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連載更新のお知らせ

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旅と思索社のtabistory(不定期)、ALOHADESIGNのStaySalty(隔月)に連載・寄稿しています
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#エッセイ

雷獣と仙人 連載中のTabistory最新話も出ていますおおきにねの話

昨夜、獣に遭った。 近所のコンビニ近くの細道を細長い狸のようなものが歩いていて、 傍で三毛猫とおっさんがぼーっと見ていた。 まず猫に気付いて「あ、猫。猫や―」と呼びかけふと目線を下ろすと 狸にしてはちいさくてイタチにしてはおおきいやつがゆっくり歩いていた。 幻ではない。結構長い時間だったから。 悠然と歩いて行って暗がりに消えていった。 三毛猫はぼーっとしていた。 なんだか気まずいのでおっさんとは目を合わさずにコンビニに向かった。 向かいながらあれは雷獣だったのではないかと思っ

祭りの灯り Stay Salty vol.38がリリースされました

お祭りの夜店の撤収風景を見たことがありますか。 わたしは先日初めて見た。偶然。   神社や広場で煌煌と、 でもなんだかあやしさや隠微さも感じもする夜店たち。 ぱぁっと皆が集まり、 思い思いに食べたり遊んだりしているときは目にしていても、 バラされ撤収されるところなんて想像もしたことがない。 でも、よぉ考えたらそりゃせやでな。 神社の境内に祭りの日だけ建ち並ぶ。 でも祭りが終わればそれらは跡形もなくなってる。 ということは、かかわる人が設営したり撤収したりしてる訳で。 手品みた

鏡と日々 Stay Salty vol.37がリリースされました

鏡って、見たいものも見たくないもの映る・映す。 見る見える。「わ」「お」「おっと」「うわー!」 きらきら、ギラギラ、きらきら。 それは、毎日で、日々だ。と、ふと思ったりも。   参加させていただいているWEBマガジン Stay Salty vol.37 がリリースされました。 よろしければお付き合い下さい。 さまざまな地の皆さんの日々と気持ちがそれそれの言葉と写真で届けられるこちらのマガジン、わたしも毎回楽しみにしています。 今号も、書かせていただき、読ませていただき、 そし

場所と時間 連載中のTabistory最新話が出ました

だいぶと前の話なのだけれど、 知らない街の知らない銭湯に行った。 知らない銭湯ではエンドレスで昭和歌謡が流れていた。 開店して間もない夕方頃の時間は、 きっと毎日同じ時間に来るのであろう人たちの空間だった。 お仲間内で挨拶や声かけが飛び交う一方、 こちらには遠慮のない視線たちが飛んでくる。 お風呂、裸、という、限りなくパーソナルな空間だからこそだろう。 けれど、でも、それも、なんだか、悪くないというか、 「そうだよな」というか、 自分たちの居心地の良い空間だからこそそうなるの

ステンドグラス 連載中のtabistory最新話がアップです

おひさしぶりの「酒場話」最新話がアップされました。 まさかの、かもしれませんが、 またこうしてこれでここでお会い出来ること(も) とてもうれしいです。 WebマガジンTabistoryに書かせていただいているこちらの話、 たいへんたいへんおひさしぶりということで、 20話目は、アップに併せて急遽書き足したりもしました。 連休最終日の夜、笑ってお付き合いいただけましたら光栄です。  始まった頃は、知り合ったばかりの相方姐さんと共に、 「知らないお店にふらっと」を梯子をして い

卵とピタゴラ装置 Stay Salty vol.36がリリースされました

昨日に引き続きではありますが件のコラムの御案内をさせて下さい。 素敵なアートディレクターによる編集&デザインによる、 世界各地の素敵な皆さんの〝願いのような想い〟が綴られている グラフィックWebマガジンです。   10月から書くこととなり、 そこからのご縁で12月からメンバーとして参加、 そして昨日、新年2弾目、夏前号(!)がリリースされました。 本日のタイトルは今回のコラムからです。 毎回楽しく自由に書かせていただき、 毎回本当にきれいにデザインして下さるページを

ただいま、おかえり、いってらっしゃい Stay Salty vol.35がリリースされました

参加させていただいているWebマガジン、 新年初の号がリリースされました。 「これまでの活動や経緯や、現在の日々に思うことなど、 そしてこれからの想いを交えて、エッセイとして語っていただけたら」 とお声がけをいただき、自身のこれまでを振り返る徒然語りをした昨年10月の号。   メンバーとして書かせていただくようになった昨年12月の号。   そして今回、2024最新の号です。   あちら、こちら、ゆらゆらと泡泡と、でも今と、日々と。 年末年始のそんな事が頭に浮かびというか書き

