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ちょっとしたハッタリの重要性

看板が大きくなったのは効果がある。
少なくとも何を売っているのかは認知されているようだ
昨日までの不審者を見るような目で
もしくはそういう人と目を合わせないように
通り過ぎていく人はいなくなった

それと同時に
あまりにも殺風景だったので
オープンしていないように見えたのではないかという推測のもと
無駄に備品を見せびらかしてみた
悪くないが
意味はない
、、、ような気はするが情報量を増やして視線を散らすと
何かが起こる気がするのだ!
なにより「なんかやってる感」は重要である

機能的最善
やってる感出した後

そしてそのおかげで来た(か分からない)お客さんで
まさかのパターンに遭遇
看板を見て話しかけてくれたので
それぞれのサンドイッチの特徴を説明したら
(伝わってるかどうかは不明)
「ぜんぶマヨネーズ使ってるの?じゃあいいわ」
きれいなお姉さんは言った
この雰囲気の卵サンドで使ってないパターンはこっちが想定してなかった
もちろん当初厚焼き玉子バージョンも考慮はしたが
外国人にはこっちの方が馴染み深いだろう
と思って選択した結果が裏目に出るとは
勉強になる

と同時に新たなメニュー
というか卵サンドからの逃げ道を用意するのもありかもしれない
手間が少なくかつ材料の中から出来るもの
さらに卵サンドと味覚的に距離があるものがいい

メニュー検討の段階で生クリームサンドを考えていたのだが
温度が高くて泡立てるのと保管が大変で断念したんだった
だが路線としては悪くない
もちろん根拠はないけど
何もしなければこの店はどうせすぐに潰れるのだ

マグロは泳がないと死ぬらしい
なのに
冷凍されると反応が悪いとか動きがないとかの比喩で
マグロと言われる

マグロでいるとマグロのように死ぬ
しばらく座右の銘にしよう

今日カンボジアで学んだ事は
この国のコオロギは飛行する
そして容赦なく人間に突撃してくる
熱さはみんなを能動的に、積極的にするのだ
コオロギに負けてはいられない

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