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確かに消えないものはここに(NieR:Automata感想)

NieR:Automata、クリアしました。
これクリアした直後に書き始めてるんですが、未だに鼻すすってる位には泣きました。ぼろぼろだった。
多分分かってる方いるとは思いますが、アニメではなくゲームの感想です。Switch版です。
ネタバレありありのありです。これからプレイする方、もしかしたらプレイするかもねって方は絶対に見ないでください。
大丈夫な方はそのままどうぞ。





1.操作下手くそでごめんよ1周目

そもそもここ最近、推理系のゲームばかりやってたので「アクションとかRPGやりたいなぁ〜」って思ったので買ったのが始まりでした。
別にNieRじゃなくてもいいのかもしれませんが、わりとずっと気にはなってたけどやってなかったので良い機会だと。
そうした経緯で始めたNieR。
頑張るぞって気合を入れたのに始まったのはシューティング。
嘘じゃん。
嘘じゃん!!??
私のシューティングゲーム経歴はカービィのやつみたいな、本編のオマケみたいな扱いのシューティングしかやった事ないです。
端的に言えば苦手です。そりゃもう苦手です。
最初のシューティングで2回くらい(もしかしたらそれ以上)回復薬使いました。難易度ノーマルでやったんですけどね。おかしいな。
NieRの登場人物に「2B」や「9S」が居ることは知ってはいたんですが、改めてゲームやってて「2B」だの「12H」だの出てこられると、鉛筆の硬度表示みたいだなと……。絶対違うと思うんですがどうしてもそう思ってしまいました。
まぁ2B以外全滅でしたが。
シューティング終わってちゃんと始まったアクションパート。実はシューティングゲームだったらどうしようかとちょこっと思ってました。
アクションなら他のゲームでも慣れっこだからいけるいける、と意気揚々とはじめたんですが。
ノコギリアーム(片腕)戦、回復薬祭でした。射撃しながら攻撃しながら回避ってやったこと無かったわ、そりゃ。堅実に戦うなら射撃か通常攻撃のどちらかにすべきなのでしょうが、せっかくできるなら両方やりたくなってしまいまして。
正直幸先不安になりました。序盤も序盤で回復薬祭って、私このゲームクリア出来る?
その後の超大型機械生命体との戦いは、ノコギリアーム戦より安定して戦えました。このゲームは回避が重要だって、スモモちゃん学んだ。
ただここまでやたらシューティングやらされてた気がしたので「NieRってこういうバカでかいのと(シューティングで)戦うゲームなのぉ!?」ってなりました。ボス戦がシューティングってのはそこまで多くはなかった気もしますが、でかいのと戦う機会は多かったのであながち間違いではなかった気もします。
ブラックボックス反応による自爆、ブラックボックスを握りつぶすとかするのかと思ったら違った。「君の瞳に乾杯」的な感じだった。
正味「え、NieR~完~?」って思いました。さすがに違った。

2Bだけ覚えていて9Sは忘れてるって状態、2Bも拳を強く握りしめてましたが無力感みたいなのを感じました。あの時助けられなくてごめんね。
システムセットアップで間違えて何も設定変えずにAボタン連打して、9Sに何度も怒られたのも申し訳無かったポイント。
NieRの世界観が人類滅んでるぐらいの勢いの滅び具合ってのは何となく察してたんですが、まさかのエイリアン原因とは思わなかったです。戦争でとかじゃないんだ……。むしろ宇宙戦争的なそれなんだ……!

地上に降り立って楽しく近場のビルの中探索したところまでで大体ぶっ続け2時間くらいプレイしてたんですが、ここで体調不良によるリアル限界がきました。頭痛と気持ち悪さでダウン。
前回のちょっと始めたよ報告でも書きましたが、まさかのNieRやってて熱中症発症。嘘じゃん。
嘘だと思いたいけど、塩タブレットと水分で回復したから十中八九熱中症。アホか。

体調がまあまあ安定してから再開しました。
地上の探索楽しい〜。マップ探索大好き民なので、レジスタンスからの依頼の時もわりと寄り道しまくりながらやってました。
ただ砂漠、テメーはダメだ!
景色が変わらないマップを探索するの楽しくない……。あと砂で滑るから宝箱蹴りに行きにくい。
そんなこんなで砂漠をぬけて団地奥。
ロボットが見様見真似で人間の営みの模倣をしている、って光景はちょっとゾワッとしました。しかもその行動が何をもたらす為とか理解してないよね、多分だけど。そこもゾワッとポイント。
で、おぎゃあと出てきた全裸さん。何やねんお前。
倒したるでって剣で脇腹ブスーやられて割と血が出てるのにピンピンしてるのも何やねんお前。退場しろよ、そこまで血的なのでてるならさぁ。
しかも全裸さんの脇腹から全裸さんVer.2が出てくるし。
何やねんお前ら。
探索の時に鹿やらイノシシやらを倒そうとした時もそうだったんですが、この作品結構血の表現わりとキツイですね。鹿とかの時罪悪感凄かった。

