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子供が生まれてから「忙しい」の概念が変わった。私は多忙に見せかけた暇人だった

仕事が好き過ぎて、土日も仕事のことを考えていた。通勤時間も仕事のことを考えていたし、友達と遊んでいると「それネタになるね」が口癖でいいかげんにしろと怒られるくらい、ずっと仕事のアイディアを考えていた。TVもWEB時代もずっとこれ。

テレビと比べるとWEBの会社は土日があるので忙しいの質は異なるが、ずっと仕事のことばっかり考えていて、いつも落ち着く瞬間がなかった。隙間があればジムに行き、休みたいときは一人ぼっちになりたくてサウナ後の水風呂に20分くらい入ってヒートした頭を冷ましていた。ゆえに会社の上司から「ちょっと、外国とか行って休憩してほしい」と言われて、ハワイに勢いで行った過去もある。突然スマホが壊れて、デジタルデトックスになったことで、自然の多いハワイの虜になった。

それでよ。子供が生まれたら、気がついたことがある。

私ってすっごく暇だったんだなーーーーーーー!!!!

と100回くらい寝ている息子の隣で気がついた。TV時代に忙し過ぎてずっと家に帰れずトイレや床で仮眠していた日もあったけど、やっぱり子育てと比べると終わり(納品)があるし短期的。そして子育てしている人に尊敬が爆発した。

暇だから、時間があったから、好きに仕事して、ジムに行っていたのだ。その時間を友達や、勉強や、謎の会合や、離れて暮らす人や旅に使えばよかった。

子育てが始まるとひとり時間が消える。とくにうちは旦那が朝以外の土日平日ずーーーーーっといないので、ワンオペ育児。ひとりで決断し、行動することに常に制限がかかるのだ。妊娠前、やりたいこと全部やったからいつでも妊娠してOKだなという覚悟は持ったが人間を産んで育てるってどんだけテクノロジーが進化しても追いつかないヤバみがあったのだ。

と、焦っていたわけだが、育児経験1年半を迎えて気がついた。手のかかる子育て期間って短いんだろうなと。ファミレスでみかけたとある家族、注文後は各々スマホやゲームを取り出し会話ゼロ。寂しいなぁって思ったけど、これが現実なのかな。ずっとこんなことが続くわけじゃないなら、今、自分が心地よいと思う選択を続けていくしかない。ママの精神は子供に連動するような気がするから。

なので、10年以上会っていない友達に突然連絡したり、会ったことないけど気になっているひとに連絡とって過ごしております。みんなに会いにゆきます。

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