたにしても、知らなかったにしても、口にする物は選手自身が常に気をつけていなければならない)と言っていたが、ロシアに関しては違うように思う。
なにしろロシアは国家ぐるみでドーピングを行っていた国だ。
きっと、ドーピングをしなきゃ、試合にすら出させてもらえない状況なんだと思う。
だとすれば、「スポーツで生きていきたい」と心から願う人が、飲まざるを得ない状況に追い込まれるのも当然だと思う。
ドーピングをせずに頑張りたい人はたくさんいると思う。
でも、それでは生きていけない。
あるいは、ロシアのトップ選手は、脅されていることもあるかもしれない。
元々のスペックが良ければ、国はその人を何がなんでも使おうとするだろう。
だから、「やらなきゃ、家族がどうなるかわからないよ」なんて脅されている可能性だって考えられる。
生きるか死ぬかの問題なのかもしれない。
だとすれば、飲まざるを得ないだろう。
自分の体に鞭を打って、頑張る人はいるだろう。
日本は平和だ。
でも、ロシアがウクライナに進行していたり、ミャンマーが軍事政権になったり、中国が台湾に進行しようとしていたり……世界は着々と戦争へ向かっている。
日本では良い国と思われている北欧では、徴兵制度が再開した。(もちろん福祉国家で、とても良い国だが)
日本人はたいして気にしていないが、北朝鮮は今年に入って、異常なほどミサイルを飛ばしている。
日本では、頻繁に自衛隊が攻撃できるような憲法に変えようとする動きがある。
こんなに頻繁に動きがあるということは、国のトップは「もうすぐ戦争になりそうだ」とわかっていて、焦っているのではないだろうか?
いざというとき、たぶんアメリカはたいして助けてくれない。
そのとき、ちゃんと日本を守れるように、自衛隊が攻撃できるようにしておきたいのではないのだろうか?
……とは言え、私は憲法改正には反対派だ。
どんな理由があれ、それをOKにしてしまうと、いつでも戦争ができるようになってしまうからだ。
本当に守るためならいいが、都合よく戦争を始める言い訳を作ってしまわれたら、また最悪な歴史を作ることになってしまう。
いつの間にかオリンピックの話じゃなくなってしまった。
あ〜、嫌だ嫌だ。
いつまでも平和であってほしいものだ。
平和の祭典なはずなのに、その裏でゴチャゴチャややこしいことがありそうで……それが感じ取れて嫌になるね。
ロコ・ソラーレの可愛さだけが救いだよ。
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