遊園地廃墟、行く手前で明らかに貴重そうな感じに祀られてる武器発見してテンション上がりました。でもこのゲーム武器売れる訳じゃないしどの武器も1本しか入手できないから、どれも貴重と言えば貴重。
砂漠の時もそうでしたが、外見が人間でないものがその本質を理解せず模倣する姿って気味が悪いですね。人が居なくなってもてなす客も来ない遊園地で、スタッフの真似をして歓迎感出してるの最早怖い。
ていうか廃墟になった遊園地ってだけで怖さ倍増感ある。BGMめちゃくちゃ良いけど。
美しくなりたかった機械生命体。この時は「美しくなりたいのは分かるけどやってる事(アンドロイドを磔等)えぐいてぇ!」って気持ちでした。
Bルートやった今となっては、「頑張ったね」って言ってあげたいです。正直相手がサルトルだってやってる時は気づかなかったです。あんなろくでもねぇ男やめて俺にしろよって言いたくなる。

遊園地廃墟からそのまま機械生命体の村へ。NieRプレイするにあたって初見時の印象何かをメモに残していたんですが、ここに至っては「パスカルかわいい」しか書いてませんでした。もう少し何かあるだろ。

初見メモこんな感じ。字汚いね。

一応合間合間にサブクエストはこなす様にはしてたので、メモの下二つはサブクエストについてです。読めない文章のメール送られてきた時、「誰だこんな怪文書送って来よったヤツ」って気持ち過ぎて思わずメモした。ちなみにこのサブクエまだ終わってません。本当誰だ、送ってきたヤツ。
ヨルハ関連はメモしたりしなかったりでしたが、ちゃんとやってよかったなと思います。裏切りのヨルハの3人、彼らはどこまでの真実を知ってああなったんだろう。何となく推測は出来るけど……。
バンカーの子から頼まれた、先輩の遺品回収ミッション。先輩の脱走の件、話すか話さないかプレイヤーによっては割れそうですね。私は話せませんでした。この子も後を追って脱走して処分扱いされたら、ちょっと嫌だなと思いまして。黙ったら黙ったらで戦闘タイプに移行しようとし始めて、「ちょちょちょ」ってなりました。これはこれで戦闘中に後追い的なことしそう。
たまに通信の来る6Oちゃん可愛くて好きです。依頼はわりと贔屓してやってた。
サブクエストの名前忘れましたけど、シェイクスピアが見たら呆然としそうなロミジュリちょっと好きです。ロボ物あるあるな展開なような気もしますけど。後々似たような展開が本編中に起きたけど、その時はさすがに笑えなかった。
本編終了に至るまでに、二つほどサブクエストの場所が分かっていたのにクリアできなかった(しなかった)ものがあります。
一つ目はスピードスター。これは単純に競争系ちょっとだるいから後でやろ~って気持ちでいたら、もう普通に忘れて終わりました。後半になってくると本編が面白すぎてスルーしてた。移動速度アップ系のチップつけて挑めば勝てるのかな。一回やったとき特に何もせず挑んで負けたけど。
二つ目は廃墟都市にある砂漠地帯入口近くのビルの上のヤツ。これはもう単純にプレイヤーのスキルの問題です。
私がジャンプ操作下手なのが原因。
目的のビルの上にたどり着きすらしねぇ。
あんまりにも行けないから攻略サイトで行き方調べました。そこに書いてあった方法が、「回避後ジャンプ。その後上昇強攻撃の頂点でもう一度ジャンプを押して~」って感じでした。いや出来ん。
というか私、色んなアクションゲームにおいて、ジャンプ操作が苦手という致命的な弱点があります。かつてロックマンゼロシリーズをやったことがあるんですが、その時もロックマンゼロ2のチェーンロッドで振り子をして進むステージで詰みました。ボスまでたどり着かんかった。
クリアできなかったというか、「こらぁ無理だ!」と諦めました。
この二つと手紙のヤツは明確に見逃しましたが、もしかしたら他にも見逃してるのかも。
クリア後にサブクエクリア率出てましたが、52/60でした。後で何を見逃したか調べてみようかと思います。

