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王様戦隊キングオージャー 24話感想

24話は「狭間の王VS奈落の王」。夏祭りの楽しいお話と思いきや、めちゃめちゃ重たい話でしたね。
オープニングのナレーションもギラは王様になったのでもうひとりの自称王様が真の王様になる物語に変わってました。でもきっと本当にバグナラクも人間も手を取り合って平和な世界を作っていくのがキングオージャーのゴールなのかも。

24話らくがき

・楽しい夏祭りパート
ギラに暑いからと無理難題言う王様たちですが、まあ、どうにかしろ、なんて本当は思っていなくてギラの様子を見る口実ですよね(笑)
ブーンがやってきたのに王様らしく振舞うために追い返してしまうのを見て悲しむ王様たち。本当にギラに甘い!(それがいい!)
「これでは国が亡ぶ…」と大殿様が嘆いておいででしたが、たぶん王様たちはどの国の民でも大切に思っているんでしょうね。
だから、ラクレスのように自国民を蔑ろにする王は許せないのでしょう。

もしかするとシュゴッダムは伝統的な都市っぽいので王室も他国と比べるとお堅いのかもしれないですね。王様としての振る舞い方や役割なども厳格。【ギラを王様にする=ギラをシュゴッダムの王らしく型にはめる】になるからギラらしく振舞うのは周囲からはなかなか受け入れられないのかも。
あの場にはドゥーガと高田兵士しかいないように見えましたが、おそらく他にも兵士や幹部が見ていて『示しがつかない』と普段から注意されているのかもしれませんね。

ブーンと距離を置かなくてはならない状況に落ち込むギラのために夏祭りを企画する王様たち。どう考えてもギラと国民を近づけるための提案ですね。前回もギラの言い方に怒った民とギラの関係を心配していましたし、映画の「ギラの事大好きか」ににやりとしていたのもあるのでギラが思っているより王様達はギラが好きなんでしょうね。
屋台を自ら出店してましたが、自国はどうした!と突っ込まずにはいられません笑
ヤンマなんて90%のシステムが暑さでやられたのにそのままにして夏祭りしてるって、どういうことなの。
大殿様は焼きそばの出店だけど「お代わり自由」にしてる。もう利益度外視しすぎでは…?!なんとかしてシュゴッダム国民にご飯を食べさせようとしてるのいいですね。

ギラにはシュゴッダムの伝統的な王室を継承しないで独自のギラらしい王様になってほしいということなんでしょうね。
もっというと最初の方から指名手配犯なのに自国の子どもと戯れるのOKにしてたし、ギラが子どもと接しているのが王様たちも好きなのかも。

王様たちの説得で「邪悪の王」をしていなくてもいいと気が付いたギラ。元々はラクレスの「正義」を否定するための「悪」としての邪悪の王だったわけで、対する「正義」が無いのであれば無駄に「悪」を演じる必要はない。ここからは自分の思う王道を進めばいいと、少し肩の力が抜けたのかもしれないですね。

・暗いバグナラクパート
前回の功労者であるジェラミー、今回は本当に切ない。
なんとかバグナラクと人間を繋ぎたいと願っていたのに、自分が作った物語が原因で差別や偏見を生み出し、両者を隔たっていたと気が付いた時の絶望。2000年という長い時間をそれに費やしてきた彼を思うと切ないです。
遠い親戚であるデスナラクの自爆を止めたい、でもそれに安易に人間の力を借りればデスナラクの恨みを晴らすことはできないと悩んで自分ひとりでなんとかしようとしているのかもしれませんね。

デスナラクの言うこともわかります。「このような悪いことをした人たちです」と永遠に語り継がれて事実かも分からない内容で閉じ込められたら復讐もしたいでしょう。恐らくそれはジェラミーも同じ境遇だったはず。差別や偏見に苦しんできた過去がある。

ではジェラミーの筋書きはどうだったのでしょうか。
キングオージャーの伝記はあれだけ浸透してることを考えると人間側に利用されたのかもしれないなーと思いました。
元々ジェラミーが描きたかった話はキングオージャーの伝説とお父さんとお母さんの愛の物語の二つでセットだったのかも。
でも、バグナラクと人間の愛の物語が流通すると都合の悪い人がいて、ジェラミーを騙して削除させたのかな。
例えばだけど、バグナラクと対決することで富を得ていたシュゴッダム。バグナラクと人間の愛の物語の流通にOKを出すとは思えない。
行間を読むのが美徳だと教えたとか、知らぬ間に改編されたけど行間を読めばわかってくれるって信じてたとか。
ジェラミーは王様たちに会うまでこの愛の物語がなぜわかっていない?みたいなこと言ってたし、この局面に来るまで気が付いていなかったっぽい。
この肝心要なところが抜けていたせいで人間側がバグナラクに寄り添う気持ちを育むことが出来なかったのが大きな誤算だった気がします。

・次回予告
21人も搭乗するロボってすごいですね!!笑
段々とギラや王に任せきりになる戦隊から民も一丸となって困難に立ち向かう戦隊という感じがでてきて胸あつです!


今週は待ちに待った『側近戦隊ソッキンジャー』の第一回が配信になりました。TTFCは本当にいい仕事しますね!
ボシマール役の福澤重文さんのお話が面白くて最高でした。ボシマールがいなくなっちゃってその点が本当に寂しいです。

YouTubeでお話されているのも見つけたので、これが面白かったらぜひTTFCも見てほしいです!

映画公開から結構経ちまして脚本家のたかみな先生がXでスペースを開いていらっしゃいました。ネタバレありの感想なのでまだ見ていない方は注意ですが、見た方、もう一回見よう!って思っている方はぜひ聞いてほしいです。

ラジオのラジレンジャーの方にもジェラミー、ヒメノ、リタが出ています。こちらは来週もゲストのようなのでぜひチェックしてください。


それから、昨日からみなさんざわざわされているこちら

あおち(ヤンマ)くん金髪ですけど!!どうしました!!!
王様たちもクールビズだなー暑いもんなーとか思っていたら衝撃ですよ!
どっかの話からヤンマの髪色変わるんでしょうか…。それともこの上から黒と青入れていい感じにするんでしょうか…。

この答え合わせ含めてまだまだ見逃せません!

 

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