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限られた空間と時間の使い方をよく考える

家で仕事をすること自体は苦痛じゃない。家は自分の好きなインテリアで統一されていて心地よいし、コーヒーやお茶も気分に合わせて自由に選べる。でも、今まで当たり前だった習慣を失うと、心が不安定になるらしい。

半径3メートルの生活圏

朝からダイニングテーブルでパソコンを広げて働き、お昼はキッチンで昨日の残りをチンしてまたテーブルで食べる。キッチンで洗い物してテーブルで仕事の続き、終わったらキッチンで夜ご飯の準備、そしてまたテーブルで食べてキッチンで片付ける…ということを1週間続けたら気づいた。

1日というか、週の大半を半径3メートルくらいで過ごしている。
そして無性にイライラする。

生きる世界が物理的に急に狭くなるとめちゃくちゃストレス溜まるんだなと実感した。そこが居心地の良い自宅だとしても。

1日中ほぼ誰とも喋らず(仕事はほぼチャットとメール)、まともに会話をするのは夫だけ。寝る前にニュースを見るのが習慣だけど、もちろん話題はコロナで持ちきり。ついでに夫もコメントしだしたりなんかすると、家の中までコロナの話題でいっぱいになることが耐え難い苦痛になってきた。

半径5メートルに拡大

ということで、まず半径3メートル問題を解決すべく、部屋の隅にワークスペースを確保。

キャンプで使っているヘリノックスのチェアと、テーブルは一人暮らしのときにソファと組み合わせて使っていたけど今は使い道がなくてとりあえず納戸に葬られていた子。
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出費ゼロで完成した即席オフィスだけど、これが結構落ち着く場所で割と気に入っている。

既視感あるなと思ったら。
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すみっコぐらしの一員に私もなれる気がしてきた。

こうなると、もっと快適にしたくなる。モニターも欲しくなってきた。可愛い加湿器とかも置いてみたい。そんなこと考えてるとちょっと楽しい気持ちになる。そうだよね、消費って生きるために欠かせない行動だった、なんてそれらしいことを頭の中の誰かが言っていた。

規則正しい日常生活を守れるのか

リズムが狂うと不調の出やすい私は、あと数週間続くこの生活で、ちゃんと自分なりのリズムを保つことが大切である。わかっていてもうまくできないから困っているんだけど、できるまで続けるしかない。この生活に順応する必要がある。

テレビやニュースは必要以上に見ないようにした。1日1回でいい。見ながら夫と意見交換的な会話をするのもやめるようにした。だいたい、国の対応への疑問とか、不安とか、心の栄養にならない話題に占められてしまうから。そんなことでこれ以上消耗したくない。百合子さんのマスクが今日も可愛かった、なんて話をもっとしていきたい。

ただ、記者会見はなるべく生放送かノーカットで見るようにしている。恣意的に編集されていると受け取る情報がどうしても偏る――それも悪い印象の方に――のを避けるために。文字起こしや編集では伝わらない緊張感や、端折られがちな大事な情報がちゃんとある。それが一次情報なんだと思っている。

なんかちょっと脱線もしたけど、家の中で快適に過ごせるように、空間と時間の使い方をよく考えてみたよっていう話でした。おしまい。



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