本編戻って超大型機械生命体×2との戦闘。こちらは割と難なくって感じでした。ポッドの射撃、本当にありがたい。
都市中心部が陥没してエイリアン反応って言われて「あ、ちゃんとエイリアン出てくるんだ⁉」ってなりました。ずっと機械生命体と戦うのかと思ってたもんで。
まあ結局お亡くなりになってて会えたけど会えなかったって感じでしたが。
やっとズボンを履いたことにより、全裸お兄さんから半裸お兄さんになったアダムとイヴ。
この時点ではこの二人がラスボスなのかと思ってました。

森林地帯に向かう道中の商業施設。サブクエ中に訪れた時の「いつか平和になったら2Bに似合うTシャツ買ってあげますね」の会話、多分2Bと9Sの会話で一番好きかもしれない。もっとこの二人の和やかな会話見たかったなぁ。歯ブラシとかダイエット器具を拾った時の会話も好きです。
そんな穏やかな会話の多い商業施設で出会った元気な生首エミール。あの顔、NieRといえば2Bと9Sに次いでよく見る気がします。
次にあった時元気に廃品回収車みたいな見た目になっててびっくりしました。あとその音楽何。BGMが愉快過ぎる。
エミールの依頼はAルートの時点で終わらせてあげたかったんですが、水没都市が間に合わなかったのと砂漠地帯の月の涙の場所にジャンプ技術足りなくて行けなくてクリア出来ませんでした。砂漠地帯の場所はちょっと違う行き方したら行ける事が分かったので、ちゃんとBルートでクリアしました。
正直サブクエやっただけでは彼の魅力がイマイチ把握しきれなかったです。多分凄く頑張り屋さんで意思の強い優しい子って感じなのでしょうが、それだけが彼の魅力じゃない気がしてます。
機会があれば前作もやってみたいと思いました。
それはそうとあいつの家に同じ顔のお面的なのあったけど、あの顔お面なの???

森林地帯、びみょーに「ここどう行くの?」ポイント多めで探索に時間かかりました。城前の門の上の宝箱とかとか。まあ結局門の上の宝箱は行き方分かっても、ジャンプ技術不足で取れませんでしたが。
機械生命体がネットワークから切り離れて国を作る。これって人間もアンドロイドも機械生命体も一緒な気がしてます。
結局生きている以上、どこかしらのコミュニティに属さなくては生きていけない。
そしてそのコミュニティには必ずトップが存在する。ネットワークならそれを統率する物、アンドロイドはバンカー。パスカルの村はおそらくパスカルが村長ですし、森の国は言わずもがな。
こうなってくると難しいですね、人間と機械生命体とアンドロイドの違い。見た目ではなく中身としての違いって、何だろう。 
それはそうと森林地帯の城内。一箇所ガチで詰みかけました。機械生命体が階下で会議なんかをしている場所で、下に降りて戦闘して宝箱とってさあ戻ろうとしたら、まさかの戻れない。多分いつものジャンプ技術の低さが祟ったのだろうと思いますが、五分前後頑張っても戻れなかったのでリセットしました。その後二度と近づいてない。 
初めましてのA2戦。横方向に高速で移動してくる技に苦戦しました。あとは敵と味方(操作キャラ)両方色味に通ってて「2B姉さんどこー?」と己の位置見失いかけたくらいです。正直Aルート時のA2姉さんの印象薄かったです。スタッフロール中に思い出すレベル。

水没都市での戦いでまたガッツリシューティングやらされて、正直顔がシワシワになりかけてました。撃破HP回復付けてたのでいくらか気楽にやれました。
パスカルが参戦する代わりに9Sがいなくなる時、正直パスカル戦えるとは思ってなかったので「(戦力的に)いかないで9S!」状態でした。パスカルばりばりに戦ってくれて良かった。ありがとうパスカル。
結果としては9Sが離脱してミサイル飛ばしてくれてなかったら負けてたので、9Sにもありがとう。

これが終わったらまた二人で頑張るぞい思ってたらまさかの9S行方不明。おい2B姉さんから直接お礼言うシーンとか用意してやってくれよ9Sによぉ!
9S居ないの寂しすぎて、ここからわりと寄り道控えめで進めてました。

寄り道控えたかったのにスキャナーなんて探索楽しくなる様なもの貰った時は、全マップもっかい巡りたくなりました。流石にレジスタンス内くまなく回る位で止めておきました。

