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お昼寝の場所の正解とお昼寝のコツ

ぐっすりねんね講座で質問を受けたのが、お昼寝の場所でした。
なんとなくみんな知っているものだと思っていたので、気づく良い機会となりました。

今回は、赤ちゃんのお昼寝の場所やお昼寝のコツについてお話しします。
日中の睡眠(お昼寝)の回数と時間の目安については、こちらの記事でご紹介しているのでぜひ読んでください。

■ 赤ちゃんはどこでも寝るは本当?

お子さんによると思いますが、明るいところでも寝る子は寝ますが、どこでもOKというわけではありません。

というのも、日中の睡眠は学習したことや記憶したことを整理する時間になる一方で、夜間の睡眠は心身の成長のための時間になります。
日中の睡眠と夜間の睡眠では役割が異なるのです
そのため、日中の睡眠も夜間と同じように気を配っていただきたいです。

まずは、こちらの記事で月齢別の日中の睡眠の回数と時間の目安を確認してみましょう。
赤ちゃんが昼寝をしないと「寝ないから必要ない」と考えてしまいがちですが、目安よりも日中の睡眠の回数が少ない場合は注意が必要です。

次に赤ちゃんにとって寝心地の良い寝室を整えましょう。
赤ちゃんにとって寝心地の良い寝室はこちらの記事で紹介していますので、ぜひ実践してみてください。

■ 月齢で変わるお昼寝の場所

1.生後3ヵ月くらいまでは明るいところで寝かせましょう

この時期の赤ちゃんはホルモン分泌も未成熟のため、ママとパパが赤ちゃんに昼と夜の違いを教えてあげる必要があります。
そのため生後3ヵ月くらいまでは、日中は明るいところで過ごすことがポイントになります。

朝起きたら日の光を浴び、天気が悪い日は電気をつけましょう。
日中は明るいところで過ごし、日中の睡眠(お昼寝)も明るいところでさせましょう。
(直射日光があたるところは避けてくださいね。)
夕方から夜にかけて照明を落とし、夜間は真っ暗なところで寝かせましょう。
太陽をお手本にしながら家の中の光をコントロールしてください。
それ以外のポイントは夜間と一緒でOKです。

2.生後3ヵ月以上になったら夜間と同じ場所で寝かせましょう

だいたい生後3~4ヵ月頃で昼夜の区別がつくようになり、少しずつ生活リズムが整ってきます。
昼夜の区別がついたら、日中の睡眠も夜間と同じ場所で同じように寝かせましょう。
そうすることで、より質の良いお昼寝タイムにすることができます。

■ お昼寝のコツ

日中の睡眠と夜間の睡眠は相互に影響しあうため、お昼寝がぐっすりだと夜のねんねもぐっすり眠れるようになります。
でも、お昼寝は難しいですよね。
少しでもヒントになればと思い、お昼寝のコツをお伝えします。

1.寝る直前にNGなこと

寝る前にお菓子などの糖分が多いものを食べるのは避けましょう。
また、寝る直前に激しい遊びやスクリーンなど刺激の多いものを見るのもやめましょう。

2.睡眠環境を整えましょう

生後3ヵ月以上の場合は、光が漏れていないかチェックしましょう。
「光」は赤ちゃんを起こす最大の要因です。
また、少しでも光があると見えるため、赤ちゃんは部屋の様子が気になって起きてしまう可能性があります。
その他、「音」、「温度・湿度」、「服装」、「安全性」についても、こちらの記事を参考にしながら見直しましょう。

3.ねんねルーティンを行いましょう

時間になったからと言って、遊んでいるところから急に寝室に連れて行っていませんか。
お昼寝のときもねんねルーティンをすることで、ねんねモードをつくっていきましょう。
簡単なものでOKですよ。

4.疲れすぎる前に寝かせましょう

活動時間を意識し、疲れすぎる前に寝かしつけをしましょう。
これはピッタリ合わせるのが難しいので、毎日がトライ&エラーです。

5.お昼寝をポジティブなものにしましょう

まずは、赤ちゃんにとってお昼寝を楽しいものにしてほしいので、お子さまに「じょうずにおねんねできるよ」と声をかけてください。
起きたら「じょうずにおねんねできたね」とほめてあげましょう。

次に、ママとパパにとってお昼寝をポジティブなものにしましょう。
ママとパパが「あ~、今日も寝ない」と思うと、その気持ちがお子さまに伝わります。
お昼寝は毎日(しかも1日に何回も!)のことなので、ママとパパは肩の力を抜いてリラックスしましょう。


今日のぐっすりねんねポイント
 昼夜の区別がつく生後3ヵ月くらいからは、お昼寝も夜間と同じ寝心地の良い真っ暗な寝室で寝かせましょう。


参考文献
 『ママと赤ちゃんのぐっすり本』 愛波 文 著
 『ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』 愛波 文 著


  • 赤ちゃん及び保育者(ママ、パパ)に関して不安や心配がある場合は、医師等の専門家に相談しましょう。

  • 本記事の内容については注意を払って記載していますが、アドバイスを実行する際は読者の方の判断で行ってください。

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