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プラハ旅【1日目】【2日目:前編】

長い長い一日の始まり。


【第1日目】

◆東京(成田)~PRAHA

 出発の2時間半前に成田空港着。
 初めて日暮里からスカイライナーを利用してみたが、家から日暮里駅が遠すぎた。料金はスカイライナーのほうが安いし速いがやはり品川からエクスプレスにしておけば良かったと反省。

<チャイナエアライン>
成田(ターミナル2)18:20発 → (3H50M)台北着(ターミナル2) 21:10
【乗り継ぎ】
台北(ターミナル1)23:30発→ (13H50M)プラハ(ターミナル1)着

 出国手続きは問題なく終わり、あっという間に搭乗開始である。
 機内は満席。エコノミーの席はキツキツ。

 台北桃園空港には定刻に到着した。日本との時差は-1時間。
 プラハ行きの飛行機に乗るには、ターミナル2から1へ移動しなくてはならない。移動がスムーズにできるか心配していたが、乗り継ぎ時間に余裕がないせいか、移動通路に「PRAHA」の紙を持った係員が何人もターミナル移動に使う「スカイトレイン(無料)」へ乗るよう案内してくれるため、迷うことなく移動できた。

 プラハに向かう機内も満席。
 長時間フライトのトイレ問題に備え、座席は通路側を指定していた。
また、座りっぱなしで食事提供だけ受け続けるのも苦痛で、食事は、LC(ローカロリー)メニューをリクエストしていた。搭乗後、通常メニューでない人はCAから改めて確認された。

 食事は通常メニューの前に特別食が配られる。しかし飲み物は通常メニューが乗せられたワゴンとともに提供されるため、飲み物がない状態で食事を進めるのがちょっとキツかった。しかも後方の席だから何もかもが一番最後。そしてLCメニュー、決して美味しくはなかった。通常メニューもチラ見したけどそっちも美味しそうではなかったから、まだLCのほうが味があっさりして重くないから良いのかな。まあ機内食に贅沢は言えない。

【第2日目】

◆プラハ到着

 ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港には、無事定刻通りに着いた。

朝のヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港

 早朝だったためか、係の人がやたら怖いことを除けば入国手続きもスムーズに終わり、スーツケースのピックアップも済み、思ったよりもずっと早くゲートを出ることができそうだった。

 「Ubigi」に繋いでみる。即繋がる。いや~簡単簡単。こんなに手軽なら固形のSIMなんて必要ないのかな。

 ゲートを出る前に、空港に居る間にトイレを済ませておかなければならない。ここはヨーロッパ、トイレに行くにもお金がかかる世界なのだ。今日はこの先ずっと外に居ることになるから、日焼け止めも塗っておこう。
 トイレに入ると、そこはメイク室と化していた。鏡前だけめちゃくちゃ混んでいる。早朝に到着した乗客が、皆そこでフルメイクを施しているのだ。

 そういえば、飛行機内で丹念にメイクをしている人もいた。でかい鏡を持った左手の甲には9色くらいの肌色を置いて、それを配合しながらの下地作り。感心して見入ってしまった。瓶底のメガネをかけたくそダサい女の子と思っていた人が、1時間半後プラハに着く頃には別人に生まれ変わっていた。よくTikTokに流れてくる、中国人のおばさん並みの化け具合である。台北経由なだけあって中国や韓国の若い乗客が多かったのだが、女性の化粧の凝り具合に驚いた。

 ゲートを出た時点でまだ8時前。私の名前を書いた紙を持ったドライバーが待機してくれていた。(良かった~、来てくれてる。)海外でたったひとり、問題が生じないかと常に気を張っているから、予定通りに事が進んでいるだけで感動してしまう。

 ところでプラハ、めっちゃ寒い。この日の最高気温は15度。最低気温は7度くらい。お迎えのドライバーの方は、革ジャンを着ていた。少し長めに伸ばした髪、ひげをうっすら生やしたイケオジである。現地語しか話せない人でコミュケーションも取れなったらどうしようと心配したが、ある程度の英語はわかる様子。ただ私も多少の英語しかわからないため、車内の会話がまったく弾まない。(笑)
 しかし心地よい音楽をかけてくれて、良い香りはするし、窓から見るプラハの街並みはまるで中世にタイムスリップしたような異次元感満載でうっとり。(いや~本当に一人でプラハまで来ちゃったんだなぁ)非日常感をしみじみと噛みしめる。 

 感激しているうちに30分くらいでホテルに到着した。荷物を預かってもらう手続きもスムーズに終わり、身軽になった。長時間のフライトで疲れ果て、初日は観光どころではないのではないかと心配していたが、機内で眠れたせいか意外と元気である。このまま早速街に繰り出せそうだ。

 「とりあえずプラハ城っしょ!」ってことで、Google Mapsで経路を検索。「Ubigi」はさくさく繋がっている。旧市街地からはトラムを使って30分ほどの道のりらしい。

 トラムの駅に着いたところで、予めアプリで購入しておいた1日券の「Activate」をタップした。タップしてから2分後に有効化するらしいから、トラムの姿が見えてからの作業では遅いらしい。
 スムーズに乗車できて感動する。NHKの「トラムの車窓から」で見たまんまの車窓の景色を楽しむ。

 トラムを降りてからプラハ城に向かう坂道は少々きついが、眺めがいちいち絵になるのでちっとも苦に感じない。初日のプラハの街は何もかもが輝いて見えて、いちいち写真に収めたくなった。

朝の空気も清々しい