類は友を呼ぶ
教典 54 「類は友を呼ぶ」
今日は、私の短大時代の話。
私は、短大時代に初めて地元を離れて1人暮らしをした。
なんと、この1人暮らしが、最初で最後の1人暮らしになるとは夢にも思わなかった。
短大に入学するまで、私は地元から1歩も外に出たことがなかった。
もちろん、旅行や買い物では出たことがあったけど、それでも1年に1回あるかないかである。
そのくらい、田舎という狭い世界で生活していたのが、高校卒業して、突然、田舎の外に出るわ、1人暮らし始めることになるわで、私にとってはまさに「冒険」であった。
基本、冒険しない私が、なぜ短大の時だけこのような形になったかというと、単純に田舎には高校まではあったが、大学がなかったからである。
では、大学受験ではなく、就職すればよかったのでは?と思うが、それも単純に、うちの母親が大学か短大でええから行け!と強制されたから。
まぁ、私も、就職はなんかだるかったし、正直、1回は田舎から出たいという好奇心もあった。
そうして、無難に受けた短大に無事合格して、短大のことを調べたら、短大が実質管理しているワンルームマンションがあると聞いて、私も母親も一安心。
しかも、短大も女子短大だったので、おのずとマンションも女子専用。
で、そこから入学式に出席したのだが、そこで、予想外の事が!
その短大。。
お嬢様学校だった!
ぶっちゃけ、すでにオーラが違う。
なので、着てる服、持ってるカバン。私でも知ってるブランド物。
やっちまったーーーー!
と思った時には、時すでに遅し。
ただ、頭の悪い私でも合格できた学校である。
なので、学力レベルは低かった。
お嬢様たちも、とりあえず親から短大くらいは出ておけと言われて入った感じ。
この短大。レベル低いわりには、いろんな資格が取れる学校だった。
もちろん、単位クリアすればだけど。(当たり前)
私も、入ったからには、何か資格をゲットして帰ろうと思った。
すると、よーーーくみると、どうやら、私と同じ雰囲気、同じ匂いのする学生が、ちょこちょこ混じってるようだった。
ちなみに、田舎の高校からこの短大を受験して合格したのは私1人である。
なので、友達が1人もいない!
しかも、人見知り。
しかも、田舎出身。
しかも、初めての1人暮らし。
まぁ、3日から1週間は、
ホームシック
になったよね。(苦笑)
だけど、私、このnoteでも散々書いてるけど、
基本、1人大好き💕
人間です。^^;
1週間たつかたたないかで、ホームシックどころか
パラダイス🌟
に変身!
しかもですね。
私が入居したワンルームマンションに、同じ地方出身の子が入居してきて、お互い出会ったとたんに、
同じ匂いがする!
と感じ、その子は、ちょうど母親さんといっしょにいたんだけど、その母親さんが私に話しかけてきてくれて、
「よかったら、この子と一緒に学校通ってもらえませんか?」と。
もちろん、OK。
まさかの、入学直後に友達第1号ができるという幸運🌟
そこからは、まぁ、7割方お嬢様だったけど、3割くらいは、私のような、田舎出身の子や、田舎じゃなくても普通の子もいたりした。
しかも、女子短大だったので、当たり前だけど、オール女子!
普通、女子が集まるとグループ作って、そこでいじめとか仲間ハズレとか、女子特有のややこしいものがあると思うんだけど、この短大は、というか、お嬢様だからなのか?そういうものが一切なかった。
お嬢様たちは、本当に我が道をゆくというか、そういうややこしいものに、全く興味がないようだった。
なので、田舎出身だからといってマウントとることも全くなくて、それどころか、めっちゃフレンドリーで優しく声をかけてくれた。
ほんまもんのお嬢様というのは、「余裕のある人」なんだなぁと思った。
そうして、私は、私と同じような子たちと友達になった。
私の高校の友達も、それぞれ、田舎から出て短大に通っていた。
当時は、まだ携帯電話のない時代で、電話代もかかるということで、手紙を送りあって近況を報告していた。
すると、みんながみんな、やっぱり私と同じように、自分と似たような人と友達になっていた。
自分と似たような人と友達になるのは当たり前やん?
って思ってます?
では、聞きますが、友達いない人って、自分と似たような人がいないから友達いないの?
友達いない。っていう人いますよね?
どうして、友達いないの?
友達いらないから?
似たような人がいないから?
めんどくさいから?
私が今日言いたかったことはね。
タイトルにもあるように
類は友を呼ぶ
ってことなんよ。
友達がいない。っていう人もあなただけじゃない。
そこらじゅうに、友達いないっていう人いてるって!
でね、
今じゃなくても、ある時、ひょんなことから、友達いない者同士が出会うっていうことが、人生にはあるってことなんよ。
あなたにとってはね、こんな変わった奴、俺くらいやろ。私だけかもしれない。って思ってるかもしれない。
いいえ。
あなたみたいな人は、そこら中にいてます。
そして、人生のどこかで、あなたと同じような人にいつかどこかで出会います。
きっと。
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