![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27974228/rectangle_large_type_2_1b1d9832ab4674287c6bf83165662d82.png?width=800)
雪の夜
くたびれた路面の残響を
するりと舐めて這っていく
女の細い右脚の
そんな夜に
静止していたのは水瓶
それとも
そこに蓄えられた水だっただろうか
いつまでも静止していたのは
ふいに滑りこむ人差し指の
充満した力によって捲られる
女の白い腹の
そんな夜に
海面
これまでに浮かべた笑顔の無表情が
頼りなく傾きながら落ちてきては
月影の銀盤に仄めいて消えていく
(2016年改)
サポートの一部を誰かのサポートに繋げていけるのが理想です。途切れることなくー
くたびれた路面の残響を
するりと舐めて這っていく
女の細い右脚の
そんな夜に
静止していたのは水瓶
それとも
そこに蓄えられた水だっただろうか
いつまでも静止していたのは
ふいに滑りこむ人差し指の
充満した力によって捲られる
女の白い腹の
そんな夜に
海面
これまでに浮かべた笑顔の無表情が
頼りなく傾きながら落ちてきては
月影の銀盤に仄めいて消えていく
(2016年改)
サポートの一部を誰かのサポートに繋げていけるのが理想です。途切れることなくー