過去日記(1)


社会人一年目の日記。






人に誇れるものが何もない。

学生時代は、人とそつなくお話しできるタイプだと思っていたし、バイト先の社員から「世渡り上手!」とか言われてたから、社会で通用すると思ったら全然通用しねえ。頑張って話しても、聞いて貰えないことも多くて、なんなら話してるのに次の話題に被せられることもあって、こっちは話の組み立てして1から披露してんのに途中で入ってくんなや!!!!って思うけどどうしようもない。酒入った大人にまともに話すの無理。

年末の忘年会シーズンで思うけど、飲み会で仕事の話するの死ぬ程つまらない。あんなつまらない時間この世にあっていいの?って思うレベルでつまらねえ。なに?あれみんな楽しいの?夢とか将来の展望とか、酒の力でガハガハ言いながら話すのそんなに楽しいことなの?酒入ってるからなの?なんなの?もっと歳を取れば理解できるようになるの?コーヒーとかビールとかししとうみたいな大人にだけ分かる旨みなの?

飲酒出来ないから理解できないし、あんなにつまらなくなるなら理解したくもない。

最近気付いたけど、誰も私が話すことには興味ない。若い女は偉い人の言う事を、ヘラヘラ聞いて「すっご~い♡」って言ってろってことなのよね。

反吐が出るわ。

面白ければいくらでも「すっご~い♡」って言うけど、偉い人の話って大抵つまらねえし、そこそこ気持ち悪い。どこぞの芸能人と知り合いとか、昔はすごかっただとか、ネットの取材受けたとかクソ程どうでもいい。

それでも、大体そういう時には高いご飯奢ってくれるから、感情を殺して「すっご~い♡」って言いながら生きます。

100回の「すご~い♡」で高い焼肉や寿司を食えるなら私はいくらでも「すご~い♡」と言うしかない。


誰も私の話には興味が無い。

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