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味と匂いがしない私の世界



味と匂いがしない私の世界


突然ですが、わたしは物心つく頃から味と匂いが一切しません

なにを食べても一緒で、香水も花の匂いもわかりません。

未熟児で生まれたからなのか、敗血症にかかったからか、熱性痙攣で入院したからか、原因不明です。
いろんな検査をしましたが、すべての病院で「神経に異常はないけど味覚嗅覚は感じてないね」と言われました。

同情して欲しいわけではありません。
ずーっとこの世界が当たり前なので、小学校6年生まで気づかず、それが分かった時は正直嬉しかったくらいでした。

なぜ嬉しかったのか

私は超偏食です。

障害があることを知るまでは、「なんでみんなこれ食べれるのに自分は無理なんやろう」って思う時もありました。

小学校の給食で「残してもいいから1口は食べよう」が苦痛で、牛乳が苦手な友達と嫌いな食べ物を物々交換してました。(200mlを5本飲んでお腹壊しました爆笑)

でも、「味と匂いがしない」ってことが判明し、「私が悪いんじゃない!理由がある偏食や!」と言い訳に出会えて嬉しかったんです(笑)

よく友人に「味と匂いわからんってどんな感じ?どうやって好き嫌い判別してるの?」と聞かれるので、私のこだわりを書きます。

味と匂いがしない私の世界、ぜひ覗いてみてください(前置き長い笑)

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「好き」「嫌い」の判別方法

まず前提として、何を食べても味はせず、何を嗅いでも匂いもしません。その分食感が発達したらしく、すべての食べ物は

色(見た目)と食感で好き嫌いを決めてきました。

私が好きな食べ物は茶色赤、黄色がほとんど。緑や紫などは人工的っぽくて嫌いです(笑)

食感は柔らかい音がならないのが好きです。嫌いなのは硬いのと、音が鳴ったり(シャキシャキとか)、膜に包まれて噛むと汁が出てくる系。

好きな食べ物


○カレー
➡︎茶色と白 柔らかい ※具は無くていい
ジャガイモ🥔はいていいけど、玉ねぎ🧅は溶けててほしい。お肉バラバラになるのでいらない。

○オムライス
➡︎黄色と白 柔らかい 具は見えないくらい細かい玉ねぎのみ(笑)

○麺類(ミートスパゲッティ、豚骨ラーメン、うどん)
➡︎赤系、茶色、白 柔らかい 
最近はカルボナーラも食べれるように!(進化)

○牛肉 ※三筋など柔らかい部位のみ。
➡︎茶色 豚肉は脂が嫌で、鶏肉は縦に繊維が切れる食感が嫌です。

○パン🥐
➡︎白 柔らかい 朝食はずっと中に何も入ってない某会社のバターロールです。
※メーカーが変わると食感が変わります。なので某会社以外のバターロールは食べれません。食パンもギリいける。

○牛乳🥛➡︎白 下の周りに膜を作る感覚が好き。小さい頃から牛乳が大好きで平均1日1L飲みます。(ただ太ると知り控えようと思ってますが、、)
学生時代飲みすぎて、今はほとんど飲んでない

○マルゲリータ🍕
➡︎赤系 やわらかい ピザを食べれるようになったのはここ数年。海鮮やハムなどは嫌いなので食べれるピザはマルゲリータかチーズ系のみ

朝昼はロールパンで、私の夜ご飯はカレー2日間、スパゲッティ2日間、コロッケ(某会社のみ)、オムライス、チーズフォンデュ、すき焼き、焼肉、ハンバーグが順番に🍽

それ以外の食べ物は友人との外食で流し込みます。

じゃあ何が無理なん?となりますよね。あげだすとキリがないんですが、、、

私が食べれないor食べたくない(無になればいける)食べ物

この世の食べ物ほとんどが苦手です。

✖️野菜全般(ジャガイモと玉ねぎ除く)
➡︎緑と紫が嫌い。キャベツ🥬とか音がなるし砂を食べてる気分。トマト🍅赤やん。ってなりますが、「膜に包まれて噛むと汁が出る」部類なので却下。⚠️マルゲリータとかケチャップなど液体はok
(他にもイクラ、フルーツ全般そういう部類は不可能)

✖️魚(特に🦀🦑🦐) 
➡︎切り身焼き魚は頑張ればいけます。生はムニュってした食感が無理なのでお寿司🍣海鮮は食べれません。🦀🦑🦐達は生きてた姿がそのまますぎて無理です。(説明がめんどくさいのでアレルギーってことにしてます💭)

✖️和食🍱
➡︎硬い。咬み心地が悪い。
※白ごはんは永遠に食べれます。玄米になると色的に無理。

玉ねぎの大きさとか、白ごはんの柔らかさとか、パンのメーカーとか、こだわりが多くて外食はあまり好きではありません。

味覚嗅覚がないことで生まれた食への謎のこだわり。

人と外食をする時は基本、このこだわりを理解してくれてる人とだけ食事に行きます。何かの集まりやイベントで食べざるを得ない時は🦀達以外は無になって流し込みます。

たまーに甘いとか酸っぱいとか、味ってどんなんやろうって思う時があります。知ってみたいけど、味を知ることでさらに食べれなくなる食べ物が増えるかもしれない、そう思うと治したいとも思いません(現状治療法はありません)

noteに投稿した訳

なぜこのことをノートに書いたのか、五感のうちの二つが欠けて、「食感」が増えて四感になってる私の世界を、見ず知らずの誰かに話してみたかったからだと思います。

冒頭でも書きましたが、同情して欲しいわけでも哀れんで欲しいわけでもないです。

「こんな世界があるんや」くらいの感覚で楽しんでもらえればなと思います。

匂いについて書くと長くなってしまうので、また違う時に書きます📔

以上、23歳関西人女の世界でした。

(この記事は2024年4月に大幅加筆をしています)

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