白一色の現実味のない街でアダム戦。
やっと上着も着たわこの人。
この時は「とはいえ外見だけでパンツとか履いとらんのやろ〜?」って思ってましたが、Bルートでちゃんと履いてることが明らかになって笑った。
服、どこから調達してきたんですかね。
戦闘自体は一体一なのでそれほど苦戦しませんでした。
9Sの反応あるってのに居ないじゃんかと思ってたら、思ってた以上にえらい状態で見つかった時はびっくりでした。磔て。しかもグサー刺さっとるがな。
アダムが9Sに触り始めた時「ちょっとお触り禁止ですわよ!」とか呑気に思ってたら、2B姉さんが予想以上に激怒だった。ごめん姉さん、お触り禁止程度の怒りで。
憎悪が人間らしさとは言うものの、それ以外もあるとは思うよ。
初戦と同じような場所にグサリ。今回は突き刺すだけじゃなくてその後横方向に刀を引いてたので、前回より出血凄かったのも退場の原因なんでしょうかね。あとは「生きる」って気持ちなのかな。2Bと戦ってわりと満足した感あるように思えました。

これで9S合流だねやったね!  って気持ちだったんですがね……。
引き継ぎ離脱。なんてこった。
代わりにパスカルと一緒に廃工場跡へ。
機械生命体が宗教を作るってえー。宗教という概念から学んで作り出したのでしょうけれども、宗教って伝える人がいなくなっても拠り所を必要とする人がいればどこでも生まれるもんなんだなぁと。
「死んで神になる」は流石に邪教すぎるけど。
工場内からの脱出、3D視点ではなく横視点だったのもあってちょこっと迷いました。手前とか奥とか行けるんかい。
威力高いわ階段は避けにくいわで、自爆してくる敵がマジで嫌いになりかけました。あいつらのせいで工場再度行くのちょっと嫌まである。
丸っこい機械生命体、停電状態で戦うのでちょっとやりにくかったといえばやりにくかったです。あいつの図体でかくて助かった。ライトつけてたら大体視界に入る。
途中で9Sが機械生命体ハッキングしてまで助けてくれたところ、マジで嬉しかったです。2B姉さんを助けるためなら火の中水の中じゃん。

ちょっと嫌いになりかけた廃工場跡を出たかと思ったら、レジスタンスキャンプがえらいこっちゃに。暴走した機械生命体めっちゃ怖い。口っぽいのが赤く光ってるのがまた怖い。
後々の展開で分かりましたが、ちゃんとショップのおじちゃんとかとか生き残ってる人まあまあいてよかったです。アネモネさんだけだったらショックがでかすぎる。
その後また丸っこい機械生命体とバトル。「またお前か!」って思いましたが、まさか3周目でこいつの親戚みたいなやつとやたら戦う羽目になるとは思わなかった。準レギュラーだよ、彼。
そういえば9Sはいつ帰ってくるんだろうって思ってたら、敵に体当たりぶちかましながら帰ってくるとは思わなかった。お前はいつだって2B姉さんのピンチに駆けつけてくれるな。
パスカルの村前で戦った、機械生命体の部品らがコアを中心に渦を巻いているような敵。なんかどこかで見たことがあるような気がしたんですが、あれだ。KH3でトワイライトタウンとかで戦った、いっぱいのシャドウの塊みたいなヤツ。発売順的には多分NieRの方が先なんでしょうけど。
ラスボス戦みたいな雰囲気って思ってたけど、実質本当にAルートのラスボスであるイヴとの戦い。悪魔みたいな見た目になっちゃってまあ。その入れ墨みたいなヤツ、憎しみとかの感情の高ぶりとかで広がっていくもんなんだ。
お兄ちゃんのアダムは、こう言っちゃなんだけどだいぶキショメガネでしたが、そんなお兄ちゃんのことがイヴは大好きだったんですね。お兄ちゃんきしょいけど。なんとなく弟の愛は一方通行だったんじゃないかって気がしてます。お兄ちゃんの方は、弟ほど弟のこと愛してなかった気がする。それでも全く愛がなかったわけじゃないんだろうな。
イヴ戦は正直そこまで、って感じでした。ただ、ハッキング完了後の後半戦からが大苦戦でした。弾幕を避けるのが苦手なので、割と回復薬祭再び状態でした。常にいっぱいある状態にしておいてよかったです。どんどん機能破損起きていくから、負けイベントかなとちょっと思ってしまいました。
2B姉さんが9Sの首を絞めるところ、個人的には2Bは9Sの身体に血が出るような傷をつけることはしたくなかったのかなと思いました。
9S自体は戻ってきても、「今の」9Sは戻ってこないってのは序盤での展開と同じで辛い。結局繰り返していく。
とかしんみりしてたら無事だったぜこの野郎! よかったぜちくしょうめちゃくちゃ喋るじゃん!
あの早口、照れ隠し半分、頑張ったら出来たことを伝えたくてしょうがなかったのが半分だったのかなって思います。
そしてAルート終了!
涙でぐずぐずだったからなのかわかりませんが、EDのスタッフロールの文字やたら薄かったように思いました。ただ、細かい展開思い出すのも兼ねて実況動画を見に行ってみたら、そっちはそんなに薄くなかったんですよね。
見間違いだったかな?
ED後、まさかのスクエアエニックスの宣伝部から周回のお知らせ。終わった今も謎なんですが、なんで宣伝部からこれ通達されたんだ。普通にスタッフからでよかったのでは。
この時は純粋に先ほどまでの物語をまるっと同じ内容でプレイするタイプの周回をするのだと思ってました。