【Stay Salty vol.34からコラムDAYSに参加します】月と靴下

日曜日いかがお過ごしですか。 ちょっとだけちょっとしたお知らせです。 隔月で日々を綴らせていただくこととなりました。 湘南のデザインオフィスALOHADESIGNさんが運営する、グラフィックWebマガジン「STAY SALTY」です。 10月に前号の巻頭「PEOPLE」に自己紹介のようなエッセイを書かせていただいたことはお知らせした通りなのですが、 あ、うん、noteやXのトップ記事としても置かせていただいているやつのことね。 そんな前号に続き、 この度、隔月コラム「D

【Stay Salty巻頭PEOPLEを書きました】 劇場へようこそ

素敵なウェブマガジンに寄稿させていただきました。 ALOHADESIGNさんによる『Stay Salty』vol.33の巻頭PEOPLE です。 クリックしていただくと、 トップページの次にミラーボールの写真、ココです。 寄稿エッセイのタイトル&わたしの名前が出ますので よければ「VIEW PEOPLE」のボタンをクリックして下さい。 「これまでの活動や経緯や、現在の日々に思うことなど、そしてこれからの想いを交えて、エッセイとして語っていただけたら」 「さまざまな活動を

連載最新話と夏の挨拶と暑いですねと

ウェブマガジンtabistoryの酒場エッセイ、19話がアップされています。 ほぼインスタやTwitterに書いた文章そのままですみませんなのですが、 こちらにも載せておきたいです。   大阪の大衆酒場を巡る女ふたり旅、 お世話になっている旅と思索社のウェブマガジンtabistoryにて 2019年から連載させていただいているうちの、ひとつです。 我が友人〝斎藤さん〟(仮名)と共に、 酒場や、共に好きな旅芝居・大衆演劇の劇場などを巡り、 地元のお客さん(おっちゃん)やお店の人

ウェブマガジンにてあのチェーン酒場など東西の酒場エッセイを書きました

少し前の話。 繁華街というか風俗街にも近い場所にある 遅い時間の中華呑みチェーン店で、 若いにいちゃん2人をみた。 決してお行儀がいいとは言えない食べ方、食べ物の広げ方で、呑んで食べてをしていた。 なんの仕事かは大声で話す内容から聞こうとしなくても聞こえてきた。 「そっすよね、兄貴ー」「おー」 ウシジマ君かサイハラさんの世界観、もしくはIWGP(プロレスじゃなくドラマの方)。 ふたりは互いの苦労を慰め合い、さ、会計と、立ち上がる時、 兄貴っぽい人が弟分っぽい人に言った。 「い

プロレス好きにも知らない人にも届けたい連載エッセイを書きました

ウェブマガジンtabistoryでの連載エッセイ「Home」最新話、 Twitterとnoteのつぶやきでアップしたところ、 早速お読みいただき、 noteに熱い嬉しいコメントを下さったりも、ありがとうございます。 ツイッターやインスタ、過去Blog、と、あれこれ書き散らしたので、 (SNSが苦手だからいろいろやるようにしています悩みながら(笑)) 今回noteでの紹介にはそれらを貼り付け、まとめておくことにします。 手抜きじゃないですよ! さすがにクドいやんなあTL荒らし

【酒場連載更新16回🍶と共に】歌と物語と私と文の話

ウェブマガジンTabistoryで連載中の酒場エッセイ、 noteとblogでのご案内が遅れてしまいすみません。 今月頭にアップされた第15回に続いて第16回も先日から公開されています。 (※この文の最後に貼りますね※) 既に読んで下さったり、ご反応なども本当にありがとうございます! 今回、謎に桑田佳祐の『祭りのあと』を引用しています。 特に桑田好きとかじゃない、むしろ最近は逆。 でも、そういや連載でも普段でも結構歌ネタを引用することが多いなー、と気がついて。 今日はそのあた

連載中/大阪女子たちの酒場放浪記はいかが? (と、日々のお礼など)

酒場を巡る連載、しています。 ウェブマガジン(@tabistory_jp)にて。 大阪の下町の酒場を巡る話です。 今回アップされた最新話で15話目となりました。 以下にリンクあり。と、15話までのまとめは【こちら】です。 相方はひょんなことから知り合った、 大阪以外の地に住む、実家が大阪の友人。 私が公私共に(書き屋として)かかわる旅芝居のファンで、 ちょっと年上でありながら、 話していると、同年代か、時に私よりギャルっぽさも感じる人、 気付けばなぜかいい距離感のコンビのよ