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Episode of vice captain 4

4  Vice captains ①


いつか見えなくなる目なら、絶対に見ておかなければならないことがある。

 一瞬の瞬きもせず、自死する母親と殺される父親の最後を見届けさせたのは、内臓を焼き尽くすほどの義務感だった。
舞台装置の陰から勝手に飛び出しそうになる体を必死で抑え、唱え続けた。
見なきゃいけない。生きなきゃいけない。

「私たちが犠牲になるから」死んではいけなくて
「私たちの分まで」生きなくてはならなくて
「助けられた命だから」無駄にはできなくて

そのどこにも自分の意志はないのに、自分を生かして「くれた」両親に腹を立てることは「してはいけない」ことだった。

死を強要されることより生を強要されることの方が、自分を蹂躙された気がするのは何故だろう。
耳障りの良い美しい言葉の裏に、隠さなければならない怒りがある。
その怒りは自分の中に燻り続け、細胞一つ一つをジリジリと焦がす。
怒りに焼け縮んだ細胞に人の皮を被せ、人にも自分にも、その怒りが見えないように生きて来た。

生きなきゃいけない。
生きることも、死ぬことも選べるように。

見なきゃいけない。
生きる理由か、死ぬ理由を見つけるために。




 朝の薄い光の中で目覚めたハナヨイは、起き上がると頭をガシガシと掻いて呟いた。
「あーあーあー。久しぶりに嫌な夢見ちまったなぁ」

少し前に地割れに落ちそうになったからだろうか。
これからすることへの緊張感のせいだろうか。
アサヒ隊長に捕まっては逃亡していた頃、荒み切った時代の夢だった。

 布団から出るといつものドテラではなく、のれんのようにヒラヒラと、真っ赤な布がいくつもついている陣羽織を羽織る。ハナヨイにとって、戦闘服は本番で着る舞台衣装と同じなので、他の隊員に比べてもひときわ派手だ。
 鞘から刀を抜き刀身を確認すると、腰に挿す。
「みんな死ぬな。そして、俺も死ぬな」
任務に向かうルーティンを呟くと、隊敷地内と森との境目、決めていた集合場所に向かった。

普段着も派手だが戦闘服も派手



 兵舎を出る時に行き合うかと思っていたウキグモは、集合場所で先に待っていた。ジェイルと何かを話していたが、遠目にハナヨイの姿を見つけ片手を上げる。
「相っ変わらず、派手な戦闘衣装だなあ」
見る度に言う同じセリフで、声を上げて笑った。
「俺が見つけられねぇ分、人に見つけてもらわないといけねぇからなあ」
笑い合っている所にアッシュがやって来た。
「あれ、アヤツジちゃん最後か。意外だねぇ」
ハナヨイが言ったのと同じぐらいに、
「遅くなってすみません!」
と、何やら大きな荷物を持ったアヤツジが駆け入って来た。

 それは何だと聞く間もなく敷物を広げ、どうぞと促す。
言われたようにそこに座ると、食器が入ったバスケットと、幾つも持っていた風呂敷包みを一つずつ開き出した。
「休日で皆様ちゃんと食べていないんじゃないかと思いまして。長丁場ですし、腹ごしらえは大事です。これは焼きたてのパン、こちらはフルーツ。朝の果物は金ですからね。この容器の中は家で作っているヨーグルトです。ハチミツと、いちごジャム。ジャムはもちろん手作りですよ。パンにつけたりヨーグルトに入れたりして使ってださい。カップはこれ。こちら、皿とフォークです」
手早くパパッと配られ、
「では、いただきます」
美しく両手を合わせ挨拶をするのに乗せられ、4人とも何となく、同じようにいただきますと言ってしまった。
カップにコーヒーが入ると、普段と変わらない朝食の香りがする。