2.ポンコツシューティング2週目

まさか機械生命体目線で始まるから、2週目は機械生命体操作なのかと結構真面目に思いました。違った。よかった。
9S視点で始まって「そういや周回とか言ってたけどもう別物じゃーん」とのんきに思いながら指定ポイントに行こうとしたら、爆速で流れるスタッフロールを見る羽目になりました。Gエンド回収成功です! そんなつもりなかったわ。梯子下せること忘れて遠回りするのかと思ってただけなのに。
別ルートで9Sも進んでた所とかは、「こんな感じで合流まで進んでたのかー」って思うくらいでした。ただ2B姉さんがあのデカブツと戦ってる間、9Sもポッド使って頑張ってたってのが一番「マジか」でした。しかもそこで2Bのバックアップ送ってたんか〜。しかもしかも、ポッドには自分優先しろ言われてたんか〜。そりゃ言うわ〜。
いつもは一人で任務にあたるけど今回は2Bが一緒で嬉しかった、ってのは分かるんですが、それにしたってえぐい懐き度の上がり方な気がしてます。スキャナータイプはサポートするのが使命的なこともあるんだろうけど。

2Bのセットアップって、これ私がやった時のを流されてたってことでいいんですかね?
9S視点で見ると「声安心する」って言われた時、めちゃくちゃ動揺してて「ドキついてんちゃーん!」って囃し立てそうになりました。ぐっと堪えた。

改めて地上におりて、開けられなかった宝箱開けられるようになったって気づいた時わりとテンション上がりました。宝箱開けるの楽しい。
レジスタンスキャンプに行かずに現段階で開けられるところ、片っ端から開けに行ってました。工場で一ヶ月ジャガイモ尽くしのメニュー表発見したり、NieRのプロデューサーがスピード違反で切符切られてる書類見つけたり。旧世界の情報、結構面白いのあって探すの楽しかったです。

1周目ではジャッカスさんから「アジたべてみてくれない?  死ぬかもしれないけど」ってメール、「死ぬかもしれないのに誰が食うかいな」って思って無視してました。でも2週目でせっかくだしということで、食べてみました。
「aji  wo  Kutta」エンドってなんやねん!
また高速スタッフロール。

ちょくちょく挟まる幕間劇みたいな紙芝居、多分考察としては重要な要素なんだと思うんですが、初見で見てるというほぼポカンでした。直前のあれそれについて言ってるんだろう、多分。

アダムとイブのアホみたいに長いテーブルを挟んだ会話。あれって廃墟都市でやってるんですよね?
もしかしたら探索したら見つかったりしたんでしょうか。何度でも言うけどジャンプ技術不足なので、見つけられる気がしませんが。
幕間会話を見る限り、アダム本人が「人を知りたい」とは言うものの、どちらかと言うと「人になりたい」の方が適切なんじゃないかと感じました。アダムにとっての「人間」って知的好奇心の対象というより、憧れの対象な気が。
気のせいかな。

水没都市での戦いから後ってずっと9Sと別行動だったので、9S視点で見れるのをBルート始まってから楽しみにしてました。
ここから割かし怒涛のシューティング祭になるとは知らずに。
爆破で吹っ飛ばされた後、プログラム世界からスタートしたのは「まあとっ捕まってるしなぁ」って納得だったんですが、あんなに煽られてるとは思わなかった。言ってる内容は全て否定すべきとは言えないのかもしれないけど、あのキショメガネの言うこと無視でいいよ9S。ああいうタイプは反応があると喜ぶタイプ。
9Sは2Bのピンチにいつも駆けつけてくれるけど、それは2Bも一緒なんですね。てぇてぇ。

