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ひさびさのnoteです〜次章に向けて

ラストの投稿から1年くらい経つかもしれません。
家を建てたり、社内転職したり、愛猫の看病で忙しくしていて、noteに記事を書く余裕なく過ごしていたらあっという間に2013年の4月になってしまった。

前回アップした時はシャーロットの中心の高層アパートを借りて猫3匹&チワワ2匹と暮らしていたのが、今は郊外の一戸建てに猫1匹とチワワ2匹と暮らしてます。

秋から異動した部署で大変な思いをしていましたが、最近は仕事もまぁまぁいい感じになってきました。

なんでnoteを久々に書こうと思ったかというと、書きたいことが溜まってきたからです。

まず、2年ほど前に憎しみあって別れた元婚約者とはヨリは戻ったりはしていませんが、私の中で、憎しみの感情が随分と消化されました。

愛猫が亡くなった際に一応メールしたのですが、近況報告では元婚約者も新たな道を歩んでいるようで、なんかホッとしました。

そして、去年の11月ごろ、ちょうど新居に引っ越すタイミングで数時間だけ会う機会があり、婚約した際に頂いていたロレックスの時計を返してきました。

その時計は元婚約者のお祖母さまが孫の結婚相手のギフトとして香港で買い求めたストーリーがありました。そういう願いがこもったものって、持ち続けると呪いが来そうで、身につけることもできず。

お別れした時には、相手への不満と怒り心頭で「この時計は貰ったんだし、5年も生活費とか住居費を折半したのに、結婚してないから何も手元に残らない(元婚約者の住宅ローンの返済を5年も手伝ったのに)。せめて時計は手元に置いておこう」と強欲な考えでいたのですね。

でも、孫の幸せを願って買ったいわくつきの時計を別れても私が持ち続けるってやっぱり人として良くないな、と考えを改めるに至り、結局返してスッキリしました。本当にロレックスの時計が欲しいんだったら、貯金して自分で買おう(実際時計には全く興味ないし、欲しくない)。

で、書きたかったことは別なことです。
実は引越し先の新居は、ホームオフィスのドアをガラス張りのドアにしてもらったのですが、それが新築なのにきっちり閉まらなかったんですね。
どうやってもドアを閉めた後にパカっと開いてしまって、新居なのに修理を頼むの面倒だな、と思って、そのままにしておいたのです。

それが、ロレックスの時計を返して帰ったその夜、ドアがキッチリしまったんですよね。

驚きました。

どうやっても少し開いてしまって、不細工だったドアが、カチッと閉まるようになって。

でも偶然かも知れないしと疑心暗鬼で、翌日チェックしたらやっぱりカッチリ閉まりました。それ以降、締まり続けています。

あ〜、やっぱり私にとって一区切り終わったんだ、と妙に身体で納得できました。

面白いことに、元婚約者に出会う直前に、私の当時住んでいたニューヨークの非常階段に通じる窓が急に開くようになったんですよね。その時も、それまでどうやっても開けることのできなかった重たい窓がスッと開くようになって、何か新しい展開がやってくる、と心がワクワクした思い出があるのです。

出会ったのは2015年の9月11日。アメリカでは911は日本の119と同じで緊急の時の電話番号です。

極め付けは、2016年に住んでいたアパートが火事になって、猫4匹連れて赤十字のバスで一晩過ごした後に受け入れてくれたのが元婚約者だったのです。その際には本当に猫ともどもお世話になって。家族でもなかったのに。

同棲する話をしてたので、それが1、2ヶ月早まっただけと当時は思っていたんですけど、なんか緊急措置的な運命の調整が入ったんでしょうね。

窓がパカーンと開いてから、ドアがキッチリ閉まるまで。嫌なことの方が随分と多かった関係性でしたが、あれはあれで、まぁいいっか、くらいの思い出になりつつあります。

最初は、許せない思い出すだけでハラワタ沸騰だったのが、こうやって時間薬でいい思い出になっていくんでしょうね。






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