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やっぱり好きな街

台湾旅行で撮ったフィルムが現像から返ってきた。
時間を置いてから撮った写真を見返すと、旅のワクワク感と記憶が蘇ってきて、旅を追体験しているような気持ちになる。

3年半行けなかった分を取り返すように、好きなお店を再訪したり、観光名所にもたくさん行った。
コロナで閉店してしまったお店も多いと聞いていたけれど、幸い必ず行くお気に入りのお店は以前と変わらず営業していて嬉しかった。

思いつくまま台北の街を汗をかきながら歩き回って、「やっぱり台湾が好きだなぁ」と改めて感じました。

フレンドリーに話しかけてくれる台湾の人たちも、全てを受け入れてくれる雰囲気も。まだ行ったことのない国もたくさんあるけれど、海外に行くとなったらやっぱり台湾に来てしまうんだよな。

迪化街
漢方薬やからすみなどの乾物、布類などの問屋が集まる街。 古い建物をリノベーションしたカフェなどお洒落なお店もたくさんあって街歩きが楽しい。


この日は中国侵略想定の軍事演習があった。
すごく暑くて歩き続けるのがしんどくなり、かき氷と豆花のお店に入った時スマホに軍事演習開始の通知が入った。Googleマップを開いてみると、避難を示すマークが地図上に無数に表示されて地図を見ることができなくなっていて驚き。

演習の間(30分間)は外にいる市民は地下かお店の中へ入らなくてはいけなく、従わない場合は罰金が課せられるらしい。なので私も終わるまでお店で待機することに。後で日本の報道番組でこの日の映像を見たけれど、映画のセットみたいに街に1人も人がいなくて、台湾有事が現実味を帯びてきたみたいで心配になった。

演習が終わると街は元通り賑やかに。台湾の未来が明るいことを願わずにはいられません。

九份

好きな台湾のシンガーソングライターの陳綺貞(チア・チェン)の曲に「九份的咖啡店」(九份の喫茶店)という曲がある。音楽と風景と雰囲気がすごくピッタリで、この曲を聴くと今でも九份だけでなく、台湾へ行った時の記憶をまるっと思い出すことができる。

這裡的空氣 很新鮮 這裡的感覺 很特別
仰望這片天空 遙記我對你的思念

ここの空気はとても新鮮 ここの感覚はとても特別
この広がる空を仰ぎながら あなたへの思いを遠くに思い出す



本当だったらThe 1975のライブだった日、カフェで今日はどうしようか考えていて、ふと九份に行こうと思い立った。
忠孝復興駅からバスで約1時間くらいの瑞芳駅まで行き、そこから別のバスに乗り換え九份まで行くというルート。バスに揺られながら車窓の景色を眺めるのが好きで、台湾では移動にバスをよく使う。

九份は台北北部の山間に位置する街で、瑞芳駅からはバスでグネグネの山道を登っていく。パッと視界が開けると青い海が見えて、初めて来た時は感動した。


あの有名な階段やお土産屋さんが軒を連ねる賑やかな道を外れると、住宅街に出る。人をかき分けながら歩くくらい人がいっぱいだったので、のどかな風景に少しホッとする。猫に出会ったり、綺麗な花が咲いているのを見つけたり、歩いているだけでほっこりした気持ちになる。

帰りは列車で台北へ

今までフィルムはportra400を使っていたけれど、今回はportra160に挑戦。写りに大きな違いはないけれど、160のほうがやや描写が柔らかく感じた。値が張るけれど、やっぱりフィルムはportraが好き。


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