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片想いの残骸

最近、ようやく日常を取り戻しつつある。

あれだけ『恋愛』『片想い』一色だった毎日。

noteも小説も漫画も

恋愛か不倫ものばかりを貪るように読んだ。

他のことなんて、全く興味が持てなかった!


だけど、最近になってやっと

それ以外のジャンルの小説、漫画を読むようになった。

それを心から面白いと思うようになった。


ただ、まだ、残骸は残ってる。

それまでよりはずっと、彼のことを考えることは少なくなった。

けど、それでも思い浮かべてしまうことがある。

それが、恋心なのか?執着なのか?今はわからない。

ただ、ほかに考えることがないから思い浮かべてしまうだけのような気もする。

恋は麻薬や依存と同じだ。

これ以上の刺激、快感は日常ではなかなか味わえない。

だから、脳が勝手にそれと同じかそれ以上の刺激と快感を求めようとする。

私の脳もたぶん、そうなんだと思う。


でも、私は知ってしまった。

この恋が叶わないことを。

いや。最初からわかってた。

それでも、彼との会話やあの楽しい日々に逆らうことはできなかった。

一時期は、それでもいいと思った。

恋は叶わないけど、彼に会えるだけでいい。

会話ができるだけでいい。

それで満足しようって、思った時もあった。

でも、心は正直だ。

それだけじゃ、物足りなくなる。

それどころか、欲求ばかりがどんどんどんどん積もるばかりで、ついにキャパオーバーになってしまった。

だから、私は片想いにサヨナラすることに決めた。


まだ、残骸は残ってるし、彼とはこれからも職場で会うだろう。

どうなるのか?私にもわからない。

ただ、今は、毎日を穏やかに過ごせるように。

ありきたりだけど、

ありきたりが幸せなんだと感じるように過ごしたい。



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