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【ネタバレ注意】映画「ひらいて」

女優・山田杏奈

我が愛しの担当様・作間龍斗くんのスクリーンデビューということで、公開2日目の舞台挨拶ライビュ付きの回に行ってきました!
正直、映画館に行くまでは「大きなスクリーンでキスシーンかぁ…心臓耐えられるかな…取り乱したらどうしよう…」と不安だったのですが、これは完全に杞憂に終わりました。
見終わった最初の感想は、

「山田杏奈ちゃん、スゲエ…!!!」

コレです。
杏奈ちゃんの演技が上手いからか、すぐに物語の世界に入ることが出来ました。
作間くんを見ても「作ちゃんの制服姿~( *´艸`)きゃわ~」等と思わず、あくまでも「たとえ君」として見ることが出来たのです。

この先、ネタバレ有です。自分が感じたことを書きます。

愛ちゃんで思い出す己の黒歴史

愛ちゃんは裕福そうな家庭で何不自由なく育ち、可愛くて、学校では委員をやりたがるような優等生。
髪はサラサラ、爪も桜色。モテ男子にも告白されて自信満々な女の子。
そんな彼女が好きになったのは勉強は出来るけど目立たない「たとえ」。
クラスのみんなが気づいてないたとえ君の陰のある美しさに、斜め後ろの席から秘かにきゅんきゅんしています。
でも、たとえには秘密の恋人「美雪」がいて。

たとえ君に「なんか、嘘っぽい」と言われるシーンがありますが、たしかに愛ちゃんは初めから嘘まみれ。

たとえ君と話すきっかけを作るために階段からごみ箱を投げたり、ノートを配る順番を最後にしたり。

愛ちゃんのサラサラヘアは毎朝のヘアアイロンの賜物だったし、桜色の爪もマニキュアを塗り続けていたからだし。

友達には「好きな人いないよ。できたら教えるね」って言うし。

美人のママは朝から焼き菓子を焼いて、リビングダイニングもとても綺麗。
でも、娘にはトマトジュース(?)しか出さず、朝ごはんを一緒に食べる様子もない。ずっとマドレーヌを綺麗に包装してリボンの付いた箱に詰めているだけ。愛ちゃんのことは見ずに「私と爪が似ている」とそればかり言う。
愛ちゃんの爪がボロボロになっていくのも気づいていない。

美雪は毎日たとえ君に心を込めたお手紙を書いているのに、愛ちゃんはたまにパパへ送る短いメッセージさえ書くことが出来ない。
裕福だけど、どこか寂しい家庭。
(勝手な想像→パパは単身赴任先で浮気してそう。ママはセレブ風なキラキラインスタして自分は幸せだと友達に自慢してそう)

一方の美雪ちゃんは、私服も地味だし、おうちもすご~く庶民的だけど、優しい両親に愛されているのがよくわかる描写やエピソードがある。
本人が持病を抱えているからか、他者への感謝とか恩返しみたいな考えがしっかりあるし、早く人の役に立ちたいという健気な願いを持っていて。
こんな人柄のいい女の子の良さに中学生の時に気付いたたとえ君は大人だなぁ。

アイドル風の衣装を着た愛ちゃんに「神様みたいに可愛いね」って美雪がうっとりと褒めるシーンがあったけど、本当に神様みたいなのは美雪ちゃんなんだよねぇ。
普通ならあんな風に愛ちゃんを受け入れられないと思う。強い愛ちゃんに流されていただけではなく、博愛とか慈愛とかを感じます。最後まで満たされない愛ちゃんに愛情を分けてくれた美雪ちゃんは聖母のような女の子だと感じました。

親にもたとえ君にも愛されている美雪ちゃんと、そうじゃない愛ちゃん。愛されないのに「愛」という名前なのが哀しい。

愛ちゃんがだんだん壊れていき、ごちゃごちゃ散らかった部屋の中に響く爆音のアラーム音が怖かった。
アラームの度に髪ぼさぼさ爪がたがたになるのが辛い。
それでも学校に行く愛ちゃんは偉いとも思ったけど。

折り鶴の桜の木を蹴飛ばして壊したのは、はりぼての美しさを評価された桜に自分を重ねたからかと思ったのですが、どうなのでしょうか。
この綺麗な折り鶴を「ひらいて」も何もない空っぽなのに、美雪からもらった手紙を「ひらいて」想いを受け取ると走り出して愛ちゃんに生気が戻る。

映画館を出た後、一週間くらいたった今でも愛ちゃんのことを考えてしまいます。
それだけ女優・山田杏奈の演技力や存在感が凄かったんだと思います。
杏奈ちゃんは今後すごい女優さんになるに違いない。めちゃくちゃポテンシャルを感じました。応援します!

愛ちゃん、幸せになってほしいな。

私事ですが、ずっと封印していた自分の若い頃の恋愛沙汰を思い出して今ちょっと落ち込んでいます。
あの頃は私だけでなく、当時の彼氏も、彼氏の周りの女の子たちも、みんな頭おかしかったな…。
本当はたいして好きじゃないって気づいて、最後は無理やりパッと終わらせて、以後は忘れようとしていたけど、この映画を見て久々にあの頃の傲慢で身勝手だった自分を思い出してしまった。
そういえば、あの頃の私も27才くらいで死ぬような気がしていたな。すでに40代ですが。

たとえ君

さて、作間くんですよ。作間くんのたとえ君!
たとえ君はあの後どうなるんでしょうか。慶應でモテ期がやってきそうですが、また厄介な女の子に迫られたりしないか心配です。

「初めての映画がこの作品でよかった!」と思った作間担は多いのではないでしょうか。
たとえ君は作間くんの持つ静謐な雰囲気にぴったり合っていたし、「みんながまだ気づいていない、私だけの彼」っていうのもジャニーズJr.の世界とリンクしているような気がして、すごく説得力がありました。
ドラマ「DIVE!」でもクールでストイックな少年を演じましたが、普段ニコニコふにゃふにゃしている作間くんがそのルックスのままの役を演じると
「こんなにカッコイイ子が歌ったり踊ったりバク宙してくれる世界…ありがとう世界…」ってなります。
でも映画の後に「ドッキリGP」で霊に憑りつかれた演技して白目剝いてたり、プールでかくれんぼして楽しそうなYOU TUBEを見たりするとちょっとホッとします(笑)

HiHi Jetsでローラーパフォーマンスをしている作間くんが一番好きなのですが、演技のお仕事も期待していきたいです。
いつかは朝ドラ俳優に!夢です!

長々と書いてしまいましたが、言いたいことはただひとつ。
「ひらいて」面白いから見た方がいいよ!!









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