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プラハ旅【2日目:後編】
【マラーストラナ地区】を巡ります。
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*世界一美しいスタバ
プラハ城門横にあるはずのスタバ。
「え?スタバ?どこにあるの?」パッと見全然わからない。
世界一美しい景観の望めるスタバは、探さなければわからないほど、しっくり景観になじんでいた。
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ロゴマークも店名も控えめで景観への馴染み具合がすごい
*プラハ城内
プラハ城の敷地内に入る際、ガイドブック等に必ず出てきた「荷物検査」はなかった。そのままずんずん進むと第二中庭に出る。ドーンと現れる聖ヴィード大聖堂に圧倒される。と、ここはすごい人だった。ヨーロッパやアジアからの団体旅行客が庭内のあちこちで群れていた。
チケットを購入しようと、第二中庭のインフォメーションセンターに向かう。ネット情報で混雑していることを予想していたが、窓口が5個くらいあり並ばずにすんなり買えた。日本語の表示もあるので安心だ。
ガイドブックに載っていた「Aコース」だの「Bコース」だのというコースはなかった。主要な施設4ヶ所に入場できるチケットは「Basic circuit」と表示されている。
写真撮影料(50CZK)を支払おうと思っただが、フラッシュを付けなければ必要ないとのことであった。
〈Basicコース〉
旧王宮Old Royal Palace (I)
聖イジー教会St. George‘s Basilica (III)
黄金の小路Golden Lane (V)
聖ヴィート大聖堂St. Vitus Cathedral (VIII)
一般:250CZK 学生:125CZK
売り場のスタッフがスマホを見ながら仕事をしていることにちょっと驚いたが、この後至るところでスマホを見ながら仕事をするスタッフに遭遇するので、プラハでは当たり前の光景なのかもしれない。
施設の入口に、「(III)」や「 (I)」と大きくローマ数字が掲示されているので、自分の購入したチケットではどの施設に入場可能かわかりやすい。入場口でチケットのバーコードをかざせば、ゲートバーのロックが解除されるシステムである。
*ロブコヴィツ宮殿
プラハ城のチケットとは別料金がかかるが、私は「ロブコヴィツ宮殿」に興味があった。ロブコヴィッツ宮殿のサイトには、「ロブコヴィツ美術館だけのチケット」「プラハ城とのセットチケット」「毎日13時から宮殿内で開催されているコンサートとのセットチケット」などがオンラインで購入できるようになっていた。日本で予め購入しておくことも考えたが、移動当日では飛行機が遅延するかもしれず、また長時間フライト後の体調もわからないためやめておいた。
●ロブコヴィツ宮殿(Lobkowicz Palace)
プラハ城の東端にある、貴族の宮殿跡。Vratislav Pernštejnの肖像画、ベラスケス「王女マルガリータ」、ブリューゲルの傑作「干し草の収穫」など絵画を多数所有し、モーツァルトとベートーヴェンの直筆楽譜の展示がある。
ロブコヴィツ宮殿の受付で「美術館+コンサート」のチケットを購入した。
ロブコヴィツ美術館+コンサート
学生:590CZK
宮殿内にある「ロブコヴィツ カフェ」からの展望も素晴らしいとのネット情報から、ぜひともテラス席で優雅にブランチを楽しみたいと思っていた。プラハ城の施設見学は後回しにして、10時OPENの時間に合わせてさっそうとカフェに向かった。このためにプラハ城前のスタバに寄るのはやめておいたのだ。時間ちょうどにカフェのシャッターが開けられ、一番乗りでサンサンと太陽が降り注ぐテラス席に腰を下ろす。超気持ちがいい。
ここで食べたいと思っていたのは、Google Mapのクチコミで目にしていた「ロブコヴィツカフェオリジナル キャロットケーキ」である。
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スパイスが効いて絶妙な美味しさ
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見た目だけでなく味も格別に美味しかった。この後プラハで口にしたもの全て含めても、このキャロットケーキが一番美味しかったと言える。想像していたよりずっと大きくて、これだけでおなかが一杯になってしまった。カプチーノもまた最高に美味しかった。
ロブコヴィツ宮殿のチケットを購入する際、コンサート前に美術館を見学するか、コンサート後にするかを聞かれた。私はコンサート前を選んでいたので、食事後美術館へ向かった。
入口では音声ガイドの言語を選べるようになっている。なぜか咄嗟にカッコ付けてしまって、英語版を借りてしまった。だから、ほぼ聞かなかった(笑)。
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館内は驚くほど空いていて、ほぼ貸し切り状態である。
こんな財宝が個人所有のコレクションなんてすごすぎる。しかも見せ方が凝りまくっている。モーツァルトやベートーベンによる直筆の楽譜がケースに入れられており、ピッとタッチするだけで全ページ閲覧できるようになっている。
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ロブコヴィツ宮殿内の展望台がまた素晴らしい。誰も居ないのでこの景色までも独り占めしているようで気分が良い。
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まるでお姫様気分で宮殿内を隅から隅まで存分に楽しんでいるうち、コンサートの時間になったので、集合場所へ向かった。
ピアノ、チェロ、フルートの三重奏である。時間になって中に案内されたので先頭列のピアノ前に席を取った。チケット購入時にもらったリーフレットには曲目リストも載っていた。コンサートは1時間ほどで終わった。プラハで聴くスメタナは格別であった。
