見出し画像

#399 成人年齢改正で当事者たちに混乱を招かないのか?

成人年齢の引き下げが法制化され、この4月から実際に運用される

しかし、今20歳以上で許されているものが全て18歳以上であれば認められるというわけではないことが混乱を招かないのか心配である

金融関係で言うと、クレジットカードやアパートなどを借りる際には親の同意書が必要無くなる
また携帯電話など契約するものに関しては本人が自らできるということは成人年齢の引き下げにより可能になったということは、合理性がある

一方、タバコやお酒などは今まで通り20歳以上でなければ利用することができないとされている点は合理性がない
確かに健康被害の影響を及ぼす点から年齢引き下げには難色を示したため、このような形になったことは理解できるが、そうであるなら、成人年齢の引き下げをなぜ行ったのだろうかと疑問を抱く

また、18歳以上が成人となることで、アダルトビデオなどの出演強要の被害に合いやすくなるという話題が出ているが、この部分だけ法整備をしたところで余計にいびつな形になってしまう

分野ごとに少しずつ法整備をしてしまうと、全体的に見てとても変な形の成人年齢引き下げとなってしまうため、果たしてこのまま実施していいものなのか疑問だ

運用が始まってからも、問題点があちらこちらで浮かび上がってくるような気がするので、その都度法整備をしなければならないのであれば一律に20歳以上でなければできなかったことが18歳以上で全て可能になるとした方が良かったのではないだろうか

そうした状態で被害や不利益を講じそうな箇所を啓発活動などを通して自己防衛に努めるように行政がバックアップしていくようにした方が合理性が担保できると思う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?