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スネイプ先生の教えをもとに戦闘システムを作るぞ!の巻

こんにちは、くそ雑魚ナメクジゲーム制作者のももふくです。

私は今、『貴女となるべし鬼紅葉』という2Dゲームを制作しています。

戦闘システムと格闘して2ヶ月、敵を倒すどころか、自分の脳みそがノックアウトしそうでしたが、ついに形になり始めました。どういったシステムで、なぜこのような形になったのかについて、書いていこうと思います。

ビジュアルやデザインはここからブラッシュアップしていこうと考えていますが、こんな感じです。

今回は、このような戦闘システムでいこう!と至った経緯などについてつらつら書いていきます。


古き良き王道システムはどうだ?

戦闘システムを制作するにあたって、いくつかアイデアがありました。まず考えたのはいわゆるターン制のコマンドバトル。古き良きオーソドックスなRPGスタイルですね。

ただ、ドラクエやポケモンのようなシンプルなシステムでは、山のようにある過去の名作たちの二番煎じどころか、百億番煎じになりそうなのでうーんといった感じ。

そこで当初考えていたのは、ペルソナシリーズやオクトパストラベラーシリーズのように、ターン制コマンドバトルの中に独自のシステム・ルールを取り入れるパターン。

ペルソナの1MORE気持ちよくて好きだった

個人的にも上述したようなゲームが好きだったのもあり、色々と考えていましたが、いまいち良いアイデアが思い浮かびませんでした。

アクション要素を取り入れたい!

あと、ひとつ考えていたのが「アクション要素を取り入れたい」ということ。アクションゲームにするのではなく、ある程度戦略を立てる要素はありつつ、リアルタイムでお互いが倒しあっている感が欲しい!と思っていました。

というのも、このゲームの大きなテーマの一つは「和風ハリーポッター」であり、ハリーポッターの世界観のなかでは戦いとは以下のように語られています。

『闇の魔術は多種多様、千変万化、流動的にして永遠なるものだ。それと戦うということは、多くの頭を持つ怪物と戦うに等しい。首を一つ切り落としても別の首が、しかも前より獰猛で賢い首が生えてくる。諸君の戦いの相手は、固定できず、変化し、破壊不能なものだ』

『諸君の防衛術はそれ故ゆえ、諸君が破ろうとする相手の術と同じく、柔軟にして創意的でなければならぬ。』

「ハリーポッターと謎のプリンス」 セブルス・スネイプ

スネイプ先生がはじめての闇の魔術に対する防衛術の授業で語ったこのセリフが頭に刻まれていました。

さまざまな手段で迫りくる敵に対して、その瞬間瞬間で柔軟に適切な術で対処しなければならない。このような戦闘をゲーム上で作りたいと考えていました。

この自分のイメージに一番近かったのが、名作ロックマンエグゼシリーズの戦闘システムでした。

チップを集めてデッキを構築し、3×6マスのエリアでウイルスたちと戦うといったもの。

「デッキの構築」「手札の中からどのチップを選ぶか」というカードバトルの戦略性と、アクションの要素が両立した神システムです。

このシステムを踏襲しつつ、妖怪の戦いということで、ただ相手を攻撃するだけではなく、「変化の術」「召喚術」など、奇想天外な方法でまさに柔軟に敵を戦える形にしています。

様々な敵と対峙するにあたって、自分が持ち得る手札の中から適切な選択を行い、切り抜ける戦闘システムを作り上げていきます!

なぜこのような戦闘なのか?という納得感

大枠についてはだいたい完成したのですが、戦闘システムについてはまだ二つ悩んでいる部分があります。

ひとつは「カードの納得感」について。本作では戦闘中に「妖術」をカードに見立てて、5枚の中から3枚を選択し、戦闘を開始します。

ロックマンエグゼでは、このカードの部分が「バトルチップ」となり、主人公がロックマンにチップを送信するという設定でした。

本作では、まだなぜ戦闘中に使用する妖術を選択して戦うのか、その設定や世界観が詰め切れていないので、プレイヤーが納得できるアイデアが必要だなと考えています。

もうひとつは「仲間との共闘」について。ストーリーでは主人公ひとりで冒険するのではなく、仲間がいます。ただ、このシステムでは基本的に主人公が一人で戦う形となります。

このままでは「必死に戦う主人公と、それをぼーっと眺める仲間たち」となってしまうので、共闘している感じを出すためにまだまだ修正や新しい機能の実装が必要だなと頭を悩ませています。

戦闘がストレスではなく、面白いものに…

どのような戦闘システムで、なぜこのような形になったのかについて赤裸々に書いてみました。

RPGにおける戦闘は、一歩間違えるとただプレイヤーにストレスを与えるだけのものになりかねないので、日々足りない頭をフル回転させてアイデアを絞り出しています。

まだ固まりきっているわけではないので、良いアイデアやアドバイスがあればどしどし教えてください。くそ雑魚ナメクジゲーム開発者を成長させるリアル育成ゲームが体験できます!

週に一回、このような形でゲーム制作の内側や考えについて書いているので、良かったら応援してください!!!!!!

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