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中学受験落ちて21年後

成功体験は大事だというが、大失敗体験も大事だと思っている。

私は、中学受験に失敗した。小学校がヤンキーばかりで、同じ中学に行きたくないがために、田舎では珍しい中学受験をした。が、しっかり落ちた。

そのとき、私は高校受験も大学受験も就職もみんなみたいに普通にできないと感じ、抜け穴みたいな方法を探し続け、行きたい大学に行き、行きたい会社でアルバイトをして、行きたい会社に就職して、運の良さでだけで生きてきた。百恵という名前の通り、ひゃく恵まれたと思っている。親に感謝。

が、ラッキーだけなので、たびたび自分の実力の無さと頭の悪さに愕然とする。これが受験をやってこなかった人間の末路かと。

その度に、金を払って学校へ行く、またはセミナーに行く、プロ集団の世界に飛びこむ、そして赤っ恥をかく、なんなら0点を取る。周りの意見や目を気にしてヒリヒリする。そんなことを繰り返してきた。だけど0点をとっても、ちょっと努力すれば0点は超えるし、なんなら100点も取れた経験もたくさんある。

それは全部、中学時代はじめての部活日に、3年生から「素振り見せてごらん?」と言われて、テニス部だった私は思いっきりラケットを振ったら柱に激突して跳ね返ってきたラケットが顔面に当たり、先輩たちから立てなくなるほど大笑いされたのが大きい。泣くのを必死に我慢した悔しさをかき消すために、毎日6時間も自主練習したら地元で何度も優勝した経験がある。つまり、大失敗しても大成功した経験があるから、0点上等、未知の世界上等、勉強上等なのだ。

だから私は今、自分の勉強不足を補うために、13万円も支払ってSHElikesという学校に行き始めた。え、意味ないって? 不器用はつらいよ。

ハワイ留学で一番下のクラスからスタートしたけど「百恵のおかげで荒れていたクラスに一体感が出たよ」と言われてルンルンで卒業した私


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