エネルギーの枯渇

人は、1日に数万回決断をすると言う。
自営業だと、さらに決断回数が増えるのではないだろうか。
増えるというより、ひとつひとつの決断に責任が重くのしかかってくるというのが正確だろう。
決断回数が増えると、必然的にエネルギーは消耗される。
だから、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは 決断回数を極力減らすために、同じ服を何着も持ち 今日着る服を選ばずに済むようにしていたとも言う。

私はこの1週間、忙しく仕事をしていた。
なぜか 休みの日まで忙しなく動いていた。
ちょうど パートナーも仕事が忙しく、それのサポートもしていたからだ。
でも、サポートなら 少し手を抜くくらいできたはずだけど、なぜか私は気合いを入れて 頑張っていた。

そして1週間経った今日、ぷつりとやる気がどこかに消え去ってしまった。
普段は、ゆるゆるといろんなことをやっていたから、問題なく継続することができていた。
なのに、この1週間で膨大なエネルギーを消費したのか、仕事すら手につかなくなった。
というより、午前中は頑張ってやろうとしていたのだけど、あまりに凡ミスが多くて やるのを止めた。
これならやらないほうがマシだと判断した。
でも、その判断すら間違っているかも……とウダウダ考える始末。
やっぱり、やらないほうがマシそうだ。

これが燃え尽き症候群というやつなのだろうか?
たった1週間で?
どんだけ体力ないんだよ、私の体は。
ゆるゆるといろんなことをこなしていたから、継続できていたのだと実感させられる。
もう、何もやりたくない状態に陥ってしまっている。
文章を書けば気持ちが整理されて、少しはやる気が出るかなあと 若干の期待を残している。

このことから、真剣に 真面目に動き続けると、判断能力が鈍るってことがわかった。
敏腕社長とか 成功者とか見てると みんな楽しそうにやってる。
もちろん真剣にいろんなことを考えてるんだろうけど、きっと あの人たちの原動力は「楽しい」なんだろうな と 実感した。
頭では理解してたけど、体には落とし込めていなかった感覚だった。

この1週間の最後の方は、私は「がんばれ、がんばれ」と声に出して言っていた。
つまり、かなり無理をして 頑張っていたということになる。
だからこそ、エネルギーの枯渇が起きたと考えられる。

こんなんではダメだ。
ゆるくても 継続できるのが一番。
パートナーの仕事が忙しかったのは3ヶ月に1回程度のイレギュラーだとしても、改善する必要があるだろう。
考えるくらいはできる。
というか、考えることくらいしかできない。
家事もやりたくないし、ゲームもしたくないし、見たい映画やアニメもないし。

いかに効率よく、楽ができるか。
手を抜けるところは、絶対に抜く。
私はこれを一番大切にしている。
最も楽ができる方法だとわかれば、人が面倒だと思うようなことも すぐさま取り掛かれるのが私の長所だ。
一見それが面倒そうに見えても、楽な方を選び続けた結果 遠回りになることもたくさんあるから、注意しなければいけない。

さあ、肩の力を抜こう。

サポートに興味をもっていただき、ありがとうございます。いつか 私の文書が、あなたの手元に残る形になって あなたをそっと支えられればと思います。