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2020年10月の記事一覧

【おっちゃん讃歌・人間讃歌②】やっぱ好きやねん・大阪篇

先日、NHKの『わが心の大阪メロディー』という番組を観た。 何を隠そう、私はこの番組の長きにわたるファンである。 何を隠そう、私の学生時代のゼミ(社会学部マスコミ学科卒なんですよ一応。芝居ばっかやってた学生時代やけど)でのテーマは、大阪文化(など)で、 当時の恩師は大阪学に精通している人なのである。 (※映画と大阪とケルトとお酒がテーマ。え、とツッコむなかれ。売れっ子エッセイストなんですよ) と話が脱線したが。 やしきたかじんの『やっぱ好きやねん』をT.M.Revolutio

【おっちゃん讃歌・人間讃歌①】『ワイルドサイドをほっつき歩け』に勇気をもらう

おっちゃんが好きである。 おっちゃんに、ヨワい。 ううん、おっちゃんが、面白い。 あ、この「おっちゃん」はつまり=「人間」に置き換えて欲しい。 おっちゃんが、おもろい。 人間が、おもろい。 ツッコみどころ多くて厄介だからこそ。 先日、ブレイディみかこさんの 『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』という本を読んだ。 発売されてすぐ手に入れたのだが、 読み終わるのが勿体なくてちびちび読んでいて、やっと読み終えた。 ちびちびの最中から感じていた。読み終わって

それは皆の人生のステージ/『NHKのど自慢』のことや劇場のこと

『NHKのど自慢』って、人間社会の、世界の、日本の、縮図みたいやと思いませんか? 人間そのものの魅力にあふれていませんか? 日曜日の昼、この番組を観て、泣いているのは、私だけないと思うのです。 泣いたり笑ったりツッコんだり、忙しくしているのは。 昨日ひさしぶりに観ました。 この番組は情報量が多すぎてうっかり観てしまうとバテてしまうので 途中でやめようと思ったのだけれど気づいたら最後の いつまで経っても気持ち悪いくらい老けない郷ひろみが なんか意味わからんノリだけの歌を晴れや

私的・宮本浩次の昭和歌謡カバーがグッとくる訳

宮本浩次の昭和歌謡カバーにハマっている。 初めてこの人の昭和歌謡カバーを聴いたのは『赤いスイートピー』だった。 衝撃だった。 まさかの原曲キー。 わぁわぁと、いつもの感じ、 いつもの浩次(なんで呼び捨てやねん)、 松田聖子の可憐な(?)あの曲を原曲キーのまま力いっぱい歌う。 びっくりして、なんかちょっと笑ってもうた。 でも、ほろっと、3番で、グッときた。 「あなたの生き方が好き」、ここで。 なんなんだ。めっちゃ、ヒロイン、やった。 髪ぐしゃぐしゃして力いっぱい歌うおじさんが