ここからの情報の出方凄かったですね。1周目の後半くらいから、「人類会議って本当にちゃんと開催されてるの?  励ましの定型文みたいな文章送りよって〜」って冗談交じりに思ってましたがここに来て人類居ないって可能性爆上がりするのゾワッとしました。
その後2Bって聞いてあっちゅー間に調査切り上げて目覚めるの、最早面白いまである。
廃工場跡にいる2B支援パート。機械生命体を乗り継いでいくの地味に大変でした。でも電源落とすためのハッキングの方が疲れた感あります。
2B、スマートにハッキング出来なくてすみません。
9S、2Bにいい格好見せてあげられなくてごめん。
そんな二人に対する申し訳無さが発生する始末。
そのくらいヒイヒイしてました。
やられたら一番最初からとかじゃなくてよかった。本当によかった。

まぁこの後のイヴ戦でもハッキングでヒイヒイしてましたけどね!
オート回復+4だかを付けていたおかげでハッキング失敗のペナルティが、ほぼ無いようなものだったの本当に有難かったです。
イヴはアダムが生きる意味だったのに、アダムの生きる意味はイヴじゃなかった。その事についてはイヴはアダムに怒っていい。ちょっとしたケンカとかしてもよかったんじゃないか。

スタッフロール後の迫真の「予告」、ガチで次回作の話なのかとおもいました。



3.屍を越えて進む3周目+

2週目終わって流石に終わりかと思ったら、「もうちょっとだけ続くんじゃ」でした。 予告映像来るの早かったな。
降下作戦の2B姉さんのお衣装について「可愛くないヤダー!」って思ってしまった。いや戦争みたいなもんなんだから、装備に可愛さとか要らないんだけども。姉さんには可愛い服着ていて欲しい。

9Sが同型の機体と話している姿、何か新鮮でした。我が子が他の子と交流しているのを見ているような気分。
でも2B姉さんの時と違ってややぶっきらぼうというか、反応が違う感じがあってやっぱり姉さんは特別なんだなと。根っこのところは「一緒に行動できる誰かが居るのが嬉しい」なんでしょうけど、9Sは何であんなに姉さんの事好きなんですかね。きっかけみたいなの作中にあったっけ?

ハッキングされたときの画面の乱れ普通にビビります。「お使いのSwitchは正常です」って表示出して欲しい。いや、出さなくていいやシリアルになってしまう。
見にくい画面の中戦うの結構キツかったです。避けられないよー。

バンカー襲撃後からの展開本当にキツイ。
やっとまた二人行動出来ると思ったら、また別行動なるの寂しい。
頑張って2B姉さん思ってたらどんどん汚染が進むのみた時、ちょっと嫌な予感はありました。でもきっと助かる、と願わずにはいられませんでした。

願いは叶いませんでしたがね。
2Bが最後に見せた顔が笑顔だった事が、救いではあります。少なくとも笑っていけてよかった。

A2姉さんには辛い思いをさせてしまったなと。
しかもタイミング悪いことに9Sに目撃されちゃうし。せめて2Bが「後を頼む」って言ったところあたりからならまた違ったのかな。……いや、多分同じになるのかな。
こっちはこっちでゴタゴタしてたら、背後で謎の建造物出てきよるしで情報量!

ていうかここでタイトル出てくるって、バンカー破壊されて2B姉さん退場していよいよ本番ってことですか。えぐい。

A2と9Sで選べる場面、A2を選びました。
A2についてあんまりよく分かってないから彼女の目線から見ることで、A2を知りたいって気持ちでした。あとは正直2週目の時いっぱいシューティングやって疲れたので……。9S選んだらまたシューティングあるかなって……。

A2姉さんの髪はロングもショートもどっちも好きです。素敵。
ポッドと姉さんのやり取り、テンポ良くていいですね。A2姉さん、ツンデレというかキレデレな気がする。

砂漠地帯で戦った準レギュラーの丸こい機械生命体(連結Ver)、地味に強くて「終わらん!」って思いながらやってました。
教えてもらったバーサーカーモードですが、ここで使って以来使ってません。私みたいな被ダメの多い人間が使っていいものでは無かった。
シューティング無いと思ってたのに出てきた時、ちょっと顔クチャってなりました。

