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夫が「うん」しか言わなくなった

夫が「うん」しか言わなくなった。
友人から夫婦関係について「うちやばい」と話出したのだ。
これはもちろん私も夫婦関係でネガティブな問題を抱えていたから話をしやすかったのだろう。そうよね、仲睦まじいご夫婦にはとても惨めで相談なんて!!キイ!


昔は手を繋いだり、LINEで四六時中連絡を取り合ったり、あんなに楽しかったのに…デートの時はヘアセットもしてそれなりに身綺麗にしていた彼が今は地蔵のように岩のような地味さと存在感の薄さで隣に座っている。

しかも話しかけても「うん」しか言わない。
コイツ、岩なんか…?
それとも地球外生命体に人知れず拐われて中身は監視カメラつき超単純ロボに組み替えられてしまったのどろうか…一体何が彼に……

そのくらい変わってしまった。
こんな日が訪れることを誰が想像したのどうろう。


「うん」この言葉がこんなにも人をイラつかせ、モヤモヤさせる言葉とは…
「うん」には罪はないのだ、決して「うん」には罪はない。
この男が発する「うん」が罪深いのだ……

いつから「うん」しか言わなくなったけ?

いつから彼が「うん」しか言わなくなったんだっけ?
昔どうやって会話していたんだっけ?
もしかして付き合っている時から「うん」しか言ってなかった?

彼女(友人)は苛立ちながら記憶を探る。
そうそう結婚式の前撮りでは今ではできないような表情で微笑んでいるのだから!
確かに何かあったはずだ!


探りあてたのは「出産」だった。

ループ、ループの悪循環

きっかけは産後鬱と産後のガルガル期。
でも、これって彼じゃなくて彼女が変わった時じゃない??!!
彼女が先に変わったんじゃない????!!!

第三者委員(私)的調査結果をレポートすると

1 出産
2 ホルモンバランスを崩し産後鬱に突入
3 鬱とガルガル期の「ネガティブ&攻撃性MAX」で夫と衝突
4 夫、立ち直れないほどの重症を負う 後遺症「うん」病発症
5 妻 ホルモンバランスが安定し産後鬱脱出
6 元気な妻と「うん」病夫の共同活動 現在に至る

こうなんじゃないか…と考察されてしまった。

「うん」病の彼の病状は悪化。
妻は回復したので「うん」の返事が返ってくるとイラつく、イラつくので話をすることもなくなる、「うん」病が重症化し他の言語を捨て始める……
このループ、どうすれば止められるのだろう。

夫は元々口数の少ない、かなりマイペースなタイプ。
結婚後に豹変した様子はないのだ。

もう「どうにかしよう」はやめよう

このループ、かなり頑固だから夫婦2人だけでは抜け出せない。
夫のトリセツ、妻のトリセツを読んで実践する前の段階なのだ。

一度、夫婦から目を離そう。
一度、結婚指輪を外してしまおう。
一度、夫婦って関係を忘れてしまおう。

そこから一緒に子育てをしている人、一緒に生活している人というスタートから歩き出そう。

今日からルームシェアを始めた2人として。あなたはシングルマザーでこのルームシェアに今日から引越しをしてきました。先にこの男の人が暮らしていました。

あ、この人無口な人だなぁ。基本「うん」だな。
まあでも余計なこと聞いてこないし丁度いいか。
お、静かだけど割と気が利くじゃん。
あ、息子と遊んでくれた「どうも、ありがとうおじさん」


視点を変えると人の捉え方って変わるからちょっと楽になろう。
そうしたら、あの「うん」もまた「うん」かよって笑えてくるかも。

何でも自分で定義する 皆が家族一番優先じゃなくてもいい

夫婦って厄介な言葉。
勝手に世間が決めた形だからあなたたちにフィットする定義かは分からない。
あなたとわたしが2人で同じ家に暮らしている。
あなたとわたしはあくまで別人、私の持つ人間関係の一つなんだよ。

友人関係・職場の関係・趣味の関係・夫婦の関係・親子の関係…
それに変わるがわる足を突っ込みながら私たちの人生は今日も進む。



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