なるほどスピリチュアル⑨ 実は重要!霊感を「OFF」にする方法~繊細な人も試してみてね~
こんにちは!
なるほどスピリチュアル、今回は第9回目です。
さてさて、前回は、本格的に「エネルギーだけでチャネリングをする」という方法のレクチャーでしたが、お試しいただけましたでしょうか?
▼前回の記事
やってみて手ごたえがなかった場合は、それ以前にご紹介したワークから順番に、試してみてくださいね!
さて。
ここまであれこれ「霊感を使うにはこうしたらいいよ」「こんな風にすれば効率的に鍛えられるよ」というお話をして参りましたが…
実は霊感を習得するうえで、「身につける」以上に大事なことがあるんです。
それは…
「霊感をOFFにする」という技術。
というのもですね。
チャネリングやあっちの世界と繋がるということが楽しくなると、ついついそちらにどっぷり浸かってしまいがち。
なのですが、「見えない世界のことばかりに気持ちがいっている」と現実が疎かになってしまいやすく、それが場合によっては大やけどにつながるということも、なくはないんです。
例えば…
現実的な仕事でうっかりミスをしてしまったり、
歩いているときにぼんやりしてしまってそのせいで事故に合ってしまったり、
目の前の現実を真剣に捉えられなくなったり、
大事な人が言っている大切なことを見過ごしてしまったり…
そんなことは、なるべく起こしたくないですよね。
まあ、「霊感を鍛え始めるぞ!」というぐらいの時期は、四六時中繋がろうとしてもさほど支障が出ることはないのですが…
ある程度軌道に乗って「なんとなくガイドと話せるようになってきたぞ」くらいからは、常時繋がろうとするのではなく「今はON」「終わったらOFF」というように、しっかりメリハリをつけることをしていただいたほうが安全です。
というわけで、今回紹介する方法、ぜひ参考にしてみてくださいね。
繊細過ぎるなら、試してみて欲しい「OFF」の技術
また、ここからはすこし余談になるかもしれませんが…
この「OFF」の方法は、いわゆる「繊細すぎて生きづらい人(HSPなどと言われる場合もありますが)」にもとっても効果的だと私は考えています。
個人的な意見ですが、「繊細」というのは「五感の範疇には入らない感覚的な情報(つまり霊感)を、一般的な人よりもたくさん受け取ってしまう状態」のこと。
つまり、目の前のものをひとつひとつ拡大鏡で見ているような状態なんですね。
そのため、繊細な人というのは「他の人と同じ体験をしても、自分だけ受け取る情報が多くなっている」状況にあるわけで、その結果、以下のような「困り感」が起こっている場合が多いのです。
・一つ一つの物事の処理に多大な労力を要する
・ネガティブな刺激を受けた時のダメージが大きい(小さな刺激でも大きく感じられてしまうため)
・複数の物事の処理が得意でない(一つの物事で、処理がいっぱいいっぱいになってしまうため)
・すぐに脳が疲れてしまう(いつも多くの情報の処理に追われているため)
→具体的には、目の前のものが手につかなくなったり、頭の回転が非常に悪くなったり、パニックになってしまうなど
・「情報が過多になる」状況が続くと、自分で自分の考えや感じていることがわからなくなったりなど、感覚がマヒしてしまうことがある
・他の人と比べて多くの情報を処理していることが目には見えないため、「人ができていることが、自分だけなぜかできない」という無力感がある
私が出会ってきた「繊細過ぎる人」は、自分が『多すぎる情報にさらされている』ということに無自覚な方も多かったのですが、
「処理しきれないほどたくさんの情報が飛び込んできていた」ということを自覚し、「霊感をOFFにして、入ってくる量を意図的に減らす」ということを心がけるだけで、かなり生きやすくなったというご意見を頂いております。
スピリチュアルが好きな方は、「繊細」な方も多いという印象を個人的に受けていますので、もしこれを読んだあなたが、「自分にも当てはまるわ~」と思った部分があるのなら…
「チャネリングを終えた後」だけではなく、「疲れた時」「情報量の多そうなイベントがあったとき」などにも、日常生活でもちょくちょく「OFF」にして、試してみていただきたいなと思います。
こうやってやろう、ONとOFF
さて、例によって大変前置きが長くなりました。
ここでは「OFF」と一緒に「ON(アンテナを開いて、霊感でキャッチしやすい状態)」の状態についても、ご説明しましょう。
「ON」のやり方
人には、「勘が冴えわたり、ガンガン降りてきやすい」状況というのがあります。これを「ON」の状況とします。
集中しているとき、無心の時、リラックスしているときなど、いろんな状況がありますが、ここでは比較的意図的に再現しやすい「リラックスしている状態」に関してご紹介したいと思います。
上記のような状態だと、チャネリングもはかどりやすいですので、やってみてください。
また、人によって「こうしたほうがやりやすい」「これはやってみたけどやりにくい」というのに個人差がありますので、適宜、自分の好みに変えていただいてよいと思います。
ちなみにですが、「うまくチャネリングできない」という場合、少し姿勢を正すだけで受け取りやすくなる場合があります。