レジスタンスキャンプの入口にパスカルいることに気が付かずにしばらく近くを彷徨いてたんですが、気づいたらパスカルが死にかけてました。本当にゴメンパスカル。
レジスタンスキャンプに、A2姉さんの知り合いちょこちょこいるの嬉しいですね。しかも割合好意的に見てくれる。完全な味方でなくても、敵意を持って見られるよりはマシ。
ここでA2姉さんの過去分かりましたが、予想の十倍重かった。仲間皆花の名前でしたけど、もしリーダーがヨルハの皆に名前をつけるとしたらなんてつけたんだろう。やっぱり花の名前なのかな。

パスカルの村の住人、図々しいというか逞しく生きてますね。A2来たことは無いけど、一応危ない人って認識なんじゃないのか。
個人的に一番驚きだったのはパスカルが「パスカルおじちゃん」って呼ばれてたこと。おじちゃんなの、パスカル!?
声可愛いからおばあちゃんとかなのかと。
依頼終わって戻ってみたら村襲撃されてた上にほぼ全滅なの、キツイ……。
子どもたちの避難場所に行っての防衛戦時の、巨大機械生命体を使う側になるパート。パスカルの憎悪が凄まじい。優しいパスカルがこうならざるをえなかったの、本当に悲しい。
優しい人が優しく生きられる世界ならどんなに良かったことか。
終わってみたら子供たちが自ら命を絶っていたの、本当に本当に……。
「恐怖」を教えたパスカルは間違いじゃなかった。そう思えるというか、最早そう思いたいです。
パスカルの選択、私はパスカルの意思を尊重するというか、ただ私がパスカルに生きていて欲しかったので記憶を消すを選びました。私のワガママでごめんね、パスカル。優しいパスカルの優しい生き方が大好きだよ。

切り替わっての9S。
助けてくれたデポルとポポルに感謝が尽きない。

2B姉さんの最後のメッセージ、見ることができました。
泣いた。
ありがとう、姉さん。
サブクエストでエミールが教えてくれた花畑にお墓を作った時、本当に帰ってこないんだなってじんわりきました。
一番綺麗な場所にお墓作る9Sの男気よ。

塔のアナウンス緊張感無くて腹立つわーって思ってたんですが、聞いてる時丁度エミールの車が通りかかりまして。あの緊張感の無いBGMと合わさって余計緊張感薄れました。タイミングの悪さが天元突破してる。

天使文字なるものが出てきましたが、この文字ボスの名前にも使われてましたよね。
1周目では読めなくて2週目で読めたのは、なにか理由があるんですかね?
9Sではなくポッドが読んでるところを見るに、2週目の視点が9Sだからという訳ではなさそうですけど……。

塔での戦い前後あたりからずっと9Sに余裕無くて、見ていてちょっと辛かったです。それだけ2Bの存在が大きかったんだよね。
プレイヤーとしては見届けるしかありませんが、声が届くとして彼にかけられる言葉は私には分かりません。

魂の器だかの名前の塔、別の方ではガチガチに戦闘させられたのでまさかと思ったら本当にシューティング三昧でした。
一箇所だけどうしてもクリア出来なくて、そこだけイージーにしました。情けない……。
イージーのシューティング、本当にイージーでギャップが凄かったです。簡単さの驚きが凄いから、NieRやった方でイージー試したことの無い人やってみて欲しい。
びっくりするほどイージー。

21Oさんとの戦い、今にして思うと相手方がわざとマッチングさせた戦闘ですよね。相手方趣味悪いもん。絶対そうだ。
途中で来たA2姉さんに対する「絶対ぶっころ」感全開の9Sの声、本当に聞いてて辛い。そうなるわなではあるんだけども。

デポルとポポルの加勢は純粋に嬉しかったです。1周目2週目と影薄めだったので、3周目でいっぱい関われて本当によかったです。
だからこそ退場が悲しい。
もう終わりに向かうからどんどん退場させたれとばかりに、色んな人が命を落としていってる気がする。

しきりにラストワン賞がどうの言ってくるのに対して嫌な予感プンプンでしたが、本当に悪趣味だった。
神経逆撫でするのがお上手でいらっしゃる。

A2視点で訪れた図書室。
ボスの像みたいなのが飾ってある部屋がありましたが、あれってどういう意味だったんでしょうか?
ここで出てきた「ヨナ」って名前、私がプレイしてた限りここで初めて見たんですが前作のキャラとかだったりするんですかね。この後も特に出ないし。

2B(中空っぽ)に自爆されて大丈夫か9Sって思ってたら思いの外大丈夫じゃなかった。
2Bの腕を代わりの腕として付けた時は一瞬顔をしかめましたが、まぁ色んな意味で立ち止まれないもんな。デポルとポポルの思いを無駄にしない為にも、復讐の為にも。

2週目やってる時に見かけた幽霊みたいな存在、ちゃんと見間違いとかじゃなくて良かったです。とはいえラスボス的な存在とは思わなんだ。
確かにラスボスだと思ってたアダムとイヴもいないしエイリアンもいないし、「ラスボスって何?」とはなってました。
こんな声渋少女だと思わなかった。
増殖した後殴り合いを始めたところ、サブクエストの殺伐としたロミジュリ思い出しましたが伏線だったりした?  深読みしすぎ?

