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アンメット

アンメットというドラマがついこないだまでやっていた。杉咲花ちゃんと若葉竜也くんが出てるやつ。
アンメットとは直訳すると「満たされない」という意味だそうで、医療において全てのアンメットを無くしたいという思いの元、進んでいく物語だった。

このドラマがとても良かったという話はさておき、"アンメット"という言葉を聞いてぼんやり考えていた。

それは、人生の中でアンメットを無くすということはほぼ不可能に近いということ。満たされないから、常に人間は求め続ける。逆に、恐ろしいもので手に入れることが出来たら、それまでの苦労がなかった事のように手放したりする。

満ちている、とはなんだろうか

それが沢山あることなのだろうか、それとも恋人がいること?欲求が解消されていること?etc...

世の中、幸せに生きている人間はどのくらいいるのだろうか。日本人は無意識のうちに自分が不幸であることをある種のブランドにしているように見える。特に、インターネットの中の僕達は不幸売りをすることによってアイデンティティや承認欲求を得ているような、そんな気がするのだ。

そんなもの達はみんな"幸せになりたい"とぼんやりと呟く。これを諦めていない人達は幸せになるのだと強い意志を持っているのだと思うが、大半は幸せになりたいと豪語しているだけで実は停滞している自分にある意味陶酔しているのでは?と思ったりもする。ちょっと辛辣かもしれないけれど。

"満たされる"ためにはそれが一定の時間を持続しないことには難しい。つまりは、永遠に満たされる状態を保持するのは現実的にほぼ無理に近い。1日生活する上でも、必ずストレスがかかっているし、そもそも人間はずっと幸せを抱えた状態で生きていけないのだから。

そう分かっても尚、人は幸福になりたいと思う。

不思議なことに

まあぼくは今日食べたコーヒーゼリーに乗っていたアイスがあまく、つめたくて美味しかったので今日は良しとする。


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