 二杯目のコーヒーを飲みながら、森の地図を広げ今日やることの復習をした。
「この地割れの端まで行くのは、ここが早いと思う」
自分でも洞窟の様子を見に行きルートを確認してくれていたらしきジェイルが言うと、
「こいつら弓使うからな。この辺りから周囲を警戒か」
ウキグモがルート上の一部を指で辿る。
「兵士というような動きでもなかったからそう強くはねえだろう。人数は…洞窟の奴らから考えると全部で20人くらいか。俺ら4人でどうとでもなるから、子ども戻す時に活躍してもらわなきゃなんねえアッシュは身を守ることに専念して体力温存してくれ」
「了解しました」
アッシュがしっかり頷きながら応答した。
「洞窟は俺とカナデで行く。ジェイルとアヤツジは外を頼む。お前らならすぐ終わるだろうから、終わったら洞窟に来て子ども移動させるの手伝ってくれ。まあ、1時間もありゃ敵を倒す時間は充分あるんじゃねえか」
「わかりました」「OK」アヤツジとジェイルが返事をし終わった時、ハナヨイがちょっと吹き出した。
「…何だよ」
声の方に振り向いたウキグモに、面白そうに言う。
「いやお前ぇ、地割れに落ちかけた知識存分に活用してんなと思ってよ」
「おま…っ、ここでそれ蒸し返すか?」
少し赤くなった表情に、口の端に笑いを滲ませながら答えた。
「まあ、お互いここにいれて良かったってぇことだな」



 洞窟へ行く最短ルートは歩きやすいルートというわけでもないので、獣道さえない藪の中を通る時間の方が長かった。
「きゃあ、蛇!あっ、怪虫!…こんなところに肉食の植物が!」
と驚いている割には、アヤツジはバシバシと害虫や怪物を駆除している。
この分なら帰り道は安全かもしれないと思いながら進んでいると、先頭をゆくハナヨイが立ち止まり、手で後尾を制した。
地図を見ながら、ここから警戒だと言っていた辺りだ。
ウキグモと視線を交わしたハナヨイが頷いて一歩進む。

 ヒュウンと高い音がした。
かぶら矢が放物線を描きながら、前から三番目にいるアヤツジの足元に落ちる。
と共に、雨霰と矢が降ってきた。

「下がれ!」
最後尾のジェイルの声と共に全員、数メートル後ろの藪の中に身を隠す。
元いた位置にさまざまな角度から打ち込まれる矢は、背の高い草むらに地を叩くような音で吸い込まれた。
しばらくしてピタッと音が止む。
風に撫でられる葉擦れの音、少しして鳥の鳴き声が戻った。

「思った以上の猛攻ですね」
アッシュが声をひそめて呟いた。
次にもあれが来るとしたら、森の中で真っ向から戦うのは面倒そうだ。
ともかくウキグモとハナヨイ、そしてアッシュはここを抜けて洞窟に辿り着かなければ始まらない。
「撹乱した方が早えな」
呟いたウキグモは、側にジェイルとアヤツジを呼んだ。

「じゃあ行くぞ。テンポ良くな」
声をかけたウキグモが、まず藪から一歩出る。
キリキリと弓を絞る音が木陰の端々から聞こえたが、その矢が放たれる前に唱えた。
「雲の極み『流水行雲』朧雲(おぼろぐも)」
あたりをうっすらと霧のような物が包む。
その中を静かに歩み出たアヤツジが、威風堂々と言った。
「凛の極み『翔凛果』王林」
ピインと張り詰めた空気に風の音も鳥の声も遠くなるような数秒。

ドンッ

静寂を破り、周囲の大木が一度に爆ぜた。

 半ばが吹き飛んだ大木がだるま落としのように垂直に落下すると、蹴った木から降って来る蝉のごとく、弓を手にした人型の生物がパラパラと落ちてきた。
「震の極み『振煌極舞(しんこうきふ)』」
ジェイルの極みで振動が載った刃が、360度全ての木を一閃で内から破壊したのだった。