バンカー襲撃どころかヨルハ壊滅までずっと前から決められていた事なの結構キツイ。何も信じられなくなるよこれ。

ショッキングだけど妙に納得した、2BがE型だということ。サブクエの記憶喪失イベントでE型の話出たの、この事もあったからなのかな。サブクエスト終わったあと姉さんが「知らなくていいこともある」って言ったの、自分のことに気づいて欲しくないって思いもあったんじゃないかと思ってます。

最後の戦い、A2を選択しました。9Sを殴ってでも落ち着かせるというか殴ってでも止めてやりたい、ってそう思ったので。復讐が悪い事とは言わないけど、そんな気持ちで復讐やり遂げてもスッキリしないよ。
場合によってはA2が9Sを破壊も有り得たけど、なるべく破壊しないように止めてくれていた。A2姉さん、やっぱり優しい人だね。ありがとう姉さん。

Cエンド達成です。
上から降ってくるタイプのスタッフロール中々ない。
最後に取得したアーカイブ見ましたが、ジャッカスさん凄いですね。めちゃくちゃ真実突き止めてる。

9Sを選んだ場合も見れるという事なので、見に行きました。
A2の時と違って共倒れー!!
結局ヨルハ全滅ー!!
9Sの内心の吐露、どんどん字が薄くなっていく演出自体は素敵ですがもうボロボロ泣いてました。
方舟、決定的な何かがあるわけではありませんでしたが、何となく「いかない」を選びました。
Dエンド達成です。

「いやそして誰もいなくなったかよぉ!」とスタッフロールで泣いてたら、ポッドが喋り始めてちょっとびっくりしました。
結末に納得出来るかで言われたら納得なんて出来ない。
最高がなくても最良があるなら、そっちを目指したい。
とか思って選択してたら、スタッフロールでシューティング始まってたまげました。え、スタッフ蹴散らすの?  ていうか最後までガッツリシューティングさせるじゃん。
まぁ案の定撃墜させられまくりました。でも諦めないもん!
世界中のNieRプレイヤーが助けてくれる展開は熱いんですが、7連射くらい出来るようになったのはもう笑えばいいのか泣けばいいのか。
なかなかシューティング終わらなくて、初めて関わったスタッフの多さを嘆きました。スペシャルサンクスこの野郎、って思ったの初めて。

スタッフロール終了後の選択、支援するのを選びました。
セーブデータは消えたけど、後悔ないです。もうこのゲーム、初めての経験多いよ。

姉さん達の復活フラグありがとうー!!!!!!!
ポッドー!!!!!!



4.この先の幸いを祈って

そんな感じでA〜Eエンドまで終わりました。
セーブデータが消えたので、細かいアーカイブとか色々確認できないのだけ感想書く時辛かったです。後悔はないんだけどさぁ!
仕方ないので実況動画見ながら思い出したりしながら書いてました。全部見ようとすると時間かかるので、結局最後の方見ないでメモと記憶だよりに書きましたが。

3周目で「もうポッドしか勝たん……」みたいな精神状態だったのですが、Eエンドの時泣かされるとは思いませんでした。
ひえん……。

個人的には9Sを未だに「ナインズ」と呼ぶ気になれません。だってその呼び名は2B姉さんに呼んで欲しい呼称だと思うので、私なんかが呼んでいいとは思えません。
でも君の物語を見守らせてくれてありがとう、9S。

セーブデータは消えましたが、きっと一生消えない爪痕は心に残りました。
辛い展開ばかりではありましたが、プレイしてみて、本当に良かったです。

取りこぼし回収も兼ねてまた一から始めたいと思います。とはいえ前作についても気になるので、機会見つけてやってみたいです。
次作は何かソシャゲらしいのでちょっとどうしようかなって気持ちです。何か四月にサ終迎えるらしいし。ソシャゲってサ終になると、その後気になってもストーリー追えなくなるの結構キツイ。

もしかしたら書き残しあるかもしれませんが、あまりにも長くなってしまったのでこの辺にしておこうかと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

人類に、栄光あれ。

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