そしてトイレである。プラハ城内にあるトイレは有料だが、ロブコヴィツ美術館かカフェを利用すれば宮殿内のトイレが使用できる。トイレ前に設置されたゲートが解除できるトークンがもらえるのだ。
*聖ヴィード大聖堂、旧王宮、聖イジー教会
ロブコヴィツ宮殿を後にして、第二中庭まで戻り、「聖ヴィード大聖堂」、「旧王宮」を順に見学した。
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●聖ヴィート大聖堂(St. Vitus Cathedral)
建築様式はゴシック様式で、プラハ城の象徴的な存在。正面にあるその二本の尖塔の高さは82m、最も高い鐘楼部分は99m。内部にはチェコ出身の有名画家であるアルフォンス・ミュシャがデザインしたステンドグラスがある。多くのボヘミア王が埋葬されているほか、聖ヴァーツラフの墓などがある聖ヴァーツラフ礼拝堂、豪華に装飾されたネポムクの聖ヨハネの墓などがある。
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●旧王宮Old Royal Palace
ボヘミア王の戴冠式で使用されていた「聖ヴァーツラフの王冠」のレプリカ、三十年戦争の発端となった有名な『窓外放出事件』の窓が見所。
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第三中庭に移動して、「聖イジー教会」を見学。
●聖イジー教会St.George‘s Basilica
ヴラチスラフ1世の墓、聖ヴァーツラフの祖母「聖リュドミラ」などが描かれた中世のフレスコ画が見所。
プラハ城のチケットは2日間有効なので、まだ回っていない「黄金の小道」は明日に回すことにした。
*ストラホフ修道院図書館
次に向かうのは、世界一美しい図書館と名高い「ストラホフ修道院図書館」である。
Google Mapで経路を確認すると、徒歩で15分ほどと出てきたので、歩いて行くことにした。
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のどかな風景を楽しんでいたらあっという間に着いた。
入場チケットを購入する場所がわかりにくく、少々とまどった。
学生料金:80CZK
「哲学の間」と「神学の間」、どちらもたしかに素晴らしく綺麗だった。
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廊下には、貴重な聖書や、地球儀も展示されていた。
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ここでビール好きな人は隣りの「醸造所」に寄るのであろうが、私はほぼお酒が飲めないのでやめておいた。
*ジョンレノンの壁
次に向かったのは、「ジョンレノンの壁」である。
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歩いても行けそうだったが、そろそろ疲れてきたし、せっかく一日券も購入していたので、トラムを使って行った。
*カレル橋
*カレル橋
16連の美しいアーチや橋の上に並ぶ30体の聖人像、ゴシック様式の美しい橋塔。
★触ると幸運が訪れる「聖ヤン・ネポムツキー像」
マラーストラナ方面から歩いて左側の8番目の像が「聖ヤン・ネポムツキー像」です。聖ヤン・ネポムツキ―は、かつて理不尽な罪の容疑で川に投げ捨てられ処刑されました。その時に頭の上に星が5つ現れたという伝説を持っており、土台の金色に光るレリーフを触ると幸運が訪れると言われています。
なかなかの混雑ぶりである。ゆっくりのんびりドナウ川を眺めているうち、18時くらいになった。そろそろ日が暮れそうである。
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触られているところだけ磨きがかかって黄金色に
*旧市街橋塔(Old Town Bridge Tower)
「夕暮れのカレル橋を上から眺めたい。」
チケットは塔に着いてからオンラインで購入した。オンラインで購入すると1割引になるからであるが、塔内に入るといきなり階段があって、何もわからないととりあえずそのまま上ってしまう。しかし途中に休憩場のような場所があり、そこにスタッフが待機していてチケットチェックがあるのだ。チケットを持っていないと今来た階段を下りてわざわざチケットを購入しに戻らなくてはならないところであった。事前にオンライン購入しておいてよかった。
オンライン割引(1割引き)
学生:130CZK → 117CZK
しかしこの螺旋階段、登るのは想像以上に大変だった。踊り場というものがまったくないから、疲れて気が遠くなりそうな頃にやっとゴールが現れる。
塔の上は思ったより空いている?と思いきや、夕日を望むカレル橋側だけがめちゃくちゃ混みあっていた。皆考えることは一緒なのである。
しかし夕日をバックに記念撮影を終えた順に移動するという譲り合いの空気が自然と出来ていたので、無事カレル橋越しの夕日を満喫することができた。ひとりで来ている人もカップルもたくさん居たが、お互い写真を撮り合う優しい空間で、ひとり旅においては自分を収めることがなかなかできない貴重な写真を撮ってもらえて良かった。
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旧市街橋塔から眺める夕日、その空間までも最高でした。
そんなこんなでもう19時である。そろそろ日の入りの時間だ。プラハは比較的安全とはいえ日が沈む前にはホテルに戻っておきたい。
レストランに行く元気はもう残っていなかった。夕飯はスーパーで適当にパンなどを買い、簡単に済ませることにした。
*ホテル「ツェルニースロン」
無事チェックインを済ませる。
控えめに言ってもバスルームが最高だった。全身をのびのび伸ばせるほど大きな浴槽がある!石畳を一日歩き続け、螺旋階段を経験した足はジンジンとして疲れ切っていたが、ゆったりバスに浸かるとすっかり癒やされて、この日は早々に寝入ってしまった。
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