フリーランスを辞めた理由

ちょっとずつアラカンに向けて自分整理をしていきます。
自分用なので、ほとんど独り言。(笑)

子どもが1歳半くらいの時に夫と離婚の話をはじめて、2歳前に離婚しました。結婚してからフリーランスとして仕事はしていたので、経歴としては20年ちょいでしょうか。
結構長く続いたので、辞めたとFacebookに書いたときは随分驚かれたんですけども、元々、私は子どもが働きだしたら厚生年金に入りたいと思っていました。

理由は2つ。
色々工夫はしていましたが、子とペアだと社会保険的な費用がいい感じでかかります。国保は2人分だと恐ろしく高くなるので、文芸美術国民健康保険に入っていましたし、それに入るためには美術系の団体に所属していないといけないので加入して年会費も払いました。
(それらを払っても元がとれるほど、国保は高かった!)
年金基金や小規模企業共済にも入ってて、さらに後者は満額かけていたので生きてるだけでかかる費用を稼がねばならないといけないというボーダーライン設定に疲れたのが1つ。
あとはインプット〜アウトプットの流れが、ひたすら仕事の内容だけになってきて息苦しかったのが1つでした。

まあ大学か大学院を卒業するまで待つつもりではあったけど、土日も忙しいし、お金は入っても「あーもーなんかやってらんねぇなぁ〜(壊)」みたいな感じになってきて、色々計算をし、あちこち大丈夫か確認した上で廃業しました。
廃業までしなくてもいいのでは?たまに仕事うけてもらえるんだよね?と言われたりもしたんですが、小規模企業共済は「廃業」以外の場合「中途解約」になって大変損をする可能性があるんです。(詳しくはサイトでご確認を
厚生年金に入って会社員をしながら小規模企業共済を続けることは出来ません。なので退職金として一括で受け取りました。まあまあ悪くない程度に運用益がついていたので大変助かりました。老後の虎の子なので鍵かけて(?)しまってます。本当は60歳まで掛け続けることが出来たら良かったんですけどね…。かわりにiDeCoに入りました。金額の差は大きいですが、なにしろ元の収入が全然違うので。
あと、会社の健康保険素晴らしい。子どもの分徴収されないんですもの!
心から感謝します。(笑)

社員のお話も1件だけ、多数あたってほんとに1件だけ(笑)あって、凄く迷ったんですがその方面に関係する方々に相談してみてちょっと恐ろしい業界かもしれないとおもって(公にはちょっと書きづらいので伏せますが、危ない業界ではない/笑)辞退して、派遣で働いています。
派遣をしながらストレスたまらない程度に小さな小さな規模で、デザイン仕事を請け負ってます。不特定多数ではなく、これまで長いお付き合いのあるところに絞りました。(他の大手クライアントさんには廃業した旨を伝えました。)

収入は圧倒的に少なくなりましたが、かわりに自由な時間が増えました。
四六時中「ああ、あれもこれも勉強しなくちゃ(といいながらなかなか手がつかない)」と思う状態から心が開放されて、定時退社のあとは自由時間!
ああなんてスッキリなんだろう♡といった感じで2年半くらいになりました。そろそろ仕事に結びつく勉強をまじめに再開せねばならんなぁ、と思っています💦(羽伸ばしが長すぎた…)

60歳からの目標は、小さな規模で請けている仕事のパーセンテージをあげること。
今後どこかで「親の介護」という新規タスクが入ってくるでしょうから、外勤の時間をやや減らし(なんならパートくらいまで減らせるように)そして、デザイン仕事以外にパソコン一つでどこででも出来る仕事…を増やしたい。
コロナ前にフリーランス仲間とお茶したときに、色々現状をきいて大変参考になったし刺激をうけたので、私もなんとかせねばです。
この20年間で得た教訓は「収入先を一つに絞るな」でした。大口メインが2つ、そこそこが1つあるくらいが一番良い感じだったので、3箇所から収入を得られようにしたい。外勤、今つながっているところ、そしてもう1箇所を新規開拓…かなと思っています。ただ、一番いいのは自分でつくり出すこと。
これはもう10年くらい前から言ってるのに、時間やモチベーションの問題などが重なって全然実行できなかったので、そろそろ腰をすえて取り組みたいところです。

実は同じ月に同級生が20年近く勤めた出版社をやめてフリーランスになりました。お互い逆の道を歩んでますが、彼女ほどの人脈をもってしても、この歳からのフリーランスって大変なんだなぁと思っています。
私のようにスキルが特化されていなかった人間は、これまでの付き合いからなんとかお仕事をいただいてきた…という感じだったので、担当さんが若返るごとに仕事をしていくのが厳しくなっていったかもしれません。60歳、はたして65歳までもったかどうか。
普段顔をみないこともあって、私の子どもの年齢きいてひっくり返る人もいたくらいでしたから。(なにせオンラインで打ち合わせして、半年に1度くらいしか合わないなんてことも多々なので)
私自身は、アグレッシブに60歳を迎える!というよりは、ボチボチ…くらいのほうが向いているんだろうなと思いました。
さて、ぼちぼち〜と細く長く仕事人生を送るためにも、頑張らないとですね。

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