斬り収めた刀の柄を、流れるように再び握る。
刃が煌めいた。

幹が樹幹を絡ませながら傾く中、生物が空に散っている。

それが一枚の絵に見えるほどの速さで火炎の刀筋が横切ると、炎が消えるのを追うように敵も草木も自然発火し、形も残さず燃え尽きた。

極み能力:アヤツジちゃん・ジェイルくん



「派手にやってんなぁ」
爆発音にウキグモが呟く。
ウキグモとハナヨイとアッシュは、ウキグモの極み技に紛れ、別ルートから洞窟に向かっている所だった。

「こりゃ、洞窟に割かれてた人員もあっちに向かったかもしれねぇぞ」
ハナヨイの言葉をアッシュが受けた。
「そうなると、誰か応援に行った方が良いですね」
「だな。そうなりゃ洞窟は兵隊が少なくて手薄だろうから、こっちは3人もいらないかもしれねぇし」
「まだメインの仕事には時間がありますし、自分、様子を見に行ってみましょうか」
「しかしここから行くってぇと手間だろ」
言いかけたハナヨイが
「そういやお前、狼か」
1人で勝手に納得すると、アッシュもこっくりとうなずいた。
2人の会話が終わり、
「おい、どうするウキグモ」
前を行く背中に声をかけると、振り返らず答える。
「それがいいかもなあ。行って帰るにしろ、俺らより速えだろうし」
「承知しました」
言うなり、アッシュは身を翻して木々の中に消えた。



  狼の姿で森を抜け、繊維がギザギザと千切れた株ばかりの場所に辿り着いたアッシュは人型に戻る。少し火が残っている雑草に目をやりつつ、ポッカリ空いた焦げ臭い空き地に足を踏み入れた。

瞬間、疾風が吹いた。
「明星・金星!」
目の前に十字の光線が描かれる。
間一髪で避けると、
「…アッシュさんですか!?」
驚いたアヤツジが、「失礼しました」と後ろに跳び下がり会釈をする。
その流れのまま動きを止めず、体ごと振り返った。
「凛の極み『翔凛果』紅玉」

アッシュの鼻先をヒュッと風が撫でた。
落ちそうになった片眼鏡を抑えると、思わぬ遠くで声がする。

「津軽」

ピタッとあらゆる音が静まった。

直後。
空間のほぼ端から端までの居合切りが放たれた。

 立っていた最後の数人が、刃がたどった順番通りに、糸が切れた操り人形のように体勢を崩す。
その終点あたりに運悪くいたジェイルが
「ちょ!アヤツジ!!」
焦って跳び上がり、頭上の枝を掴んで両足を蹴り上げた。
ちょうど胴があった辺りの幹が綺麗に切れる。
前方にゆっくり倒れる木と共に、ジェイルが着地した。

「派手な爆発音で、敵の人員がこちらに割かれたかと心配して来たのですが…」
「この通り、ちょうど今終わりました」
アヤツジがニッコリと微笑む。
「俺も人生終わるとこだったけどね」
言いつつ自分たちの役目が果たせたことに一息つきかけたジェイルは、自分と向かい合うアッシュとアヤツジの背後に息を飲んだ。
ジェイルの表情に、アヤツジもアッシュも緊迫の面持ちで後ろを振り返る。
「…これは…何…?」
アヤツジがポツリと呟いた。


極み技一覧:ウキグモさん・ハナヨイさん


 その少し前、ウキグモとハナヨイは洞窟にたどり着いていた。
当初のルートを変えたため真後ろから洞窟に降りることになったが、見下ろしても、崩れた土に木々が折り重なっているのが見えるだけで、この下に洞窟があるとは到底わからない。
 木がある位置まで土肌を滑り降ると枝同士が外れそうもなく絡み合っている場所まで移動し、少し身を乗り出したウキグモは中をのぞいてみた。
この前遠目から確認した通り、寝かされている子どもたちとそれを見回る人型の生物がいる。妖というのでどんな見た目かと思っていたが、尖った耳の形や瞳孔がない瞳が不気味とはいえ、人間とそう違う容姿でもなかった。髪も瞳も肌も大体同じ色のせいで、よくよく見なければ個体識別がしにくい。
 洞窟入り口を守っているものが不意に上を向いたので、ウキグモは顔を引っ込めた。

