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X11 サボール・スパース・ナ・クラヴィー(血の上の救世主教会) 公式名はハリストス復活大聖堂

皇帝アレクサンドル2世が暗殺された地に建つことからこう呼ばれる

10月1日 至宝館から移動して 13時半にこの教会へ。
中世露西亜建築のとてもきれいな教会。
通りには小さな露店がいっぱいあってデザイン豊富なマトリョーシカが沢山ありました。

当時の一番人気は 今話題の独裁者プー〇〇大統領の顔を印刷した物だったらしいです。今はどうなのかは知りませんけど。

 この教会の内部は全て露西亜ンモザイクで埋め尽くされていました。その内容は教会の由来から、聖書の中でも悲劇的な要素の強い主題が選ばれています。

・玉ねぎ型の丸い屋根 大きい物:クーポル、小さい物:ルーコヴィッツァ
露西亜正教独特のロウソクと炎を思わせる火炎は 祈りと神の国での永遠の命を象徴するとか、教会内で活躍する精霊を象徴するとか言われているようです。それと雪が積もらないようにする為もあるようです。
クーポルの数には以下のような意味が込められている。
2 神と人間
3 父と子と精霊
5 中央がキリストで それを取り囲む4人の使徒
その他7,9,13 意味は色々・・・
・イコノタスは 内陣中央にある露西亜正教独特のイコン(聖像画)を一面にはめ込んだ壁のこと。この壁を挟んだ手前が人間界で 向こう側が神の世界だそうです。

 美しい教会ですが受難の時がありました。ソ連時代には不要物として爆破処理されそうになったこともありました。爆破は免れたものの その後も長い間穀物倉庫にされていた為 血の上ならぬ ジャガイモの上の救世主教会と揶揄されていたこともあったそうです。

 穀物倉庫から教会に戻された時には相当荒れ果てていたんですね。ここまで美しく修繕されて本当に良かったと思います。

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