“深層”筋膜リリースでいい女になる
中学生の頃から、肩凝りに悩まされてきた。
部活で体を動かしてる時は血流が良くなって凝りを感じることはなかったのだけど、それも一時的で。
姿勢の問題を疑ってネットで正しい姿勢や歩き方を検索。
鏡で見ながら確認したものだけど結局なんだかよくわからないままに、元の姿勢に戻ることの繰り返し。
ある日、急に思い立ってホットペッパービューティでサロンを探しだす深夜1時。
早く寝ろ、美容に悪いだろと思うが、好奇心が邪魔してしまうのでしょうがない。
そこで見つけたワード“筋膜リリース”。
実際に行ってきたので、忘れないようにメモしておきます。
筋膜とは・・・
まずは全身の姿勢チェックから
施術前、立ち姿を見てもらったのだけど、「肩が上がっていますね」と言われた。
通常がわからないので、「そうなんですか…。」としか返事が出来ず、
とりあえず鏡の前へ。言われてみれば若干肩が張っているようにも見える。
頼り甲斐のありそうな強そうな女性に見えてきた。
立ち姿勢も、若干前のめりになっていると伝えられた。
言われてすぐに後ろへ重心を移してみると、
「無理して正しい姿勢を作ろうとするのもよくないです。自然体で姿勢がいいことが大切で、おそらく前傾姿勢での形で筋膜が癒着している状態ですね。」
これから施術してもらう整体師さんの前でごまかしちゃって恥ずかしい。
筋肉には筋膜というものがあって、それは全身一枚で繋がっているらしい。
そして、その筋膜が筋肉に癒着してしまうことで、筋肉が凝り方まる状態となり、最大のパフォーマンスができないのですって。
例えるなら、服の一部と皮膚がぴったりくっついているイメージ。確かに動きにくそう。
施術開始
はじめは足首から。ゆっくり撫でるようにはじまり、全然痛みを感じない。
本当に剥がしてるのか?という感覚で、ただ撫でているようなとても弱いマッサージのような。
気になっていた首、肩、背中以外にも、足が軽く癒着していたようで。
足首が内側に向いていることを教えてくれるまで、歪んでることすら気づかなかった。
「剥がれている感覚がわかるんですか?」と質問すると、
「感覚を完全に掴むには時間がかかりますが、わかるようになります」とのこと。
今回、筋膜リリースという言葉につられてこのお店にやってきたのだが、ここではどうやら一般的なリリースではなく、【深層筋膜リリース】と言った施術だった。
筋膜というのは何層にも重なっていて、その奥からゆっくり剥がしていく手法らしい。筋膜リリースにも違いがあるなんて。
どうやらその整体師さんも尊敬する先生がいらっしゃるようで、まだまだ勉強中とのこと。また、先生のところに行くたびに、先生も進化してらっしゃるようで、これからも変化を続けていきそうな予感だった。
深層筋膜リリースというのは、もともと病院などで行われる治療法の一つで、
なおかつ高齢者に向けて施術をしていたものだから、そもそも力を込めてやることがないのだそう。
そんな背景から、医者とか専門とかいう立場でなく一般の技術者に普及していくようになったのもごく最近(3年程前?)だそうで。
確かに、リリースと言ってもやっていることは地味だし、リリースという概念の認知度もまだまだ。ネットで聞いたことはあっても、実践に至るまではタイムラグがありそうだ。凝りには、もみほぐしにいく発想になる人が多いんじゃなかろうか。
それから、どこかが凝っていると強い力でのマッサージや体ほぐしを求めるお客さんもたくさんいるみたいだが、それは単なる「刺激」に過ぎないらしく、根本的な解決には繋がらないそうで、お客さまの好みでリラクゼーションとして楽しんでいただくと言った解釈になるそう。強い力=コリをほぐす にはならないことには注意。
ちなみに、深層筋膜リリースができるような人は、自分が住んでいる市では、今回担当してくれた方だけだった。(その整体師さん曰くだけど)
そんなこと聞いちゃったら、本当にラッキーだよ、私。
だから、この整体にきた人は身内にも紹介するみたいで、その理由もよくわかった。
もっと深層筋膜リリースがすごいことを実感する人が増えればいいのにとも思った。
施術を終えて
施術してもらった感想は、
「もっと早くしときゃよかった」に尽きた。
筋肉の癒着は、特にデスクワークなど、いつも同じ姿勢をとり続ける人などに起こりやすい。
そして厄介なことに、自分が日々慣れた姿勢は脳が覚えていて、正しい姿勢に修正しても、はじめのうちは脳が元の姿勢に戻ろうと、再度歪んだ姿勢に戻す勘違いを起こしてしまうんだって。
だから、定期的に癒着を取り除き、「正しい姿勢の感覚を普通にしていく」ことで脳の認知も修正され、自然と肩の凝らない体になっていくらしい。慣れって怖い。
人によってメンテナンスの頻度は違うみたいだから、体の調子を見ながら定期的に通って行きたいと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?