「どうだい?」
ちょうどいい感じに身が収まる木々に寄りかかり、寛いでいるようにも見えるハナヨイが聞いて来る。
「この前とほぼ同じ警備体制だな。人数が大幅に増えたり減ったりはしてない。これなら多分、ジェイルとアヤツジの所に敵が集合してるなんてこともないだろうよ。予定通りの手順と時間で終われそうだ」
木から身を起こしたハナヨイが、肩にかけていた鉢巻で目隠しをする。
片膝をつきしゃがんだ体勢になるとニヤリと笑った。
「俺ぁいつでもござれだ。いつものように思いきりやっとくれ」
ウキグモの極みは、視覚を遮ったり撹乱したりすることが主効果だ。ハナヨイには何の妨げにもならない。好きなだけ発動してもらって差し支えなかった。

「それじゃあ行くぞ」
ハナヨイに声をかけ、洞窟入り口に飛び降りると同時に言った。
「雲の極み『流水行雲』曇天」
途端に、洞窟内が黒く重い雲で満たされる。

ウキグモの極み名が聞こえたハナヨイは、鞘を放り鎖を解きながら洞窟内に飛び降りた。
自分を追って落ちてきた鞘を右手に掴みながら奥に走り入る。
「調の極み『拈華微笑』的了」
急所を突いて即死させる流れで技名を唱えた。
鞘と柄で作った鎖の輪を投網のように投げると、輪の中に数人を引き寄せる。
「一円相」
全体攻撃を意味する最後の極み技を言った。

 バランスを崩した3人の体を、まるでそう動くことが最初から決まっていたかのようにハナヨイの刃がなぞる。
筆で文字を書くような滑らかな動きで、右端の生物の脇腹から真ん中の生物の首を辿り、左端の生物の胸を突き刺した。
鎖から滑り落ちた3つの体が静かに膝をつき、同時に前傾に倒れる。

仲間の死骸を踏みしだいて、次の敵が来た。
数歩下がり、最初に向かって来た敵と刃を合わせる。
少し力を入れると、剣と共に剣を持つ者の体もクルリと回転し、直後に続く仲間の方を向いた。
勢いよく向かって来ていた仲間に剣先が吸い込まれ、こちらも仲間の剣に貫かれ、お互いを深く差し貫く相討ちになる。
串刺しに繋がり合ったまま倒れる死骸を身を沈めて避けつつ、元あった死骸の上に倒れるように、ハナヨイは鞘で突いて方向を調整した。

 ここがただ敵がいるだけの洞窟なら、視覚に不便がないこちらの有利を最大限に利用し、一瞬で一網打尽にできるところだ。だが洞窟の左右に子どもが寝ているので、動ける場所は中央の通り道だけときている。
 自分でも子どもを避けながら、襲って来る敵を通り道に導きながら、倒れ伏す方向を調整しながら戦わなければならない。
 しかも刃を合わせ続ける戦法なので、体を回転や半回転させたりしゃがんだりする動きがいつもより多くなり効率が悪かった。

しかも、何なのだろうか。斬っても斬っても次が来る。
作業が終わらない。





 ウキグモ自身の極み技なので、自分の戦闘間合いくらいの視認はできるのだが、それより向こうとなるとさすがに見えにくかった。自分の体周りが一番よく見え、そこから距離が離れるごとに暗くなって最後は見えなくなる。蝋燭を持ち暗闇を移動する時のように、一度に見える範囲が制限される。
 そのことを普段は不便に思うほどではなかったのだが、足元に子どもたちが転がっているという今の状況ではかなり動きにくかった。
 ハナヨイから何も言ってこない所を見ると、この子ども達は生きていて本物なのだろう。自分が踏みつけるのはもちろんのこと、大人の大きさがある敵の死骸が子どもの上に倒れるのも避けたい。

