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兄と話す

私には兄がいる。

昔から優しい兄。
柔らかな優しさというより、強い優しさを持っている。

先日、久しぶりに電話でゆっくり話すことができた。
実家で会っても2人きりで話すことはないし、
これは今言わなければ、と私の思いを伝えた。

兄のことは、『お兄ちゃん』とは呼んでいない。
ここでは『Aくん』ということに。

昔から今も、私はいつもAくんに見守ってもらっている。
ありがとう

私は、兄妹喧嘩をした覚えが全くない。
それもAくんが優しかったからだと思う。
ありがとう

私が転職をしようと決めた時、Aくんが
「momoいろが言うのなら、よっぽどのことだから。」と
お父さんとお母さんに伝えてくれていたこと、
今でも感謝している。
ありがとう


これは、父と母が私の転職に反対するかもしれないと、
兄が私を守ってくれた発言だと感じていた。

兄は「いやいやそんなことはないよー。」と、
照れくさそうに。
「あ、でも喧嘩した記憶はないね。」と言っていた。

兄から、私が生まれる前の父の思い出話や、
父への感謝の気持ちも聞くことができた。

父は、自営業を営んでいた。
実家の周りでは自営業の家庭は多く、
子ども(長男)が跡を継ぐということも当たり前のようにあった。

でも父は、兄にそうはさせなかった。
跡は継がなくてもいい。
好きなことをやればいいと。
もし兄が跡を継ぐことを希望すれば、それは父も継がせたと思う。

兄は進みたい道へ進み、立派に仕事をしている。

兄は、父に感謝していた。

以前の私の投稿を読んで下さった方は、
兄は、私が母に対して苦しんでいることを知らないのか?
と思うかもしれない。
母は、兄の居ない所、見えない所で私の心を縛ってくるので
兄はそのことを知らない。
、、、、、と思う。
もし、兄の前で私が辛い思いをしていたら
必ずや母に それはないだろう と言ってくれると思うから。
兄は強く優しいのだ。


明日は当たり前のようにはない。
兄へ言いたかったことを伝えられてよかった。
話ができてよかった。

次は、兄に会いたい。

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