おすすめなのは、座っているときならば「頭のてっぺんから吊られて、背骨が真っすぐになっていて、軽く胸を張っている姿勢」で、横になっているときならば、「仰向けになって、背骨を真っすぐにし、肩が上がっている場合は下げ、軽く力を抜いている姿勢」です。
「OFF」のやり方
では、続いて「OFF」についての解説です。
これに関しても、やりやすいように個人でアレンジしてもらって構いませんが、大事なのは「余計なものを受け取らないぞ」というような意図を、まず持つことです。
あとは、「外側から情報が入ってきにくくなる感じ」を自分の中でしっくりくるイメージで想像します。
例えば…
・外側ではいろんな情報が流れて行っているけれど、自分の横を素通りしていく感じ
・外界を見る窓が、すりガラスになって、細かい部分は見えない感じ
・パソコンでいう省電力モードのように、最低限のことしかしない感じ
・外側の情報が外国語のように聞こえてきて、聞き流す感じ
というように、自分の中でやりやすいものを模索してみてください。
なお、ストレスフルな場所に行くときなど、『OFFにするよりもっと強く自分を守りたい』ときには「バリア」を張ることもできます。
「自分の周りが卵の殻で囲まれているイメージ」「光のシャワーに囲まれていて、悪いものが入ってこないイメージ」「自分に向かってきたネガティブなエネルギーが逸れていくイメージ」等を持つだけでOKです。また、前の記事でお伝えした通り、ガイドに「バリアを張ってください」とお願いすることもできます。
ただし、このバリアはそんなに長い時間は持ちませんので、ちょっと手間ですが、15~20分毎に張り直すようにしてください。
グラウンディングをしてみよう
さて、OFFについてお伝えしましたが、時には、興奮していたり、上手く落ち着けない状態だとOFFが思うように上手くできないこともあるかと思います。
というわけで、そんなときにも「地に足を付けて自分本来のペースに戻る方法(スピリチュアル用語で、これを「グラウンディング」と言います)に関しても、お知らせしておきます。
なお、グラウンディングには主に「体を使って行うもの」「イメージを浮かべて、エネルギーで行うもの」の二つがありますが、ここでは体を使って行うものだけをご紹介します。
というのも、個人的には「OFFができないくらいの状態なら、イメージでのグラウンディングもあんまり上手くはできないだろう」と思うからです。
イメージでのグラウンディングが気になる方は、検索するといっぱい出てくるので、チェックしてみてくださいね。
はい、ここで私が最もお勧めするのは、一番上に書いてある「温冷水シャワー」です。
一番手っ取り早く、技術も必要なく、かつ短時間で出来るからです。チャネリングをしてフワフワしたあとや、なんとなく目の前の現実に集中できない時、シャキッとしたいときなどに、ぜひお試しください。
もっと時間をかけた「OFF」が必要な時
さて、これまでは、要所要所でOFFにするための方法をお知らせしてきましたが、人生には「時間をかけてOFFにする期間」が必要なことがあります。
こういった時期はたいてい「何をやっても上手くいかない」「何かをしてもあまり物事が前に進まない」「直感が働きにくい」「なんとなくパッとしない」「今の状態があまり気に行っていないが、だからといって変化するほどの元気がない」「やたらと眠い」みたいな感覚がある場合があります。
このようなタイミングは、スピリチュアル的に言うならば、「これからの自分にとって心地の良い波動に調整するために、あえて、周囲の影響を絶って、自分一人でペースを整える時期」であることも多いもの。気持ちとしてはあまり歓迎はできないことが多いでしょうが、土台を整えるのにとっても重要かつ必要な時期なのですね。
というわけで、こういう時期に来たときは、こんな風に過ごしたらいいよ、というオススメ方法も今回、ご紹介したいと思います。
このように過ごすと、自分の軸が整っていきやすいため、結果的に早く調子を回復して前に進めるようになります。
スピリチュアルを結構しっかりやっていくと、これまでより自分の波動が上がるため、このような時期が来る方も結構多いのです。
機会があれば、是非お試しくださいね。
しつこいようですが繰り返します。OFFは大事。
さて、今回はこれまでの中でもダントツに地味な内容でお送りしましたが、重要度でいうと1~2を争うくらいの回だったりします。
実は、スピリチュアルをやるというのは、意図的に波動を上げ下げするということでもあるのです。
見えない存在と繋がるときには波動を上げる必要があり、また現実の自分に戻ってくることは波動を下げる必要があります。
また、見えない存在と繋がることを繰り返していると、自分の「基本的な波動」もそれに引っ張られて、どんどん上がっていきます。波動は上下に揺れながら変化をしていくのですが、その時に、必要以上に大きな揺れにならずにその変化を定着させることができるかは、「どれだけ地に足がついているか」にかかっている部分があるのです。
大きく飛びたいときほど、しっかりと地盤をしっかり固める必要があるもの。
スピリチュアルをしっかり身につけたい、あるいは、バランスよく付き合いたいという方は、ぜひぜひ「OFF」を大切にしてみてくださいね。
では、次回はいよいよ第10回、この連載もそこで最終回です。
どうぞお楽しみに!
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