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出産と最近の活動

2020年9月に出産しました

前回の記事から約1年半も空いてしまいました…。全然更新していないのにフォローを続けてくださった皆様、ありがとうございます。

2020年9月、コロナ禍のなか男の子を出産し、先日無事に1歳半を迎えました。

出産後は生活がガラリと変わり、しばらくは積極的な活動をするエネルギーや、それを発信する余裕もなくダウンしていたのですが、最近ようやく少しずつ動けるようになってきました。その間に直面したいろいろな出来事は、頭の整理がついたら、いつかまとめて発信したいと思います。

子育てを始めてびっくりしたこと

小さい赤ちゃんが1人増えただけでなぜ洗濯物の量が3倍になるのか、赤ちゃんは眠いくせになぜおとなしく寝ないのか、3時間おきに24時間続く授乳システムは何かがバグっているのではないか、などいろいろな驚きがありましたが、結構強烈だったのが「外出先の選択肢が極端に少なくなる」ということでした。

日常的な外出先が、近所の公園・スーパー・ドラッグストア・市の育児広場だけになってしまい、「え、うそでしょ、あと数年はこれしか行き場がないの?」と愕然としました。他のご家庭もみんなこうなのか?と調べたところ、以下のような調査結果がありました。

この調査では、休日に子連れで外出する場所は、1位:公園(29.8%)、2位:外食(24.5%)、3位:ショッピング(23.4%)となっており、この上位3つが全体の約80%を占めています。実感としてとても納得できる結果でしたが、建築分野で活動している人間として、「子連れで行ける建築が、ほぼファミレスとショッピングモールだけになっているのはまずいのでは…子どもが小さい間は、消費行動しかできないのか…?」と、かなりの危機感を持ちました。出産前に楽しんでいた美術館、映画館、図書館、、、静寂が求められるそうした場所に、1歳児を連れて行くのは確かにハードルが高いです。たまにはカフェでゆっくりお茶を飲みたい、、、そのあいだ目の届くところに子どもを安心して放牧しておけたらいいのにな、、、などと、モヤモヤを抱えながら過ごしていたところ、子どもとおとなの居場所を考えるプロジェクトに参加する機会を頂きました。

子どもとおとなの居場所

現在少子化が進む中で、子育て中の家族と地域社会との機能の補完関係が重要であることが指摘されています。そして、家庭と社会のつながりを見直すカギとなる文化施設や、そこでの活動への期待が高まっています。

今回は、仙台の代表的な文化施設である「せんだいメディアテーク」において、未就学児(1〜5歳)のいる5組の親子が館内で過ごす様子を調査しました。子どもとおとなの視線や行動からみえてくる、せんだいメディアテークの空間や居場所について、下記の展示を行います。

・日時:2022年3月17日(木)〜 31日(木)9:00-20:00(初日は13:00から、最終日は17:00まで ※3月24日は休館日)
・会場:せんだいメディアテーク 7階ラウンジ 入場料:観覧無料

お近くにお住まいの方は、ぜひご覧いただけたら幸いです。

表_入稿

裏_入稿

展示は3月末までですが、親子の居場所や子育てに関するテーマは、今後も何らかの形で継続したいと思っています。

親子が楽しく居られる空間が街に増えるよう、当事者の1人として切実に願っています…!

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