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R-01 アルフォンス・ミュシャ展にて :なあちゃん 1歳7カ月

いいね この光とその感じ 油かなそれとも日本画かな・・・

 お兄ちゃんを幼稚園に送った後向かったアルフォンス・ミュシャ展にて
展示場内は 静かでうす暗く 絵を鑑賞する為だけの非日常の世界。
 バギーに乗せたなあちゃんはぐっすり眠っています。お父さんとお母さんがゆっくり絵を眺めていた時 画家と思しき初老の男性が ふとバギーに目を止めて囁いたのです。
『そのまま そのまま ちょっとそのままにして!
いいねえ こういう柔らかな光とその感じ 油かなそれとも日本画かな・・・写真に撮ってしまえばそれきりの物なんだけれどね じっくり じっくり こういう絵を描くといいねえ・・・』

しばらくして 思い出したようにその人が
『ああ どうもありがとう!』と言って立ち去って行きました。
 そうか 幼子というのは 本当に特別な存在なんですね。思わず絵のモデルにしたくなるような そしてその仕草や言動をそのまま切り取って額縁に納めておきたくなるような存在。すぐに大きくなっちゃいますからね あどけなさの残る子ども時代は特に とてもかけがえのない決して捕まえておくことのできない瞬間の連続なんですね。
う~んと大切にしないともったいないんだなあという事を 二人はこの日教えてもらったみたいです。

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