 視界が全くなくてもいつもと同じように動けるとは言っても、足元に避けなければならない物があるのはハナヨイだって不便だろう。
ましてや、ずっと敵と刃を合わせ続け、相手の力を自分の力として利用しながら戦うのがハナヨイの戦法だ。

 やはり向こうも中央の通り道上だけで戦っているようで、途中ちょうど肩が触れ合った。
その瞬間を狙い、ウキグモは素早く耳打ちをする。
「お前さんの剣技で、切り掛かってきた相手を一方向に誘導することはできるか?」
「ああ、なるほど」
ウキグモがやろうとしていることを悟ったハナヨイは答えた。
「よし来た。今から、剣を合わせた相手をお前の目の前に誘導する」
今まで進んで来た、入り口からここまでの間なら敵の死骸がある場所は分かっている。この場からもう移動せず、誘導された敵をその場所に切り捨てれば子どもに二次被害が及ぶこともない。
「そうと決まりゃあ、敵さんにゃこっちに真っっつぐ向かって来てもらわなきゃねえ」
ハナヨイは、鎖を派手にジャラリと鳴らすと声高に言った。
「おーい、俺らはここだぜー!」
「俺のことまで言わなくていいんだよ!」
ウキグモが大きめの小声で嗜めてから数秒。
敵がウキグモの前に送られ出した。

 相変わらず斬り手が速ぇなぁ。
子どもが左右端に寝かされているのを避け、相手は大体、何もない真ん中を自分に向かって切り掛かって来た。
子どもを踏んだり踏まれたりするリスクを少なくするため、なるべく何人かまとめてウキグモの前に送る。
のと同時に、転倒音がするのだ。
まるで、送ったものがそのまま前を通り過ぎて倒れただけのように。

一回、また一回と送り続け、動くものの気配がなくなって数秒。

 森を抜ける風が地割れの底を衝き、吹き上げた。
その涼風は洞窟の中に回り込み、暗がりをかき集めて連れ去ってゆく。
サアッと白い地面が現れて、雲が完全に晴れた。

 最奥からこちらに、折り重なるように倒れる敵。
左右に並び寝かされている子ども達。
中央の通路の半ば辺りにハナヨイとウキグモ。
そして洞窟入り口に山と積み上がった敵は、端からこぼれ落ちて亀裂に雪崩ている。

目隠しをとったハナヨイがウキグモに話しかけた。
「…おい、どこが全部で20人だよ。ここだけで20人以上いるじゃねぇか」
「最初見た時はこんなにいなかったんだよ」

なぜこの人数が湧いてきたのかは、子どもを運ぶスペースを作るために死骸を地割れに投げ落としている最中に分かった。
最奥の死骸を取りに行った時、天井に穴が空いているのが見えたのだ。

洞窟に入る時、崩れた土を滑り降り、わざわざ洞窟入り口から中に入った。
だがもう少し奥に進んで木が折り重なっている下にもぐれば、この最奥の穴があったらしい。

地割れ図解



「あいつらこっから出て来てたんだなぁ」
ウキグモは岩肌に少し足をかけ、穴から外を覗いた。

上の木を取り除いてこの穴から子どもを出す方が楽かもしれない。
そんなことを思いながら辺りを見回した時、耳と尻尾を持つ大柄の執事服を見つけた。

ウキグモとハナヨイを探しているのだろう。
キョロキョロとしている姿に木の陰から声をかける。
「おーい、ここだぞー!」
声がした方を向いたアッシュは、開口一番に言った。

「お二人とも、ジェイルさんとアヤツジさんに加勢をお願いします!」


5 +Vice captains ②

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