妊孕性温存治療

2018年9月にがんの摘出手術をしたあと、抗がん剤、放射線治療、ホルモン治療と進んでいく予定だったので、それらによって将来(妊娠)についてを考えるよう主治医から言われました。

そのときにもパートナーはいなかったわけですが、だれよりも結婚を望み、子どもがほしいと思っていたので、かなりショックを受けたことを今でも覚えています。がんの宣告のときですら涙を流さなかったわたしですが、このときは号泣してしまいました。

そのときに卵子の凍結を勧められ、すぐにウィメンズクリニックへ。
卵巣腫瘍もあったので、それを取る手術ついでに卵巣組織を凍結しようかという話にもなりましたが、体への負担も考え、結局は卵子の凍結のみとなりました。毎日家で皮下注射をして、採卵。1回で十分な卵子が採れました。
採卵の費用、そして毎年の更新料、かなりの額を払った気がします。あのときやっていれば…と後悔しないために。


そして今日、わたしの住んでいる県が行っている、がんアピアランスの記事を見つけました。
そこから、若年性がん患者のための妊孕性温存治療研究促進事業を知りました。☞こちら☻
卵子や精子の凍結治療の助成金がでるとのことでした。
この事業が始まったのは2020年4月からで、残念ながらわたしは該当しませんでした。(さかのぼって請求できるのか、また問い合わせてみようと思います)
でも、がん患者にも将来を考えさせてくれる、希望ある事業だなぁとうれしく思いました。

最近はだいたひかるさんがホルモン治療を中断して妊娠したというおめでたいニュースもありました。
わたしもいつかホルモン治療を中断して、生理が戻って、もし戻らなければ、あのときの卵子で、子どもをつくることができればいいなぁ、なんて思っています。
その前に相手を見つけないといけないけど(笑)


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